また釣り?「この前釣れたから、もうツキが残ってないんじゃないの!」と、子供にまで挑発されながら、懲りずに釣行です。
あらためて宣言させて頂きますが、これが本業ですから!
前日から素泊まりの定宿に入り、3時起床4時集合。
輪島港から4:20出船。
少し走った20Kmほど沖に突如現れるのが、この七ツ島。
いかにも釣れそう。
本日のポイントはさらに20Km以上沖に浮かぶ、舳倉島の周辺です。
20ノットで飛んで行っても1時間以上かかります。
自分の場合、船でのルアー釣りは、大きく分けて2種類のやりかたです。
ひとつは先々週GWに行ったジギング。
船のほぼ真下に落としたメタルジグを、垂直に引き上げて誘います。
もうひとつは、浮くルアーを50mほど投げて誘い、海面上にしぶきを上げてバイトする魚を釣るキャスティングです。
トップ(ウォーター)とも言います。
今回のメインはトップ。
実は先々週の釣行の際に、今年は水温が上がるのが遅れているので、トップのハイシーズンは6月にずれ込むかもしれない、と聞いていました。
船長からは、念のためジギングの用意もして来てくれ、とのこと。
大抵の人はジギングとトップの両刀使いなので、まったく問題ありません。
ただ、トップは乗船人員を半分に制限する関係で乗船料が高く、トップで予約して一日中ジギングだとちょっとガッカリしますけど。
早朝のトップの反応はいまいちで、いくら投げても出たのは船内2回ほど。
朝まずめに何も起こらなかったので、早々にジギングに切り替えたらすぐにヒット。
真下に突っ込む、まあまあサイズでしたが、ゴリ巻きしたら、まさかのライブレイク。
PE3号、フロロリーダー50ポンドで、1mのブリくらいまでなら、余裕のセッティングのはず。
リーダーとリングのノットで切れました。
明らかに自分の責任。
港で暗い中でバタバタと結び、確認がおろそかだった。
前回釣れた慢心ですね。
ここからがひどかった。
全体に低調ななりに、自分以外の全員がジギングやキャスティングでポツポツ釣る中、ひとりBOSE。
ツキはどこか飛んで行った。
もう俺、釣り止めようかな、、、なんて頭をよぎるほどの落ち込み方。
感情のおもむくままに生きてきたので、平常心なんて備えてない。
悪態しか口に出てこない。
ジギングとトップを交互にやりながら、長い憂鬱タイム。
でも今年のボクは、ちょっち違うんだなあ。
じゃーん。釣れた時くらいは自慢しないと。
次、いつ釣れるかわかんないからな。
あと30分で沖上りという時に、トップの仕掛けがライントラブル。
もう時間もないので、ボーっと休憩してたらジギングやってた隣の客にヒット。
気を取り直して、すぐにジグを落としたら、何時間ぶりにきましたよ。
いいねえ、このゴンゴンとくる感触と重量感。
トップ向きの40mほどの浅場。
最初はそれほど抵抗なく寄ってくるので、ブリだな思ってたら、ラスト20mで猛ダッシュ。
「それマサや!、マサ!」と船長が宣言。
かなり固く締めたドラグが悲鳴を上げて、一気に10mも出していく。
ブリの「ジー」じゃなくて「ジャージャジャジャー」という感じ。
早朝のラインブレイクで、船上で組み直したノットが、いまいちのできだったけど、まあいいやと、妥協したのが頭をよぎった。
ラインさえ切れなければ、今使ってる中級クラスのロッドとリールで、十分上がる魚と確信が持てたので、ラインだけが心配だった。
7Kg93cmのヒラマサ。
この日の船内最大。
大きさは、ウデ前では選べないからね。
コレが釣りの、ツキとかギャンブルのいち面。
反応が良かったので、同じ瀬をもう1回流したら、落としてすぐに小ブリを連続ヒット。
あの一瞬だけ、ちょっと神懸ってた。
ジグは両方とも、シービーワンZ4の140gミド金。
自分の日本海での青物用パイロットルアーであるフラッシュハオリを、朝のラインブレイクでロストしたので、同じ重さという理由で選んだ子。
緑のジグで釣ったの初めてかな。
これは釣る側の選択肢。
手前のバケツの、ひときわ大きいでしょ。
見た目ブリとの違いは、ひれの黄色が濃い。
特に胸ビレの存在感が違う。
身もこんな色。
味見の試供品。
ヒラマサはブリよりも生臭さが少なく、筋肉質で脂が少なくアッサリなので、釣りたてのブリブリをこの厚さに切ると、硬すぎると感じるほど。
よく釣ってる同行の竜君は、チルドで何日か寝かせて、熟成させた方が旨いという。
ブリでそれをやると、色も悪くなるし、匂いも気にあるけど、ヒラマサだと白身魚のようらしい。
大騒ぎも醒め止まぬまま、充実の帰路。
富山湾越しに立山が見えると翌日は雨、というのが輪島の定説なんだって。
ゼロと1の差は無限に大きいね。
遠路走って、2万円以上使って収穫なしじゃ、精神的にダメなんだよね。
それほど裕福じゃなく育ったから、無駄使いは悲しくて。
楽しめたんだからいいじゃない、と頭を切り替えできない。
手前の小ブリとは、体高が違う。
ブリは泳ぐときに、胸ビレあまり使わないんじゃないかな。
船長は小ブリ認定してくれたけど、関東なら大きめのワラサかも。
ああ良かった。
まだツキの残高は残ってるようです。
安心して夏のイカに行ける。
お見事です。 おめでとうございます。
凄い引きだったでしょうね。
私は餌釣り専門でルアーはやったことがありませんが、面白そうですね。
ブリも美味しそうです。
私は明日、行ってきます。
狙いは乗っ込みマダイです。
ブリは重たいだけですが、ヒラマサは走るので、ファイトを楽しめました。なんて、バレなかったから言えること。薄氷の坊主逃れでした。ラッキーです。
次はタイですか!天気は出船できそうですね。幸運をお祈りしています!