模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

竿の修理の2

2020年10月25日 | 色々なお道具

土曜日の午後から、イカメタルロッドのグラスティップ移植術を始めました。

当初たてた工程計画通り、ティップブランク単体の塗装から始めました。
しかし最も大きな失敗は、カーボンのバットとティップの合体の前に塗装したことでした。
塗装前の試組みでは、オリジナルよりも少し長くなる予定でしたが、塗装後に挿し込んでみたら、塗膜と接着剤で径が太って、ほとんど同じ長さになりました。
合体させてから、カーボン部分をマスキングして白を吹けばよかったです。

ガイドを瞬着で仮止めして、スレッドを巻きました。スレッドは使用済みのPEライン。
塗りがムラでもわかりにくいように、ラインは赤色の部分を使いました。
スレッドに薄めたエポキシコートを沁み込ませてほつれないように固め、蛍光レッドを塗って乾燥させているところ。
南の窓側が一番室温が高く、20度以上だったので乾燥場にしました。
蛍光レッドが乾いてから、2回目のエポキシコートを薄めないで盛りつけました。
置いたまま乾燥させると、重力でコートが垂れて偏るので、串刺しにした豚の丸焼きのように、ゆっくりをロッドを回します。
鉄道模型の転車台を回すために買った、ギヤードDCモーターのシャフトをパイプで延長して、パイプにテープを貼りロッドの内径に合わせて挿しこみます。
軽いブランクを回すだけなので、モーターの固定も針金で縛っただけで十分です。

電池では大変ですが、鉄道模型をやっていれば、誰でも電圧ボリューム付のトランスを持っています。
パワーパックと呼びますが、それで電圧を絞って3rpmくらいで回します。
機械というのは本当にありがたい。文句も言わずにもう2時間も回してくれてます。
駆動部はこれですが、片持ちではなく真ん中あたりにも受けを置きました。

空き缶で高さを稼いで、上に両面テープでカーテンレールを走るコマを2個貼り付けました。
車輪の材質がPOMっぽいので、擦れる部分に適してますから。
何時間もまわすので、念のためロッドにセロテープを巻いて養生しておきました。
21時に見に行ったら、エポキシはほぼ動かない程に固まっていました。
曲げた感じは、バットとティップのパワーの差が激しい、かなりピーキーなロッドになりそうです。

ロッドメイクの材料と共にポチっしたグッズも届きました。
左のパイプ受けはタックルボックスにねじ止めして、ロッドホルダにします。
最近オフショアでは、船に3セット持ち込むことが多いのですが、今は2本分しかホルダが無いので。

右のラインはアシストフック製作用です。
スロージギングでアシストフックを長めにすると、ジグに抱きついたり、エビになったり、トラブルが増えます。
原因はアシストフックのラインがコシが無く、柔らかくて自由に動き過ぎるから、と思っています。
それを規制するため、最近はフロロのモノフィラ入りを使っていますが、その補充。

真ん中の空スプールは、ラインのメンテナンス用です。
ラインを買った時の巻いてあるスプールは、中心部が一体なので最初に巻いた先頭のラインにアプローチできませんが、これはスケルトンなので外周からでも心側からでもアプローチ可能です。
真水に漬けて塩抜きして、乾燥後にラインメンテナンススプレーをまんべんなく吹くことができると思います。
早速、負担の大きい細いラインから。

下巻きまで引き出してから、真水にドボン。
イカ用のPE0.6号です。
今作ってるロッドに付けるリールです。

自家製ロッドの実釣は来年の夏になります。
冬から春に釣れるヤリイカは水深が深いので、柔らかいライトロッドでは無理なので。
30m位まで浮いてきた、夏のケンサキイカ用の軽いスッテで使います。

また、月曜日ですな。





コメント
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