かつて「可愛いだけじゃだめかしら」というフランス映画があった。
主演のイザベル・アジャーニがめっぽう可愛かったので
(いいですいいですまったくもって何の問題もありません!)
と心の中で叫んだものだ。
見た目がいいということは、すごく得をするということである。
これはもう、古今東西変わらぬ真理である。
だからこんな可愛い缶詰を見つけてしまったら、迷うことなく買ってしまうのである。
ままかりってどんな魚だっけ。
そう思い図鑑で調べてみると、ニシン目サッパ属とある。
コノシロと比べて味がさっぱりしている、とも書いてある。
むむっ。どういう魚なのかサッパり判らぬ。
とりあえずニシンの仲間、ということで理解しておく。
さあ今年も張り切って参りましょう。開缶!
大きさはオイルサーディンくらい。それを筒切りにして、ころりころりと詰めてある。
全体から立ち昇る匂いもオイルサーディンそっくり。ローリエも入っているけど、香りがあまり主張してこないのが好ましい。
ひと口頬張ると...。
オイルサーディンによく似ております。歯触りはしっかりしていて、口中で身肉が崩れていくとモロモロした食感がある。
オイルサーディンはもっときめ細かく溶けていくから、食感はけっこう違うわけだ。
味付けは塩と調味料のみ。塩気はやや利いている。
かくのごとし。細かく切ったにんじんと一緒に、酢漬けにしてみた。
ままかりは、かつてコハダのように寿司ネタになっていたそうな(図鑑に書いてあった)。
それを読んだら、何だか酢漬けにしてみたくなったのだ。
果たして、これはこれで美味しい。ポルトガルのエスカベッシュみたいになった。
酢漬けといっても、全体に酢を振りかけたら、すぐに食べてしまうのがよろしい。
長時間浸けておくと、身がぼそぼそになって不味いんであります。
ともあれ、見た目だけで買ったままかり缶。広島出身でありました。
内容総量:68g
固形量:40g
原材料名:ままかり、菜種油、食塩、香辛料、調味料(アミノ酸等)
原産国:日本(販売:阿藻珍味 広島県福山市)
参考価格:499円(税別)
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