シリア北部アレッポでジャーナリスト、山本美香さん(45)が銃撃を受け死亡した事件で、警視庁は26日、司法解剖の結果、山本さんが首や両足など9カ所を撃たれていたことを明らかにした。前後複数からの銃創が残っており、同庁は山本さんが複数の方向から銃撃された可能性もあるとみている。
警視庁は26日午前から遺体を司法解剖。死因は首を撃たれたことによる脊髄の損傷とみられることが判明した。右頭部、右腕、左右の太もも、足の甲など計9カ所を撃たれており、体内から銃弾の破片とみられる金属片5つが見つかった。銃弾などによる骨折4カ所も確認された。首を撃った銃弾は左後方から右前方に貫通していた。
警視庁は同日、山本さんと行動を共にしていたジャーナリストの佐藤和孝さん(56)から山本さんが銃撃当時に着ていた衣類や防弾チョッキのほか、2人が撮影していたビデオテープなどの提供を受けた。今後、衣類の鑑定や映像の解析を進め、詳しい銃撃の状況を調べる。
山本さんの遺体は司法解剖後、山梨県内の実家に向かった。27日に同県内で通夜、28日に告別式が行われるという。
警視庁は刑法の国外犯規定に基づき、殺人容疑で捜査している。
警視庁は26日午前から遺体を司法解剖。死因は首を撃たれたことによる脊髄の損傷とみられることが判明した。右頭部、右腕、左右の太もも、足の甲など計9カ所を撃たれており、体内から銃弾の破片とみられる金属片5つが見つかった。銃弾などによる骨折4カ所も確認された。首を撃った銃弾は左後方から右前方に貫通していた。
警視庁は同日、山本さんと行動を共にしていたジャーナリストの佐藤和孝さん(56)から山本さんが銃撃当時に着ていた衣類や防弾チョッキのほか、2人が撮影していたビデオテープなどの提供を受けた。今後、衣類の鑑定や映像の解析を進め、詳しい銃撃の状況を調べる。
山本さんの遺体は司法解剖後、山梨県内の実家に向かった。27日に同県内で通夜、28日に告別式が行われるという。
警視庁は刑法の国外犯規定に基づき、殺人容疑で捜査している。