自家製手作りハンバーグ!とか、本格手打ちそば!なんていう広告やノボリバタを
よく目にしますが、あれでお店の方は「良いものだ」いうことを表現したいのでしょうか。
惣菜屋のおばあさんがネチネチと丁寧に手でタネをこねたり、蕎麦屋の主人が、
今にも滴り落ちそうな汗を、額に湛えながら製作に励んでいらっしゃる姿が
目に浮かび、私はあんまり食欲をそそられません。
かえって、「ひき肉とたまねぎを投入するだけでOKの最新型ハンバーグ
プロセッサーを使用!」とかフルオート蕎麦打ちマシン「さらしな君」を
当店は導入しています!なんて方が食べてみたくなります。
私は機械文明に毒されているのでしょうか。
昨年、長男が飼っていたカブトムシが水槽に卵を産んでいたので、
それをホームセンターで買った腐葉土を入れた箱に移し替えておきました。
新参の田舎暮らし人間の庭には腐葉土の堆肥など無いのです。
春先に確認したら1匹だけ大きな幼虫に育ってました。
7月も半ばを過ぎてるのに、羽化して出てこないので、
長男に多分ダメだから暴け、と指示したら、「サナギだー」と長男の大声。
パパのヨミ違いでした。
蛹室を壊してしまったので、トイレットペーパーの芯を土に挿し、蛹を入れました。
パパは指示するだけで手は出しません。
これはまさに、卵からの完全自家製のカブトムシですが、とても小さく貧弱です。
羽化したらすぐに放してやって、天然モノを取ってきたほうがいいですね。
なんでも自家製が良いってわけじゃないと思うなあ。
長男には良い経験をさせられたのだけは、収穫だったかな。