2020.9.4(金)曇り
肩痛なら五十肩か変形性肩関節症しか知らなかったが、腱板断裂なんてのもあるわけだ。しかも60代で5人に一人、70代で4人に一人という高率で発症すると言うから、一種の老人病と言ってよいだろう。この病気(というより傷害というべきか)肩の腱板(板状の腱)が切れたり、裂けたり、すり切れたりするものなのだが、五十肩と違って腕は動くし、痛みもさほどではない、力も入るし、日常生活には問題ない。もちろん命に関わるということはあり得ないので、スポーツ選手や腕を使う職業の人以外は手術をすることは無いようだ。唯困ったことは、自然治癒の可能性はほとんど無く、悪化の一途をたどると言うことだ。今まで腰痛、膝痛、手のしびれなど自分の努力と工夫で治して自信をつけていただけに、なにをやっても治らないというのはなんともやるせない。しかし自分の身体は自分で始末しなければ誰も代わってくれない。どうすればよいか、ネットの情報や冊子をあさる。結局どうなりたいか、そのために何をするかと言うことを自分で決めなければならない。例えばスポーツ選手ならば一も二もなく手術を選ぶだろう。現役で岩登りやトライアスロンやってるときなら手術するかもしれない。ところが今の生活で困ることといったら、スイミングトレーニングが難しいこと(現在は片腕で泳いでいる)、薪割りが不安なこと(まだやってないのでわからないが)ぐらいで特段困ることはないのだ。入院とリハビリでひと月以上かかる手術を行う選択は無い。傷んでいるのは蕀上筋の腱板で残りの3本は無傷のようだから、この3本をうまく機能させて可動域を確保し、インナーマッスル体操で周囲の筋肉を鍛える、それで痛みが無くなれば水泳も薪割りも可能だし、もちろん日常生活にも問題ない。インナーマッスル、ストレッチ以外にも指圧、マッサージも試行中で、温泉では徹底的に温めている。
いろんな方面から対処法を探る
傷んだ腱板は現状維持ならよしとし、仮に悪化しても可動域を確保し痛みが無ければよしとする方針だ。逆に可動域は狭くなり、痛みが増した場合は問題だ。その際は手術も視野に入れて考えておかなければならない。そのためには、再度糸井先生に受診し、傷害の位置、程度を再確認するとともに今後の処置についても相談すべきかと思っている。