先日上京の際に、良いと聞いてたツールを購入。
メインの用途はペーパー研磨後のクズ取り用なのだが、
毛が柔らかいので、クリアパーツのコンパウンド掛けにも
良いという。
モーターツールでの磨きというと、バフやスポンジを
使うというイメージだった。
ロクな思い出がないクリアパーツの磨きに吉報か。
早速、手持ちの安物モーターツールに付けて試してみた。
いけにえはシャパラルのフロントウインドウ。
丸い電球の周りに何本もキズが見える。
これをそのまま組むと、なんかぼやっと曇った感じになるんだよね。
クラキンさんとこで紹介されてた、コート剤で消えるといいんだけどね。
まずはタミヤの細目から。
細目終了時点で、キズは消えたが、真っ白。
まだ細目だけだから、この位は想定内。
ところがその後、仕上目が終わってもまだ曇って治らない!
ヤ・バ・イ・・
馬鹿でしょう?普通いらないパーツで実験してからやるよねえ。
パーツ請求かあ・・と後悔しかけたが、考えてみた。
どうも、自分のモーターツールは軸ブレが大きく、均一にブラシをガラス面に当てられていないのではないか。
この前、名人の使ってる新しいモーターツールを持たせてもらったら、全く振動がないほど軸の回転精度が良かった。
そういう軸精度じゃないと無理なんじゃないか。
セラミックコンパウンドからは、ビットを綿棒に替えた。
綿棒なら軸ブレを弾力で吸収できると考えたので。
それでも最後は、曇りの残った局所を狙って綿棒で手仕上げ。
ああビビった。
時間は掛ったが、なんとか自分史上最高の結果が出せた。
キズ見えないでしょ。
実験を分析すると、
(1)ナイロンブラシを軸ブレの大きい回転工具で使用する場合
ブラシ毛の断面近くで研磨する関係で、軸ブレがあると、
被削物と接したり離れたりの繰り返しとなる。
ブラシが開いて、毛の側面が当たるほど押し付けると、
熱を持ちそうで、軽く接する程度にしているせいもある。
それは細かく叩いている状態と同じなので、
仕上げ以降のステージでは微細な傷を消しきれないのではないか。
(2)手作業のみの従来よりも、良い結果が出たのは、
細目での回転工具使用が、従来よりも初期段階の研磨量を増やす
結果となり、仕上げ工程での好結果となった。
つまり、前工程で、下地を手抜きせずにちゃんとやっておかないと、
後の工程ではリカバーしきれない、ということのようだ。
スミ入れが上手くいかない。
濃淡やギザりが目立つ。
塗装前にスジ彫りを調整しなかったツケ。
見えない箇所をタガネで彫って試したら、
クリアが割れた。リカバー断念。
そういう細かいところの、詰めの甘さを克服しないといけないね。
雑な作品に見えるんだな。
こいつ、パンダ顔だったんだな。
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