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運の良い人と悪い人は何が違う? 幸運をつかむための「準備」

2012年12月10日 08時24分55秒 | お役立ち情報
「運の良い人」「運の悪い人」という表現を良く耳にしますが、運というものは私たちがコントロールできない現象なのでしょうか?

金融ブログThe Simple DollarのTrent Hamm氏が、より多くの幸運を手にするためにできることを解説してします。

あなたは、昇給したり待遇の良い仕事を見つけたり、最高のライフパートナーを見つけたりできる「幸運」な人でしょうか。過去に「ラッキーな人になるの十の戦略」(英文)という記事の中で、自分の「運」を向上するためにできることを10個ほど紹介しました。それは下記のものです。

1. メモとペンを常に持ち歩く2. ある程度の現金を常に持ち歩く3. 首が回らなくなるような借金を避ける4. 社交的でいる5. 同じことに関心を持っている人たちと関係を築く6. 助けを必要としている人がいたら助ける7. 買い物はセールの時に8. 自分にはチャレンジする勇気があることを自覚する9. 専門分野のアイテムの実際の価値を知る10. 何か重要なものが必要になった場合、盲目的に購入することは避け、とりあえず自分のソーシャルネットワークを当たってみる

これらは人生の運を上げるための戦略としてそれぞれ優れたものですが、これ以外にも自分の運を向上させるために継続的に長期的にできることが数多くあります。

例えば、自分の場合は「The Simple Dollar」の成功はこの上ない幸運だったと思っています。サイトの人気が上がるにつれて間違った方向に進んでしまう、という可能性は大いにあったにも関わらず、順調にこれまでやってこられたことは幸運だったとしか言いようがありません。その多くは私が常日頃から心がけてきたことの結果であり、それらのことは誰しもが実行することができ、それらのことを実行するだけでかなり幸運がアップする方法だと思います。

私はこれらの幸運をアップさせてくれる行動を「ライフデザインチョイス」と名付けています。それは誰しもが日常生活の中で日常的に行っている事で、長期的に見るとそれはチャンスと幸運を生み出します。これらの戦略には長い時間と継続的な努力が必要で、しかも最初の効果が出始めるまでにも時間がかかります。効果の果実は最初は本当にゆっくりとやってきますが、効果が出始めるとそれは多くの場合、雪だるま式に増幅していきます。

■つまらない作業こそ本気でやれ

つまらない作業をやらなくてはならない場合、ついつい集中力が散漫な状態のまま作業をしてしまうことがあります。
気持ちがそこにない状態でレポートを書いたり、週末にどんなことをして遊ぶかを頭の中に妄想しながら床を掃いたりしているかもしれません。しかし、中途半端な気持ちで取り組んだものは、不思議と周囲にも伝わってしまうものです。気持ちのこもっていないレポートを書くとそれを受け取った人にはそれが分かります。そしてその評価は必ず自分に戻って来てしまうのです。
全てのタスクを上手く実行していく、ということは思っている以上に大切なことです。たかだか床を掃くだけじゃないか、と思ってしまいがちですが、その作業を上手にこなす事によりあなたは失うものが何一つありません。気付かれない可能性はありますが、それはあなたにとって何一つマイナスの要素を含んでいません。しかし、もしも誰かがそれに気付いてくれた場合、それはあなたに対するプラス評価に繋がります。多くのタスクは上手くやろうとやるまいとほとんどの場合は気付かれないでしょう。気付かれない場合はそれはそれでいいのです。気付かれなくても問題はありません。ですが、何度も何度も同じ作業をしているといつか誰かが気付く事がきっとあるはずです。この時折気付いた時の相手からの評価が長い時間をかけて職場や人生においてのあなたの評価そのものとなっていくのです。良い仕事をして、良い仕事が評価されると、周りの人は自然とあなたに助けを求めてくるようになります。

これは私の人生において何度も起こったことです。大学時代の最初の仕事はより条件の良い仕事に繋がり、次の仕事での努力は大学卒業後への私のキャリアへとダイレクトに繋がっていったのです。チャンスが空から降って来たわけでは決してなく、つまらない仕事だからといって決して手を抜かなかった私の努力が周囲の人間に伝わり、それが実を結んだ結果なのです。

