夏終わる

天気　晴

朝顔も、終わりに近づいた。昨日はなぜか写真の一色だけがたくさん咲き、今日はピンクが一輪だけ。猛暑のときに蕾がたくさん枯れてしまい、あまり咲かなくなったが涼しくなり復活した。それも、そろそろお終いのようだ。

高校野球も今日が最終日。これが終わると夏はお終い、といつも思う。8月は辛いことが多かったから、高校野球で慰められていた気がする。
今年も、決勝まで残った金足農高の進撃を楽しみに今日まで応援し続けた。野球のための県外留学生が多い私立高校があっても悪くはない。そうした球児たちが将来のプロ野球を支えてくれるのだから。でも、公立の高校を出た私は、平等に他の生徒と過ごして甲子園まで行く県立の高校を応援したくなる。
結局、プロ野球選手候補の並ぶ大阪桐蔭が春夏連覇、の結果で終わった。
何だか、最初からこの結果が解っていたような・・でも、金足農高のみなさん、楽しませてくれてありがとう。

遠富士を離れる雲や秋めきぬ　　KUMI

呪縛を解きたい

天気　晴

少し湿度は上がって汗ばむ日になった。
最近、2年前・3年前のことがふっと断片的に思い出されて、そこからあれやこれやの厳しかった・・地獄の日々、などと言っていた時期もあった・・事柄を思い出す。変な夢を見る。
姉の三回忌の日が近づいて、でも三回忌は早めに4月に長兄の十三回忌と一緒に姪が修してくれた。だから何もすることはないし・・本来、他家の人間になっている私のすることでもないし。実家の墓参も簡単に行ける場所ではない。
思い出したくないことばかりなのに思い出す。
少しは気が休まるかと思い、実家と同じ真言宗の高幡不動尊へお参りに行ってみた。ちょうど、モノレールで多摩センターまで行く用もあったし。

何も行事のない夏の終わりに行ったのは初めてだ。人の影はあまりなくて、護摩行の最中で拡声器を通して声明が境内に鳴りひびく。法鼓の音が地を轟かす。
なぜか、そんな境内に居るだけで心やすらいだ。
上の写真の不動堂は、月曜で拝観はお休み。迫力のある不動尊に逢ったら元気が出る、と思ったのに残念。大日堂も休みで、中には入れない。縁の外から奥の大日如来様を拝んだ。

大日堂へ上がる門の前、楓がもう、少しだけ色づいていてびっくりした。（すべてスマホ写真）


静かな境内、大師堂にお詣りして、しばらく木陰で声明を聞いていた。
秋が、静かに近づいていた。






不動堂裏へ隠るる秋の蝶　　KUMI

夕焼け

天気　晴

三日続きの爽やかな天気、エアコンには世話にならなくて済み、快適快適。
昨日と一昨日は、澄み切った空のおかげで綺麗な夕焼けになった。それでも水蒸気がほどほどにあったので太陽の沈んだあとの空の色は、息を呑むほど。今日は・・日没時間には台所に居て見なかったが、多分昨日ほどではなかったかもしれない。


夕焼けは、夏の季語。水蒸気が多いので夕焼けも色を濃くするらしい。でも、毎日のように夕焼けを見ている暮らしなので、夕焼けのいちばんきれいなのは真冬のように思う。
富士山のあたりに沈むので、浮き上がる富士山が何よりの景色だ。

秋めいても元気なのは百日紅の花だ。家の近くの、整備された道路の歩道は百日紅の並木になっていて、本当に百日は咲いている気がする。
スマホで撮ったのでちょっと雑な写真。突当りを左折しても、百日紅の並木が続いている。


百日紅が終わる頃には本当の秋が来るのだろう。

百日紅この先道路工事中　　KUMI

秋めいて

天気　晴

いつもの散歩道なのに猛暑になってからは遠のいていた公園まで、ようやく行く気分になった。今日は気温も湿度も昨日よりは高かったようだ。それでも猛暑から比べたら天国のような。
空を見上げると、秋はもう来ていた。銀杏と山法師の実。空がすっきりと青い。




足元の花壇。


蝶が居ないかと期待したのに、シジミチョウとイチモンジセセリしか見えなかった。シジミには逃げられた。




池のミソハギの花はもう終わり近い。ミソハギは秋の季語なのに。


このまま秋になるはずはない、と解っていても、猛暑日だけは今年はお終いにして欲しい。

みそ萩のうしろ静かな水面(みなも)かな　　KUMI

風のサギソウ

天気　晴

昨夜前線が過ぎて、突然秋風になった。湿気のない風がありがたい。
やっと、出かける元気の出る気候、と思って念願の昭和記念公園のサギソウを見に。開園直後に行けばカメラマンもあまり居ないし・・と、新しいカメラでは初めて撮るのでウキウキ気分。
・・とそこまでは良かったけれど、爽やかな風も強すぎては小さな花を撮るには過酷で。
それに、今年は過酷な天候のせいか花は去年のように勢いもないし、少ない。

揺れる揺れる・・三脚を一脚にしてお腹に固定して撮っても、ちっともピントが合わない。
飛んでる白鷺を撮るつもりになってみようとしても、動くものは苦手なので、シャッタースピード上げるくらいしか思いつかない。


ま、いいか。と、揺れる光を楽しむことにした。










歩いても汗をかかないのは久しぶりのことだ。
少し池畔を歩いてみる。見上げた空が本当にきれいだった。


で、結局、帰宅して去年の写真を見たら、そちらの方が綺麗に撮れていた。壊れる寸前のカメラだったのに・・


爽やかな風を楽しみ、久しぶりに気分転換出来たので満足。電車に乗れば家から30分もかからないところ、サギソウの咲いている間にまた行こう。

鷺草を飛ばさんと風渡りけり　　KUMI