庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

チーゼルのドライ

2007年02月03日 | 手作り
きのう降った雪で日陰に少し残っていたものもすっかり溶けてしまいました。
また天気が回復しそうですね。
画像はチーゼルというハーブです。花の咲き方がちょっと変わっていてこのイガイガの一部にはちまきをしたように白い小花が取り巻きます。そのあとその部分に種ができるんですね。そのイガイガを秋に収穫して乾燥させるとこんな感じです。見てわかるように茎に棘があって素手で触ると痛いです。おまけにこのイガイガもかなりガリガリして硬いです。
大昔ヨーロッパでは薬草として使われていたようです。
前に庭でこの実を見た年配の方が懐かしがっていました。訳を聞いてみると編み物が好きで昔は良く編んでいてモヘアの糸で編んだものをこのチーゼルで毛並みを揃えたのだとか。手芸屋さんで売っていたそうです。仙台の大型手芸店で見てみたらやはり売っていました。
チーゼルにも何種類かあるみたいでうちのはフラーズチーゼルというのを買いました。フラーというのは毛織職人のことをいうのだそうですね。
和名はラシャカキグサ、ラシャとは織り目が粗い毛織物でしょうか。和洋問わず同じように使われたんですね。
これは二年草なので去年春に芽を出したものが今年茎が立ち上がって花が咲きます。実ができると後は種を落として枯れていきます。こぼれた種であちこちにチーゼルが立ち上がって他の植物と面白い取り合わせが勝手にできます。
今年はどの花とコラボレーションするのでしょうか、楽しみです。
コメント (2)
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