模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

We All Live In An Igo Submarine

2017年03月07日 | プラモデル

ニチモ1/200巡洋潜水艦乙型完成とします。
今年の完成品第1号だあ。
娘の中学校の卒業式だし、めでたい。
竣工写真は後日撮りましょう。

以下は今回の自分的なハイライトというか、
悪あがきの記録です。
最後の工程は、艦橋後部の信号灯でした。


エバグリの0.75mmRODを輪切りにして、
ペーパーで厚さを合わせます。
銀ペンで反射鏡を塗ります。
これを帰宅後、お風呂の前に済ましました。
食後に、芋焼酎お湯割りを飲みながら、
赤はコピックを塗り、緑のコピックは持ってなかったので、
エナメルのクリアグリーンを塗りました。

ここで考察。
左翼(左舷)の赤はいいとして、 右舷のアオ。
この船の組説には緑と書いてありました。
ゼロ戦の組説では右翼は青と書いてあります。
日本人は青と緑の区別があいまいですよね。
緑の葉っぱを青葉。青信号は緑色ですね。
調べてみると、空の国際法ではGREENのようです。
今まで右の翼端灯をBLUEで塗ってましたが、
今度からは緑にします。
コピックの緑を買って来よう。

信号灯は2.5mm間隔に、艦橋後部にこう付けろと、
丁寧に組説に書いてあります。
 
その通りに貼りました。

一列縦隊で航行をするときに、舵を切るとこの信号灯の
右や左が点灯するんじゃないでしょうか。
後ろの船は、前の船の信号灯を見て、次は面舵だとか
取舵だとか判断したんだと思います。
いわば方向指示器ですね。 

酔っぱらってても、このくらいの工作は失敗しないね。


右舷の舷灯は当然緑。

これ以下は自分を褒めてやる時間なので、
気にしないでください。

張り線を受けるところ(橙丸)を真面目に金属化したので、
弛まずに張れた。

ここもそう。(橙丸)
複葉機のリギングでヒートンを作ることを覚えたので、
それを活かせた。
複葉機経験以前だったら、こんなことはしていない。

本当に、急がば回れ。
ヒートン工法は、引っ張っても丈夫だし、やり直しも楽。
直付けは上手い人だけがやることだね。

旗のロープは意図的に弛ませたが、その弛ませ加減が難しい。
ピンと張る方が楽だわ。
なんか不自然に弛むんだよなあ。
ロープが風にたなびいている、と思ってください。

ここはマストにヒートン付けておいて、
ロープ2本を束ねたものに、フックを接着して、
ヒートンの輪に引っかける方法にした。


これは失敗の告白。
魚雷発射扉の丸穴3個のモールドは、
もう少し後ろの、青四角の位置が正しいようだ。 

素性の好いキットに助けられて、楽しく完成まで進みました。
途中、困難に直面すると、一日中、頭からそれが離れず、
ストレスになってしまうのは悪いクセ。
¥2000以下のキットで、いい歳の大人が2か月楽しめたんだからね。 

コメント (2)
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終わんなかった

2017年03月06日 | プラモデル

土曜日、受験生の娘は朝から晩まで塾で自習。
息子はどこか県外の競技大会に、母親と出掛けた。
結果、団体戦は準優勝で、彼は初のタイトルGET。
自身は全勝だったようだ。Bクラスだけどね。
たまにはホメてやろう。

というわけで、ひとり留守番だったので、
潜水艦は随分、はかどった。

その余勢で、日曜日も頑張った。
完成には至らなかったが、
もう少しだから、陽のあるうちに記録撮影しちゃおう。

撮影直前に飾り台に載せ替えた。

飛行機も載せた。
今回初めて、カタパルトの滑走台に
ピットマルチ2という接着剤を使った。

この接着剤は、何回も付けたり外したりができるので、
飛行機のような付属品に便利なの。
AFVの人形にも使おうと思う。

小型水上機は風防を透明化したんだったねえ。
それは正月の出来事。
 

水中アンテナ線には、保護用の鋼線に3本アンテナ線が
碍子を介して沿わしてあって、艦橋には3本別々に引き込む、
という表現。
各クレーンのブーム先端にはフックを付けた。

デカールは反転した印刷の特殊なもの。
しかも、取説には貼り直しできません!
と脅し文句が書いてある。
ぶっつけ本番で大失敗しなくてよかった。

イ19にした。
中学まで、出席番号は生年月日順だったので、
いつもひと桁だったけど、高校になったら
五十音順になって、3年間20番前後だった。
確か19番にもなったことがある。
それ以外でも、19は自分のラッキーナンバーだから。
空母を撃沈したから、とかじゃなくてね。

