ミーシャのひとりごと

数あるブログの中 訪問してくれてありがとう。
蒜山高原や大山などの風景写真を撮りながら
田舎暮らしを楽しんでいます。

日御碕灯台へ

2010-06-09 15:01:56 | 海・海岸



実家滞在中に出雲の日御碕灯台へ両親と出かけました。
灯台は近場の美保関灯台がありますが、今回は久しぶりに
と、言っても息子が小学生の頃に家族で出かけて以来です。
長く来ることもなかった所ですが
先日 古代出雲歴史博物館で出雲神話に触れ
次回こちらへ来る時には日御碕に・・・と、考えていました。

快晴の清々しい日で 新緑の山も素晴らしいけれど
広々とした海は、とても気持ちがよかったです。
これから山陰の海は 紺碧の青さがいっそう増して
海の季節がやって来ますね~♪

  


日御碕手前の稲佐の浜
古事記や日本書記の「国譲り神話」の舞台になっている所
日本の渚百選にも選ばれてます。




稲佐の浜の中心にある弁天島
走行中の車窓越しの撮影で
ダッシュボード辺りが反射して写っています。
          



海の色がきれいですね~
見慣れた瀬戸内海の海とは天地の差





日御碕灯台
海抜63m、光達21海里で、灯塔は43.65mあり石作りの灯台としては
日本一の高さを誇り白亜の姿がとても美しいですね。
世界灯台100選や日本の灯台50選に選ばれた
日本を代表する灯台で、歴史的文化財的価値が高く
Aランクの保存灯台となっているそうですよ。
また、全国に6カ所しかない最大の第1等レンズを使用した
第1等灯台でもあるようです。



参観灯台なので見学も出来ますが
シルバー夫婦に高齢老夫婦ではねぇ~
若かりし頃には 急な螺旋階段もなんのその
子供の手をとって上がり 遠く日本海を眺めたものです。




灯台上からの眺め
上がれなかったので、Web の写真を拝借しました。


        


上 ↑ の案内図にあるように
海岸線に沿って遊歩道「灯台と夕日の小径」があり
所処に展望台や休憩所があります。
この小径を お喋りをしながらのんびり散歩を楽しみたかったのですが
母には無理をさせられないので
グラスボートで海から眺めることにしました。




日御碕灯台のあるこの一帯は
火山岩の一種の流紋岩から構成される隆起海食台です。
周辺には柱状節理や洞穴が見られ
海上には小島や岩礁が点在しています。


              


海水の浸食を受けて出来た奇岩や絶壁が続き
変化にとんだ地形が見られます。






岩体が柱状になった柱状節理は玄武岩質の岩石によく見られ
マグマの冷却面と垂直に発達するそうです。
近場の代表的な所に福井県の東尋坊、兵庫県の玄武洞などがあります。

           


今日は海水が少し白っぽく濁っていますが
夏の海のシーズン頃は透明度も高くなり
泳ぐ魚が鮮明に見えて、とってもきれいです。





パラパラと釣りをしている人達が見えます。
シーズンになると大小の岩場は釣り客で溢れるそうですよ。



                    


美味しいイシダイが釣れたかしら~







駐車上から灯台へ続く道のお土産屋さん
以前は 車から降りるとイカ焼きやサザエのツボ焼きのいい匂いがし
観光客のごった返す人波で、活気がありましたが
この日は、閑散としてお客はまばらでした。
まだ海のシーズンが始まっていないからかも。。。

洗濯バサミにぶら下げられたハリセンボン  
早く、買ってくれる人 が来るといいね。


お土産屋さんの昼食
                  


また失敗 !!
「観光地に美味いものなし」が教訓なのですが。。。

“みさき丼”という、ご当地海鮮丼があったのですが
生モノばかりの丼物はちょっと苦手な一家。
漁港も近くにあることだし
新鮮なお魚料理が食べられるかと思ったのですがね。

何しろ当日は
やり残している家事をするつもりでいたのに 
母の一言で、またまたお出かけです。
距離が距離なもので 大慌てで 家を出た為
簡単なおにぎり弁当でも、作る時間がありませんでした。



食事もそこそこに
グラスボートに乗って海から海岸線を眺めることに





グラスボート乗り場の目前の
ウミネコの繁殖地でもある経島(フミシマ)




 
経島は国の天然記念物であるウミネコの繁殖地として有名
毎年11月下旬には飛来し、3月から6月にかけて
産卵と子育てをし、7月には北へと旅立つそうです。

                


ウミネコは、カモメの仲間の中で最も数の多い鳥で
日本近海で繁殖する鳥としては唯一のものです。
猫に良く似た泣き声を発する事から この名が付けられたようです。 
カモメに良く似てますが、くちばしの先端が赤く
黒い斑点があることや
羽の先端に黒帯があることなどで見分けられます。
                   


小さなグラスボートの船内
こちらを向いて先頭におられる方が、案内をしてくださいました。





久しぶりの海の遊覧は童心に返った気分でウキウキしますね。






小さな子供が手を振ってます
当時、高所恐怖症の夫
後ろの白壁に張り付いていたことを 思い出します。




デッキに出ると潮風に吹かれ、波しぶきを上げて走る船に
母も童心に返ったように大喜びでした。





ガラス底から見る 魚達の泳ぐ海中公園は残念でしたが
海水が白く濁っていて視界は悪く見えませんでした。
覗きこんでる頭の影が写っているだけ・・・・
山陰の日本海は、波の穏やかな7月からお盆の頃までが
海水の透明度も高く、よく見えるようです。
                       


丁度この辺りは出雲大社の真北方向になり 長い島根半島が見えてます。
縮小写真では見えませんが
薄く見える半島の左端には、多くの風車が立ってました。









長年の海水に浸食された岩の形が面白いです












青空と青い海、白い灯台に松林
絵になる景色ですね~

急に思いついた日御碕ですが、天候にも恵まれ
久しぶりにゆっくりと海の散策は心の洗濯ができた思いです。
それと 
こうしていつまで元気で親子旅行が出来るか分かりませんが
母の好きなドライブを出来るだけ叶てあげたいと思っています。

いつもの事で
山陰のローカルな所ばかりですが
長々と ありがとうございました。

日御碕
海中展望船グラスボート 
リニューアル海中映像をクリックすると
グラスボートに乗った気分を味わえます。

日御碕神社は この次にしま~す。




母の喜ぶ姿を見るのが好きよ~


         

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