なんか漠然と2月は苦手だな、とずーっと思ってましたが、
今日、ふと、日が延びたのに気づいたら、
ほんのりと、春が遠くに感じられて、良いもんですねえ。
貴重な週末2日間、まるで修行の様でした。
ヘギストライプ貼り、終わりませんでした。
俺が死んだあと、家族がこのブログを見つけて、
「ジジイ、休みの日にこんなことしてたんだあ、ヒマだねえ」
って言うんだろうなあ。
これがヘギストライプの原材料、枌(ヘギ)です。
1枚の厚さ0.15mmです。
多分、杉です。
この一束の厚さが15mm程なので、100枚位あるでしょうか。
20年は経っていると思いますが、市場で¥450でした。
昔、スーパーがない頃、食品のお店では、ごく普通の包装材でした。
肉屋で揚げたコロッケを、これや緑色の薄い紙で
包んでくれたのは、もう半世紀近く前のことなんですね。
幅12cm、長さ40cmほどです。
元々はNゲージの建造物を作るときの、
窓の桟に使うつもりで買いました。
当時は、透明プラ板に烏口で茶色の線を引いて、
窓桟を表現するのが主流でした。
それを、これでリアルにしようと目論んだのです。
でも両面テープじゃ、側面からテープの厚みが見えて、
気に入らなかったんです。
で、お蔵入り。
今回これを使おう、と思ったのは、
基材レスの両面テープに目途が立ったから。
再掲ですが、これ。
厚みがほぼゼロと見なせます。
その上、ほんとに強力。
ヘギにこの糊を塗って、シールの裏紙に貼ります。
これは宅配便の送り状を、貼った時に出るゴミ。
それを捨てないで、とっておくバカがここにいます。
シリコンかなにかで、ツルツルで、糊が効きません。
この上で、約1mm幅に切出していきます。
これが、戦のあと。
ヘギには前もって、両面にクリアを吹いてあります。
強度アップと糊の効きを良くする目的です。
クリアの有無で比較してないので、効果のほどは?です。
今日は結局、ここまで。
でも、写真見て気づいたんですが、洗い場はアクセントになるので、
スノコでフタをしない予定だったのを、貼っちゃった。
剥がすのが大変なんだよね。
ヘギがバリバリ割れて、ペロって剝がれないから。
10cm位のを2枚使い切ったので、200本以上貼ったはず。
なんかねえ、手作り感だけって感じ。
細密感がないの。
真ん中あたりの船の形は、ボートがここに仕舞ってあるの。
この木材細工の感じさ・・・
近所の井戸端会議から戻った母親が、
中学生の俺に向かって、
「裏のお爺ちゃんが、マッチ棒で五重の塔作ったんだってさ。
あんたも模型好きなんだから、見せてもらえばあ。」
「俺、そんなの興味ねえし・・・」
みたいな、そんな工作です。
全然テクニックは要らないけど、忍耐のみ、みたいな。
カッターは黒刃かカミソリでないと、
ヘギが刃よりも先に裂けていきます。
黒刃はここまでで、ほぼ1本折りました。
85%ってとこでしょうか。
ヘギストライプを切り出しながら思ったのは、
手打ちそばの職人が、そばを切ってるときに、何を思うかってこと。
あっ太過ぎた、ちょっと細いかな・・だとしたら同じじゃんって。
明日は会社か。