庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

オックスリップ

2007年02月28日 | ガーデニング
今朝はそれほど冷え込まず穏やかでしたが日中は午後からすごい風でした。
数日鉢植えに水をあげていなかったので小さなポット苗は乾いてかわいそうでした。早朝に水遣りをしながら一つ一つの鉢を観察するのは楽しいですね。
今日の画像は昨日に続いて鉢植えのプリムラです。これも原種でprimula elatiorといい、英名がオックスリップです。昨日のプリムローズは根元の葉の間からすぐに花柄が出て一輪ずつ別々に咲くのが特徴ですが、このオックスリップは株元の真ん中から花茎が一本伸びて一番上に数輪の花がまとまって付きます。
イギリスの草原にはかつてカウスリップ(キバナノクリンザクラ)とオックスリップがたくさん咲いていたそうですが今は少なくなってしまったとか・・。カウスリップはうちのにわと相性がいいようでたくさん増えましたが地植えなのでまだ咲いていません。咲いたら紹介しますね。
私の大好きな作家アリスン・アトリーの「農場にくらして」という本には時々見つかるオックスリップは・・・「流れ星や、新月や、白花のブルーベルや、その年はじめて鳴いたカッコーや、四つ葉のクローバーの仲間で、人の願いをかなえてくれる力をもっていました。」と書いてあります。小さな女の子はオックスリップを高くかかげて目を閉じ、「小馬がもらえますように、髪の毛が巻き毛になりますように、妖精を見られますように」と願うのでした。
願い事をする年ではありませんがこの花を見ているだけで心が和みます。大切に育てて行きたいプリムラです。
コメント (2)
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