缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

フランスにもサバ缶があったゾ!

2010-08-16 12:44:05 | 魚介

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 5月某日。
 僕はフランスのパリ市内、オペラ大通り沿いにある大型スーパー[モノプリ]にいた。
 缶詰調査でフランスとギリシアに行ってきたのだ。
 名だたる観光地を見て回ったが、観光旅行ではない。
 あくまでも缶詰調査が目的であります。
 凱旋門のてっぺんにのぼったり、ルーブルやオルセーで美術鑑賞をしても、
(何しろ調査だかんな。これは余った時間を活用してるだけだかんな)
 と、自分を厳しく戒めた。
 そんな甲斐あってか、モノプリではサバ缶を3種類見つけることが出来た。
 これはその中のひとつ、レモン風味のマスタード漬けであります。




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 さあ、パカッと開缶!
 レモン入りマスタードソースの、酸味の利いた刺激的な匂いが食欲をそそる。
 パッケージの写真で見てとれるように、身は筒切りではなくフィレであります。
 それも、脂の乗った腹側は使われていない。すべて背中側なのが、実に興味深いですなァ。




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 かくのごとし。
 フィレは皮がほとんど剥いてあり、血合いもほぼ、取り除かれている。
 そこに粒マスタードが散った様子が洒落ている。とてもサバ缶とは思えない佇まいなのであります。
 では、失敬して、ひと口...。
 やっ。なかなかウマいではないか。
 身の中まで酸味の利いたマスタードソースが染みこんで、ちょいとその、シメサバに通じる美味さなのだ。
 しかしサバ本来の香り、味わいはずっと少ない。
 これならサンマでもタラでもいいかもしれぬ。
 何ならかまぼこでもいいかもしれぬ。
 素材は様々でも、それをしっかり味付けしたソースで食べるのが、フランスの食文化なのでありましょう。それはそれで、奥深いものがあるのだ。
 ともあれ...。
 フランスにサバ缶があることだけでも、発見でありました。




 内容総量:169g
 原材料名:サバフィレ、水(外国缶は水も表記するのだ)、ディジョンのマスタード、酢、植物油、マスタード、香料、濃縮レモン果汁、塩、加工でん粉、増粘剤(グァーガム)
 原産国:フランス
 価格:2.19ユーロ(約220円)




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8 コメント

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これは素敵。 (mizuho)
2010-08-16 13:12:07
フランスなんて聞いただけでトレビアーンな感じですが。
中身はサバの味わいが…とのこと。
うーんでも、酸味を利かせるなんてさすが。
フランス缶も気になりますね☆
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mizuhoどの (はやと)
2010-08-16 14:30:07
どもども!
これはこれで、ウマかったです。このソースのコッテリ感と爽やかさのバランスが絶妙であります。
さすが缶詰発祥の国、フランスなのであります。
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おフランスの鯖缶と言えば、3月まであったカルフ... (たこちゅう)
2010-08-16 22:59:36
フランスの缶詰はレベルが高く、「料理」って感じがしますね。
本場で漁れるのはうらやましいですぅ。
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たこちゅうどの (はやと)
2010-08-16 23:35:32
カルフールはフランスですよね。残念ながら日本から撤退してしまったけど。
>湾岸幕張のイオンに変わってしまいましたが、まだ売ってるのでは?
在庫が残ってるかもしんないですねー。いいですね!
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お!これまた美味しそうな情報ですね。フランスで... (noreizoko)
2010-08-17 10:36:07
お!これまた美味しそうな情報ですね。フランスではないですが、そっち方面に間もなく出張するので、物色してこようと思います。ありがとうございました。
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noreizokoどの (はやと)
2010-08-17 11:39:49
ご出張ですか。ぜひぜひ、楽しそうな缶詰・瓶詰を物色してくだされ!
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こんだけ「だかんな」「だかんな」と連呼されてる... (amarift)
2011-10-18 01:22:56
ハッ!それとも、読者にも筆者にもこれが当たり前の事なのか?
(確かに通常の文章も東海林先生の文に似てるし..w)

つきじろうさんの所から参りました。
(と言っても先方は僕の事は知りませんがw)

時々覗かせて頂きます。
宜しくお願いします。
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amariftどの (はやと)
2011-10-18 07:28:43
ショージ先生についての言及は、たびたび読者のみなさんからいただいております。
中学生の頃からファンなのであります。
ほかにもいろんな文体が混ざっているところ、ぜひ解き明かしくださいませ。今後もよろしくです。
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