缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

Mildessa®ザワークラウト

2006-10-10 12:06:04 | 蔬菜

 先日、我が家に火鉢が入った。
 なに、火鉢といっても大仰なものではない。いわゆる手あぶりという、小振りのものだ。
 こうなると、ちょいと酒でも飲みたくなるのが人情というもの。
「冷えたのを、きゅっといきたいねぇ...」
「気取ったグラスなんかよりさ、茶碗でいきたいね...」
と、あくまでも「...」を重視した思想および行動を取るようになるのである。


Canssauerkraut1280

 ところがここに、洋食のザワークラウトが登場するのがこの缶詰ブログの特色なのである。
 おりしも、本日は缶詰の日(10月10日)。ワールドワイドで、メジャーで、かつドメスティックでヨロレヒな缶詰さん(意味混迷)の登板を誰しも期待した日なのである。
 この人選、いや缶選は、極めて厳粛に行われたことは言うを待たない。


Canssauerkraut2400

 きこきこと旧式の缶切りで開ける。これがヨロレヒのザワークラウトである。
 缶詰の刃を入れた段階で、ついと酸っぱそうな匂いが立ち昇った。これは期待出来そうな予感である。匂いというもの、これ即ち記憶を呼び覚ますもので、馬鹿には出来ないものである。
 かのプルーストが、マドレーヌを紅茶に浸して味わったとき、そのかほりで膨大な記憶がよみがえったという。それがあの大作

失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉
価格:¥ 930(税込)
発売日:2006-03

を生み出すきっかけとなったのである。
 そこで私もザワークラウトの匂いを、じっくりと嗅いでみたのである。


Canssauerkraut3400

 かくのごとし。
 一所懸命匂いを嗅いだが、私には特に思い起こされることはなかった。当たり前である。私は生まれも育ちも、生粋の日本人なのである。 
 何となれば、「あとは食うだけ」ということになる。
 それでは失敬して、一口...。
 おや、甘みが殆ど感じられない。かと言って酸っぱいだけでもなく、程よく発酵している。これは辛口と言えるのではないだろうか。
 一度、興味本位でザワークラウトを自作したことがあったのだが、その時はだいぶ砂糖を使用して甘く作った憶えがある。勿論、何かのレシピを参考にしたのだが。
 あるいは洋食屋などへ行ってザワークラウトを食べるときも、どこでもこれよりは甘い味付けである。
 本場のザワークラウトは、こういう味なのかもしれない。ドイツ方面へ行ったことがないので分からないのだが。思ったより淡泊で、大人の味わいなのである。

 

 内容総量:300g
 固形量:285g(中身たっぷり)
 原材料:ドイツ語のため解読出来ず
 原産国:ドイツ

     

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうしてだろ、モドキのレシピはかなり砂糖を入れ... (cipciap)
2006-10-10 19:43:09
私は控えめにするけど。
本物の発酵したのはおいしいね♪
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cipciapどの (ハヤト)
2006-10-11 17:55:57
そうかあ、ホンモノは砂糖控えめなのですな。
これは発酵の具合が絶妙でしたぞ。食べていて飽きないの。
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あ、これはポーランドでなくて、 (Noritan)
2006-10-12 19:16:07
ドイツのミュンヘン土産のやつです。
ですので、ドイツ語っすね。
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Noritan (ハヤト)
2006-10-17 08:19:42
はっ...!!!
訂正しまあす。ありがとう。
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