先日イカの夜釣りに行った際、ルアーである鉛スッテのイカを引っかけるカンナが、グラグラしてるやつがいるのに気づきました。
夜でしかも近視なので、気を付けていないと竿先にラインが巻き付いたのに気づかず、そのまま巻き上げて穂先を折ること数度。それからは眼鏡を掛けて釣っているので、手元は老眼でピントが合わず、その時は気にしなかったのですが、家でよく見てビックリ。
グラグラでボロボロでした。これでは掛かる確率が落ちる。
スッテを改造や自作してる人がいないか検索すると、いるんですねえ。
カンナだけパーツでの販売もあることを知りました。
手持ちのスッテのライナップを再確認すると、カンナがピンピンで胴体がダメなヤツがいました。
上のやつはおろしたての頃、サゴシの鋭い歯にやられて胴体の布がビリビリに破れたのを、捨てずに糸を巻いて修理したものです。
次にまたサゴシが出た日には使おうと用意してましたが、修理してからは一度も使っていませんでした。
下はこの前のボロボロカンナのヤツ。これらで2個イチで改造することにしました。
どなたかが、接着剤で止めてあるので熱を掛けて外す、と書いてました。
黒いチューブを取ってからヒートガンで炙りました。
2段カンナの間に付いている赤いのが接着剤です。
布をめくると胴体は鉛の塊です。
分解完了。
カンナは単体で出来上がっており、軸に通して連結していました。
胴体ボロボロの方は昔ながらの形状の製品ですが、鉄の棒が多分カンナから頭部まで貫通しており、かなりしっかりした真面目な作りでした。
画像は鉛を切って鉄心をむき出しにして、やや長めにカットしたところ。
下の最近のデザイン製品は、芯が樹脂の棒でそれも貫通ではなく1cm以下の挿しこみで接着してありました。
ドナーの鉄心が2.3mmだったので、移植先の穴を2.4mmのドリルで掘り直しました。
エ・ポ・キ・シ・・・椎名誠の著作にそんな表現がありました。
一般の人にはエポキシ接着剤って違和感を感じる名称ってことですね。
普段プラモで使ってる15分タイプではなく、ゆっくり固まるヤツにしました。
ハイ、完成。
絶対これで釣ってやるんだ。
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