■お一人様の食事から得るものなし





友人や同僚とディナーへ行く機会は多いですか? ディナーでの会話は一緒に食事をしている人たちとの絆を深めてくれる素晴らしいチャンスです。食事越しに人は実に様々な会話をします。一回一回の食事は素晴らしい会話をもたらしてくれます。一方、一人での食事は周りとの絆を深めるチャンスをみすみす逃してしまった証とも言えます。

誰かと食事をする機会がないのであれば、自分から人を招待してみてください。誰か一緒に食事をしたい人、面白そうなことをやっている人などを誘って、多種多様な人たちとの食事を楽しんでみて下さい。
同じ人たちといるのは楽しいし、安心です。しかし、できれば新しい人と食事にチャレンジしてみましょう。新たな絆を構築するチャンスが生まれます。もちろん、ディナーだけでなく、朝食、ランチパートナーももちろん同じくらい大切です。
■悪口、陰口は言うべからず

誰かが誰かの悪口を言っている場面に遭遇した経験が誰しもあるのではないかと思いますが、聞いている人にとっては感情の矛先は悪口を言われている人ではなく、悪口を言っている人に向いている場合がほとんどです。本人がいないところで悪口を言っている人の周りにいることの利点とはなんでしょうか? 悪口を言う人の周りにぜひいたいと思う人はそんなにも多いでしょうか? 人の悪口を言うのはもってのほかですが、悪口を頻繁に言っている人の周りにいることも確実にマイナス要素です。周りの人に避けられないためにもできるだけ人の悪口を言うことは慎みましょう。

もしネガティブな会話が繰り広げられている場面に遭遇した場合はどうしたらよいでしょうか? ベストな対策はその会話に加わらないことです。どうしても引き込まれてしまったら、悪口の対象となっている人の良いところを一つでも挙げて、そんなに悪い人じゃないと思うよ、と私は言っておく事にしています。長い時間をかけて人はあなたが人の陰口を叩く人間ではない、ということにきっと気が付きます。そしてそれはあなたに対する尊敬の念として必ず返ってきます。評判が全てです。だったらポジティブな評判が良いに決まっています。最良の戦略は人を押し倒そうとしないことです。人を押し倒そうとすると大抵の場合、一緒に自分も倒れてしまいます。

■毎日がスキルアップ

重要な場面に必要なスキルを持っていたがためにいとも簡単にステップアップできた、というのはかなりラッキーだと言えるでしょう。それができる人間はとても重要視され、チャンスは彼らになんども訪れます。もちろん、その場面にいて必要なスキルを持っている人になるためには多くのスキルを身につけている必要があります。スキルの種類が多ければ多いほどステップアップできるラッキーな人になるチャンスは確実に増えます。暇な時間を作っては新しいスキルを身につけることはあなたの時間の有効活用でもあります。楽器の練習をしたり、壁に空いた穴を直す技術を身につけたり、PCをばらしてパーツを変えたり、詰まってしまったトイレを直したり、バスルームの排水溝を新しいものに取り替えたり、職場のプリンターを直したり、と身につけることができるスキルは無限にあります。
これらのスキルを身につけておくと必要とされることがいつか訪れるかも知れません。できるだけ多くのスキルを事前に身につけておくことによってチャンスを掴む事ができる可能性は飛躍的に上がります。ラッキーだったと考えるか、用意周到だったと考えるかは個人の自由ですが、他者からはラッキーな人にしか見えなくても、その裏には努力の痕跡が隠されているものです。

■積極的に質問すべし





質問をする、というのはとても大切な行為です。質問はあなたがそのトピックに興味があることを証明しています。そしてそのトピックを持ち出して来た人に興味があることを証明しています。質問はその瞬間の人と人との関係性を築きます。そして質問は、新しいことを学びたい、知識を得たいとあなたが考えていることを相手に伝えます。これらの要素が質問をとても尊いものにするのです。職場のミーティングでも、質問によって話し合いに新たな幅が生まれる場合があります。終わりかけの会話を蘇らせることもできます。人との関係性、仕事の繋がりを保ってくれる接着剤として機能することもあります。そしてこれらの関係性はあなたのところにチャンスを運んで来てくれるのです。

