【ソウル=中川孝之】北朝鮮から10月、南北軍事境界線を越えて韓国に亡命した兵士が、180センチの長身にもかかわらず体重46キロで栄養失調状態だったことがわかった。
中央日報が13日、韓国政府当局者の話として伝えた。
兵士は北朝鮮軍総参謀部直属のエリート部隊に所属していたが、食事は「コメは出たが、おかずは大根の塩漬けがやっと」と話したといい、北朝鮮の食糧難の深刻さが改めて浮かび上がった形だ。
北朝鮮軍ではこれまで亡命を防ぐため、韓国との最前線には体制への忠誠度が高いとされる平壌出身者らを配置してきた。しかし、最近では「体面」を意識し、この兵士のように長身の若者を選抜していると韓国政府は分析している。
中央日報が13日、韓国政府当局者の話として伝えた。
兵士は北朝鮮軍総参謀部直属のエリート部隊に所属していたが、食事は「コメは出たが、おかずは大根の塩漬けがやっと」と話したといい、北朝鮮の食糧難の深刻さが改めて浮かび上がった形だ。
北朝鮮軍ではこれまで亡命を防ぐため、韓国との最前線には体制への忠誠度が高いとされる平壌出身者らを配置してきた。しかし、最近では「体面」を意識し、この兵士のように長身の若者を選抜していると韓国政府は分析している。