晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 若返り革命 1/9

2022-01-09 | 雨読

2022.1.9(日)晴れ

「常識がくつがえる 若返り革命」
了徳寺健二著 株式会社アスコム 2021年9月発行

もう一冊の「直立歩行」もタイトルは魅力的だが、読みにくい本で読了できなかった。
 タイトルに絆されて図書館にリクエストしたら、揃えて下さった。ところがどうも中身がしっくりこないので申し訳ない気がしている。
 ストレスフリー器という温熱の器具を使い、老眼、緑内障、シミ、白髪、前立腺、高血圧、冷え性、静脈瘤などなど老化にともなう病気や症状が治るというものだが、難病パーキンソン病まで治るそうだ。著者が「信じられないかもしれませんが、これは実際に起きている事実です。」と言っておられる。そのとおり、わたしには信じられない。ただ、患者さんの中には治った人があることは事実だと思っている。サプリメントのコマーシャルのように、「治った、良くなった、、、」という例が並んでおり、もちろん治らなかった、悪くなったと言うような話は一切出てこない、当然のことだけど。
 ストレスフリー療法とは左足裏F点、左足の三里、右N点、左P点に48℃未満の温熱刺激を与えると言うもので、それによって血中のストレスホルモン(コルチゾール)が減少し、血流が2~4倍増幅し、成長ホルモンの分泌亢進がなされると言うものだ。これ等が本当に誰にでも起きれば、あらゆる病気が良くなることは理解できる。鍼灸で耳のツボを刺激するだけで、カイロプラテックで首をポキンといわすだけで歩けないほど弱っていた人が即座に回復することを聞かされた。わたしもやってみたがなにひとつ効かなかった。そういうことなのだろう。ツボにはまった人だけが、治るわけだ。
 N点という治療点には興味がある。常々「笑い」の効用については書いてきたが、「作り笑いでもいい、、、」というところに笑顔のどこかに物理的な効果があるのではないかと考えていた。笑顔を作って顔のどこが緊張しているかを考えたとき、実にこのN点なのだ。著者は成長ホルモン分泌亢進のツボと言っておられる。成長ホルモンは免疫力とも大きく関係している。N点を刺激することと笑顔を作ることは実は同じ事なのではないかと思っている。

コメント
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