■コミュニティーに参加せよ

私はいくつかのコミュニティー組合に長年に渡って参加してきているのですが、このコミュニティーに参加していることによって、町を歩けば誰かしら知っている人に遭遇します。夕食に招かれてごちそうになったことも数多くあります。仕事の話を頂いた事も一度ではありません。本のプロモーションの機会を作ってもらったこともありました。私の子供も音楽レッスンをただで受けさせてもらったり、など色々な機会を与えてもらっています。何か意義のあることに時間を使っているというだけでも、コミュニティーに参加しているメリットは大きいのですが、それ以外の部分でもかなり助けられています。コミュニティー経由のコネクションがあれば、チャンスはいくらでもあなたの元へ降って来るのです。コミュニティーに参加することはコネクションを築くための良い方法の一つだと言えます。

■近所の人と仲良くするべし

コミュニティーへの参加とほぼ同義ですが、近所の人と仲良くなっておくことで、思いがけないチャンスを手に入れることができる場合もあります。しかも近所の人と良好な関係を築いていればしばらく家を留守にする必要がある場合でも、知り合いの数だけ見張りの目が増えることになるのでより安心です。
子供がいる方であれば緊急時や病気の際に対応してもらえたりということも可能です。また仕事関連の情報がやってくることもあります。地元の人しか知り得ない不動産オークションの情報が回って来るかも知れません。近所の人たちは同じエリアに住んでいますが、彼らの経験があなたの経験と同じとは限りません。近所の人たちと良好な関係を築く事は自分の身近なところにあるチャンスに遭遇する可能性をそれだけ多くしてくれます。持ちつ持たれつなご近所さんな関係は決して悪い物ではないですよ。
■謙虚であれ

謙虚になるための簡単な方法が一つあります。それは会話の中で自分の話をしない、ということです。「私は」以外の主語でセンテンスを始めた場合、会話は自分以外の何かについての話になり、会話のトピックが増えます。より多くの人が参加できる会話のほうが、自分の話を延々と話すよりも会話のトピックとしてはふさわしい場合が多いはずです。自分の話をできるだけしないことで他の人たちにとって魅力的な会話をすることができます。そして魅力的な会話によって人との関係が生まれ、それはまた新たなチャンスへと繋がって行くのです。

■惜しまず与えよ

自分を提供し、時間を提供し、才能を提供しましょう。そして見返りを求めることをやめましょう。本当に素晴らしいことは人に何かを与えることによって起こります。まず自分のことをちょっと見直します。そしてその事実はあなたの人生に大きな影響を与えます。と同時に周りの人はあなたの優しさや気遣いに気が付き、あなたが生きていることに対して幸せを感じていることを知ります。

その結果、あなたの周りには優しくて幸せな人たちが集まって来るようになります。彼らはごく自然にあなたの所にやってきて、他の人たちに助けの手を差し伸べることができる人たちの集まりができあがるはずです。そしてこれはその集まり全員にとって大きなチャンスとなり得ます。

■確実性のないものに時間やお金を費やさない

なんらかのポジティブな結果をもたらしてくれることに自分の時間、お金、エネルギーを注ぎましょう。少なくともその可能性が高いものを選んでください。宝くじを買う事は夢を託しているようにも思えますが、その数百円をより確実なことのために費やす方が長い目でみるとよっぽど効率的です。教育費として貯めておいたり、少しでも借金の返済に当てたり、古本屋で本を買ったりする方が堅実です。
お金や時間を不確かなチャンスを与えてくれるものではなく、その瞬間瞬間をそして一円一円をチャンス作りに確実に変えていく方法を選択してください。
自分の時間やお金を使って人生をよりよいものにし、その状態を維持ためにはどうしたらよいのか? スキルアップや経済状況の改善やソーシャルネットワークの拡大やコミュニティーへの貢献のために自分のお金や時間を使って何ができるのかを考えてみて下さい。自分の時間やエネルギーやお金をそういう風につかうことで、より多くの扉を開くことができ、より多くのチャンスがあなたの元へと舞い降りてくるようになるはずです。

Designing a Lucky Life | The Simple Dollar

Trent Hamm (原文/訳:まいるす・ゑびす)