晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

がんは運か? 1/20

2022-01-20 | 健康

2021.1.20(木)雪 がん・認知症・老化(14)
 昨年から知り合いの幾人かが「がん」でこの世を去った。また闘病中の人もいる。わたしにとって悲しいのは、その人たちがすべからく健康的で活動的な生活をおくっていたことだ。例えばその中に喫煙者など一人も見受けられない。がんは生活習慣病だという説の本もあるが、みんな生活習慣病になるような生活はしていないだろう。がんはロシアンルーレットのようなものなのだろうか。運がよけりゃかからないし、運が悪いとかかるものなのだろうか。
 がんは自らの細胞の遺伝子が変異し、それが溜まって発生するというものだから、歳をとれば(細胞分裂の回数が増えれば)だれでも発症する可能性はある。変異は避けられないけれど、変異がどこに入るか、変異の入った細胞が生き残るかなど運任せのところも確かにある。でも運だけのものと考えれば、わたしの言う「(なるべく)がんにならないための生活」というのは意味をなさなくなる。
  

そんな時「ひと・健康・未来」(ひと・健康・未来研究財団発行)でタイムリーな記事を見つけた。25号で「(できるだけ)がんにならない暮らし がんは運である?」(大阪大学大学院病理学教授 仲野徹)29号で「どんなに健康でも、がんになります!「がん」はだれにでも突然やってくる災害の様なもの」(グラフィックデザイナー 望月ミサ)である。
 前者は、わたしのがんに対する考え方と同様で大変共感を覚えるもので、がんのリスクを下げる方法があるということがとても嬉しい。がんにならない?五つの健康習慣としてリスクを下げることが出来るのだ。
1、禁煙 2,アルコール 3,適度な運動 4,適正体重 5,食生活 

国立がん研究センターの表があり五つの健康習慣を実践した場合、男性43%、女性37%リスクが低下とあるのだが、がんになるリスクが43,37%減るのかというとそうではない。五つの内0または1つを実践した場合を100としての減少率だから、がんにかかるリスクが43,37%減るというものではない。なんかマジックの様な数字だが、一体どのようにこの統計がとられたかも書いてないし、「がんにならない?」「リスクが低くなる(?)」の?マークも気になるところである。ただがんにならないための生活習慣によってある程度のリスクが避けられることは確かで、がんは運だけのものだとして好き放題の生活をするのは慎まなければならない。つづく

 

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