缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

華南菜の缶詰

2009-12-15 12:10:18 | 蔬菜

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鳩の缶詰? ではなかった

 今、アジア市場が熱い。
 景気の低迷する日米欧より、アジア諸国のほうが商品が売れるのだ。
 そんな熱いアジアでは、きっと缶詰業界も熱いだろうなと思う。
 缶蓋を開けたとたん、熱い情熱がほとばしるかもしれない。
 そこで今回はタイの缶詰に急遽、ご登場願ったのであります。




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 正面の鳩の図柄はブランドマークであった。
 本当の中身はこの「華南菜」というものらしい。
 つまり、これは“菜っ葉”の缶詰なのだ。
 菜っ葉の缶詰なんて日米欧ではまず見られない。しかしアジアでは、タイのほか中国でも生産・流通しているのが確認されている。
 やはりアジアは熱い。菜っ葉を加熱殺菌して缶詰にしちゃうのだ。
 いったい中身はどうなっているのだろうか。




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 キコキコっと開缶。
 やっ、まるで白菜のようなものが詰まっている。
 おまけに缶汁からは野沢菜漬け風の匂いがしている。




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 かくのごとし。
 皿に開けると匂いが強まった。
 それは
「化学調味料がたっぷり入ってんだろうなー」
 と思わせる匂いで、我が国ではもう30年くらいは嗅いでないような“どぎつさ”がある。
 それはあの高度経済成長期を思わせる、熱い熱い匂いなのだ。
 ではでは、失敬してひと口...。
 ふーむ。やはり野沢菜漬けに近いお味と歯応え。しかし甘みが強めで、そこに旨味調味料的な味が強烈に添加されている。
 その昔、場末のスキー場の土産物で、こんな味の漬け物があったような、そんなお味なのだ。
 それにしてもこの切り方というか、詰め方もすごい。
 小さめの株の根元から、4分の1に切ったママで漬け込んで、缶に詰めているのだ。
 何と木訥。何とダイナミック。
 やはりアジアは底知れぬパワーを秘めているようだ。




 内容量:タイ語のため不明
 原材料名:タイ語のため全く不明
 原産国:タイ

 追:この缶詰はブログ仲間のdii-chaiさんからいただきました。感謝多謝!!




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