こうやって写真撮ると、お土産屋で工芸品で売ってそう。

艦橋の3本が整列して見えないのは、
潜望鏡が悪いんじゃない。
マストが直立していない。
信号旗のロープはミシン糸にした。
ちょっとテンション掛けたらマストが後傾したの。

このときは気づいてなかったが、
プロペラと軍艦旗がまだだった。

ペラは砲金だろうから金色でOKだとして、
シャフトは真鍮色のままでいいのかなあ。

まだ完成じゃないよ!
艦橋の後端に赤と緑の信号灯がいるみたい。
プラRODの輪切りで作るかな。
それ以外の漏れもチェックしないとね。
98%かな。 

コメント
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限界でした

2017年03月05日 | プラモデル

小学校の頃、「科学」と「学習」という子供向けの
学習雑誌を定期購読して貰っていました。
その「科学」の方に連載されていた、今でも覚えている漫画が、
玄海とイドムンコスキー 。
「科学」らしいでしょ。限界に挑む!
調べたら「5年の科学」だったみたい。40年以上前。
主人公は僧侶の玄海と、確かテンガロンハットをかぶっていた、
白人のイドムンコスキー。(ロシア系アメリカ人か?)
限界という言葉を思うと、いまだにこの2人の名前が頭に浮かぶ。
脳の方はまったく進歩してないんだな。

さて、潜水艦の籠型アンテナ。
この前のじゃ納得できないので、
気力のあるうちに再挑戦することにした。

材料はとっておきの0.1mm最後の在庫。
模型用の線材屋では老舗だったんだけど、やめられたみたい。
今回、模型屋何軒かとネットでも探したけど、
0.2mm以下の真鍮線はもう売ってないね。
でも別ルートから入手できそうなので、
今回の潜水艦で全部使ってしまった。

そうそう、この袋の0.1M/Mに続く、丸に斜め線/ の表記。
これで「マル」と読みます。
斜め線を引くのは、ゼロとの間違い防止です。
丸線、丸棒という意味です。
ファイやパイとは読みません。
この「マル」をギリシャ文字のファイで代用したことが、
日本中で蔓延している、大間違いの発端なんです。 

籠型アンテナ2号での変更点は、
(1)原寸図(CAD)を最も細い線で描くこと。
図の線よりも現物の真鍮線の方が細いと、真っすぐにしにくいから。
(2)短辺は焼き鈍してない線を使う。
1号では丸め易いように焼き鈍し線を使ったら、
コシが無さ過ぎてグニャグニャだったので。
(3)ハンダゴテを当てる時、クロスしている線材の上(図の丸1)、
ではなくて、溶かす箇所の間近(図の丸2)に当てる。
1号の時、先に付けた個所が外れたのは、
手抜きして、基本に忠実にやらなかったから。
こうやって近くに当て、一瞬で溶かせば、他は溶けない。

これらの改善が効いて、2号のハンダ付けはほぼ完璧。
フラックスを洗う時、歯ブラシで擦っても外れない。

原寸図を貼ってある茶色の板は、頂き物のベークライト板。
フラックスでも錆びないし、アルミ板のように熱を奪わず、
熱で溶けず、木材よりも平面度に優れる。

ここまでは、やり直して良かったと思ったね。
問題は次の丸める工程だった。

焼き鈍してないから、丸くするのに余計な力が必要で、
1回で丸まらず、何か所も外してしまった。
 
こうやって、たいして差がない失敗作が2個できた。
1号の方がましか。

ここで冒頭の、限界という単語が浮かぶ。
もうイドムンコスキーできない。

だから、諦めて付けちゃった。

失敗アンテナの前後にストレッチリギングを接着。
テンション掛けられるから、張り線がスイスイ進む。
もうこれなしで、張り線は考えられないね。

ストレッチリギングの材質、接着剤がよく効くし、
非常に便利だが、よく考えてみたい。

接着剤が効くってことは、もしかしたら多孔質?
伸びるってことは、可塑剤でも入ってるのかな。
だとすると唯一心配なのは、耐候性というか経年変化。
永遠に柔軟性が持続する材質はないでしょ?
可塑剤は、何年か掛けて抜けるからね。
そのうち、硬化してきてプツっといきなり
切れるんじゃないだろうか。
テンション掛けてると劣化も早いかも。

水中アンテナ線は黒く塗って、
碍子は100均のUVレジン白を点付け。
白と言っても半透明だったので、上から白を塗った。
わざと等間隔にしなかったが、本当のところは知らない。

もう少しだな。
信号旗のロープは何にしようかな、で日曜日は始まった。 

コメント (2)
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