8月前半は雨が降り続き各地で被害がありましたが、子供の夏休みが終わる頃になって暑さが戻ってきました。
この長雨があったことで、自分にはジメジメ蒸し蒸しより暑い方がまだましだ、と気づくことができたと思っています。
お盆休みは、住んでいる地域に大雨警報や避難指示が出たりしたので、埼玉の友人らからお見舞いと安否確認のメールが届いていました。
でも、一番ひどかった時期にはここにはおらず、娘の住む西部基地に出張していたんです。
事情があってアパートを替えるというので、車を出して家族総出で引っ越しの手伝いです。
不要不急は動くなとか県境を越えるなとか言われても、新しい部屋の契約延期はできないし、女の子が自転車だけじゃ荷物を運べないですから。
洗濯機と冷蔵庫は備え付けだったので、ベッドだけが大物でしたが、それでも新居との間をワンボックスで4往復以上しました。
2階から2階なので重労働です。運び屋は男組が担当でしたが、よほど楽そうに見えたのか、ヨメが代われというのでやらせたら、1回で音をあげて片付け掃除担当に戻りました。
夏には雨の少ない瀬戸内地方ですが、このお盆の間中はずっと雨でした。
積み下ろしに物が濡れて困りましたが、これも逆に炎天下だったら体力が持たなかったかも。
元の部屋では備え付けだった冷蔵庫や洗濯機を買いに出たりもして、クタクタになりましたが雨で涼しかったのでやり切れたのかも。
娘も運転できるようになったので、昼の外食でも呑めるのはありがたい。
ある日のランチは骨付鶏にしました。一番の讃岐名物はうどんでしょうが、骨付きのローストチキンも有名なんです。
この店で食べるのは3回目。
前回、通ぶって親鳥(ヒネ)にしたら噛み応えあり過ぎだったので、ヒナにしました。
地元の方にはソールフードで、昔からの変わらない味が良いのでしょうが、旅の者にはショッパ過ぎだと思いました。
前に来た時より塩分が濃いと感じたのは、この店が塩の量を増やしたのではなくて、自分たちが時代と共にいつのまにか薄味に嗜好が変わってしまったからだと思います。
現代人がタイムマシンで過去に行って、東京下町のラーメン屋なんかで食べたら、ショッパイと感じるのではないでしょうか。
それとも地域差かな。青森のラーメンがショッパイのと同じで。
それとうどん屋さん。セルフの製麺屋巡りは夫婦二人の頃から、何度も行っています。
しかし今回お目当ての田んぼのまんなかの製麺屋は1時間以上待つ行列だったので、駐車場整理のガードマンのおじさんが近所のお店を教えてくれました。
そこは今までならこういう店はチョイスしない、屋島のそばの給仕して頂けるお店です。
しかし、ものは試しに色々トライしてみるべきですね。
スタイルも味も全然違いました。違いが楽しい。
二人用という「特大うどん」と「肉ぶっかけ」「ぶっかけエビ天」で4人前にしました。
そうするとまずツユの入った大徳利が出てきます。かなり熱い。
そして4人前。
関西風のツユは醤油の色が薄いだけでどこもあまり差がない、と勘違いしていたことに気づきました。
地元の丸亀製麺チェーンのばかり食べているうちに、いつの間にかあれが自分にとって関西風の標準になってしまっていたんです。
なので、イリコの風味が強いこの店のツユが独特の味に感じました。上品ではなくパンチがある味。
個性があってとてもおいしいです。塩分も色ほど薄くはありません。
この桶が2人前というのですが、なんか西の方はラーメンでもなんでも基準の量が多いですね。
量が少ないとケチ臭い、と関西人には評判悪いのかもしれません。
翌日も朝7時からやっている、街中のセルフの店で朝食。
関東の立ち食いソバの讃岐うどん版って感じです。
竹輪天をトッピング。
ツユも確かに昨日の店とは違います。
いろいろ個性があって楽しいことを再認識。
帰宅後すぐの簡易PCR検査では低リスクの判定でしたし、1週間経っても発症しないので。やれやれ。
久々に家族が揃って楽しかったですが、緊急事態宣言が発せられて、変異株だらけの今週だったらさすがに諦めてたかも。
お盆に帰省した子供が感染したって、この辺りでもよく聞くので、危機感が無さ過ぎるって怒られちゃうかな。
ギリギリセーフってことにしてください。