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慰安婦:慰安所管理人の日記発見、性的奴隷の実態明らかに

2013年08月08日 10時10分20秒 | 行政
 旧日本軍の従軍慰安婦が、戦時動員体制の一環として、日本軍の主導の下に数度にわたって組織的に動員されていたことを示す資料が新たに発見された。また前線の日本軍部隊が、下部組織として編成された慰安所・慰安婦らを率いて移動していた事実も同資料で明らかになった。これは「従軍慰安婦の動員に日本政府や日本軍が関与しなかった」という一部の主張を全面的に否定する資料だ。安秉直(アン・ビョンジク)ソウル大学名誉教授(韓国経済史)は、1942年7月に従軍慰安婦を連れて旧ビルマ(現在のミャンマー)に向かい、44年12月に帰国するまでビルマ・シンガポールの日本軍慰安所で管理人として働いていた朝鮮人が残した日記を6日に公開した。


 安名誉教授が翻訳および解題を担当して間もなく刊行されるこの日記によると、42年7月10日、朝鮮人女性数百人からなる「第4次慰安団」が釜山を出発した。


 女性を募集したのは、日本軍の代理人が選んだ民間業者。募集された女性は軍属に準ずる身分で、日本軍が発行する旅行証明書を持ち、軍用船など軍用の交通手段を利用した。


 8月20日にビルマに到着した慰安婦らは、約20人ずつに分けられ、日本軍の駐屯地や主要都市に配置された。日本軍の慰安所は、形式的には民間業者が経営していたが、日本軍が直接管理・統制していた。慰安所は日本軍の部隊の専属として報告書を定期的に提出し、また軍の命令によって随時移動した。


 ビルマの朝鮮人慰安婦の存在は、この地域の慰安婦だった故ムン・オクチュさんの証言などによって知られていた。しかしムンさんが「第4次慰安団」の一員で、女性たちが終始一貫して日本軍の命令に従っていたという事実が明らかになったのは、今回が初めて。


 安名誉教授は「41年12月に太平洋戦争が始まった後、日本軍が数度にわたって慰安婦を連れていったといううわさが出回ったが、今回公開された日記でその実態が判明した。日本軍慰安所の運営実態を示すこの日記によって、慰安所が軍の組織編制の末端部に編入されており、従軍慰安婦が『性的奴隷』状態にあったことを再確認できる」と語った。
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福島原発の汚染水、1日300トンが海へ 経産省試算

2013年08月08日 09時46分10秒 | ニュース
 経済産業省は7日、東京電力福島第1原子力発電所から1日300トン(ドラム缶1500本分)の汚染水が海に流出しているという試算を初めて公表した。安倍晋三首相が同日の原子力災害対策本部で「国としてしっかりと対策を講じる」と表明したことを受け政府は汚染水や地下水のくみ上げ、水を遮るための凍土壁の建設などを急ぐ。

 一方、東電は9日から原発周辺の護岸近くで、汚染された地下水をポンプでくみ上げる作業に着手することを発表した。回収した水は地上のタンクにためた後、建屋の地下にある汚染水とともに浄化処理に回す計画だ。

 経産省の資源エネルギー庁が示した推計によれば、福島第1原発1~4号機では主に裏手の山側から1日あたり1000トンの地下水が流れ込み、400トンが建屋のひび割れ部分から中に入っている。残りの600トンは海に流れ、このうち300トンは建屋の地下とつながるトレンチ(坑道)などの高い濃度の汚染水と混ざってから海に流出しているようだという。

 今回の試算は東電が原発事故の直後から地下水の流れを把握できず、一部は汚染されて海に流れ続けてきた可能性を示す。経産省は1日300トンの流出量が推定値であり「厳密な評価はしていない」とし、詳細な根拠を示さなかった。

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