模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

初めてのタテ釣り

2024年10月12日 | 釣り

3連休前の金曜日に有給休暇を取って越前三国でタテ釣りに挑戦してきました。
4月に食べたヒラメが美味かったのでまた食べたくて本命ですが、釣れる魚種は選べませんからね。

越前三国、九頭竜川の河口から出船です。
朝6時集合なので、仲間と行く場合は当日2時半に出て名神&北陸道で行きますが、前日早く寝て2時に起きるのが辛くてそれだけで釣行をためらうほどです。
今回は気楽な一人旅なので、会社から帰って犬の散歩をさせてから飯を食わずに木曜日の18時半に出発しました。
一般道を使い下呂、郡上八幡、九頭竜IC(中部縦貫道無料区間)、福井経由で200Km強です。
郡上八幡に20時、中部縦貫道が21時から閉鎖という看板を見て焦りながら21時前にICを通過しました。
郡上ではワンボックスカーの屋根より高い大きな角を持った雄鹿が目の前に飛び出して立ち止まりましたが間一髪避けることができました。
九頭竜湖は気温11度でかなり冷えていました。
風呂に入らないので寒い方がありがたい。

晩飯は「ゆで太郎」という23時までやっている丸岡のそば屋でテイクアウトに決めていました。
桜えびかき揚げ冷やしぶっかけ蕎麦ともつ煮込み、から揚げとコロッケをテイクアウトして予定した宿泊地で無事到着の祝杯を上げました。
鹿に衝突しなくて良かった。対向車がいたらアウトでしたから。

疲れていたのでビールは1本で十分で食べてすぐ23時に寝ました。
逆流性食道炎の薬を飲んでいるんだから、すぐに寝てはダメなんだけど。

6時過ぎに出港。凪いでいますが海面はそこそこざわついていい感じです。
同船者4名はタテ釣り専用のロッドを持っていて私以外はベテランのようです。

エサにするベイトが小さいらしくハリスは8号以下で錘は60号という指示。
小潮のせいか潮がトロトロであまり流れていないというのが気掛かりなところ。

出港してすぐ九頭竜川河口の沖で開始です。
砂泥の底で水深60mほど、ジギングでも朝イチによくやるポイントです。
ベイトは12cmほどのウルメイワシ。
浮いておらずボトムにはりついています。

ベイトが付くとほぼ90%以上の確率で獲物に喰われてしまうので、このようにベイトを船まで上げることは通常ありません。
6時45分、船内一番でハマチをゲット。

錘で海底を叩くように誘うとイワシがサビキに掛かり、それをそのまま泳がせて捕食者の青物やヒラメに襲わせるわけです。
北陸以外の他の地域では落とし込み釣りというようです。
しかしこんな小さなハマチならジギングの方が勝負が早い。
あくまで狙いはヒラメです。

BOZEは回避したので祝杯をあげました。

ロッドも電動リールもジギング用の強いものを使っているので難なくあがります。
同じサイズしかいないしベイトボールが小さくイマイチなので、2~3尾釣ったところで大きく移動。
20kmほど南下してベイトを探します。

しかし九頭竜川の水が入って水温の低い河口沖よりも他のポイントはもっと条件が悪く、魚探で見てもベイトが集まっていません。
潮もいかず活性が上がらないまま、小さなベイトを拾っていきます。

午後にやっとコマサをゲット。
さっきのハマチより数センチ小さいですがよく走って面白い。

この後25cmほどのマトウダイを釣りました。

3回ほど巻き上げ途中でハリスや10号の幹糸まで切られました。
同じポイントで同船者がサワラを上げたので犯人はサワラだと思います。
イワシを呑ませるので鉤がノドの奥に掛かり、どうしてもハリスが歯に当たってしまって切れてしまいます。
最初に付けたのはハリス6号でケイムラのティンセルが付いた仕掛けで、これは落とせばすぐにベイトが掛かりました。
これを切られたのでハリス8号のサバ皮付きに変えましたがこれは他の同船者よりもベイトの付きが悪かったです。
市販の仕掛けは値が高いので次は自作しようと考えていますが、鉤にはティンセルを付けることにします。


南下してもそれほど良くなかったのでまた最初のポイントに戻りましたが、そこも朝のベイトが消えていました。
結局ヒラメは釣れず、ハマチ5尾ヒラマサ1尾マトウダイ1尾で初のタテ釣りは終了しました。
10回以上フッキングしましたが、切られたり外れたりで掛けてから上がる率はジギングよりも低いかも。
太刀魚やサワラのジギングで切られる感じかな。

また最初に釣るエサが小さいので鉤が小さくハリスが細いためにジギングのようにゴリ巻きで強引な勝負ができず、びくびくしながら巻き上げるのはストレスでした。
反面エサのイワシが掛かかり獲物に襲われている様子がティップの暴れに表われるのを見ながら「喰われろ!」とつぶやいている感じが極悪人になったようで楽しいのもわかりました。
他の同船者のタテ釣り専用ロッドはジギング用よりも長くて軟調のようです。
ジギングロッドでやるならクッションゴムを挟んだ方が良いと思いました。

今年は異常気象でまだ水温が下がらず状況が悪いということでした。
15時に帰途に着き、平日で空いていて順調に走れて19時過ぎに帰宅しました。
前日ちゃんと寝ているしジギングのように体力を使わない釣りなので、帰路はまったく眠くなりませんでした。

一見よく似ていますが、ハマチ(ブリ)とヒラマサが確実に見分けられるのは口の付け根(?)の形状です。
ハマチは目の下の三角形のプレートが直角です。

一方ヒラマサはR形状。

見た目と違って食味は全く違います。ヒラマサの身は血合いが少なく、ハマチのような血生臭さがありません。
ハマチは嫌いで食べたくないので、釣れるとどこに配って押し付けようか船上で
考えているほどです。

ヒラマサは翌日半身を刺身にしました。熟成しないとやや弾力が強いので残りの半身は3日ほど寝かせます。

マトウダイは半身を薄作りにして肝を添え、残りはムニエルにしました。
マトウダイは初めて釣って初めて捌きましたが、きれいな白身で美味しい魚でした。
変な形状で意外なところに棘があったり、骨の位置がわからず苦労しましたけど。

次のタテ釣りは来年ですね。ネットでハマチ以外が釣れている情報を確認してからにします。
来月、小田原での釣行が天候不良で中止にならなければ今年の竿仕舞いになります。

コメント
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