正月休みはあっという間に終わり、1日出勤してまたお休みです。
AFVの仕掛品2つを年末から年始に掛けて済ませたので、またお手付きに戻ります。
簡易インジェクションの飛行艇をチマチマ進めました。
簡イで手がかかるのに、モーターライズにするので、インストにない工作が余計に増えて、なかなか楽しめます。
午前中はモーターに電線を半田付けし、予め翼の中に仕込んだ導線と結線して、エンジンを主翼に接着しました。
午後からはカーテンです。
エデュアルドが写真集を同梱してくれてるので、インストではわからないところが、実物写真を見て理解できて助かります。
うしろから窓3つ目までは、内側にガラスの保護棒が見えるので、カーゴスペースだとわかります。
この保護棒は、エッチングパーツが用意されています。
なので客室はそれより前なので、カーテンも客室のみに写っています。
カーテンの中央に巻く紐はなんて言うのか調べたら、タッセルというのですね。
そのタッセルの色がカーテン本体の色と、随分コントラストがついて差があります。
薄い紙を探したら、アルミ箔の間に挟まっているのを見つけました。
それにサフ吹いてから、薄緑の色を重ねました。
水性を吹いたら乾かなかったので、切り出しと張り付けは日曜日です。
タッセルは何で作ろうか。良い色の紙テープがあれば簡単ですが。
一方、簡イらしいのは、こういうところ。
主翼の支柱ですが、もともとは何もないところにイモ付けという設計です。
でも、モールドの表面に薄く目印を付けてくれています。
車輪の収まる凹みに、左側の2つは消えかけてますが、4つ小さなボッチが見えます。
このボッチの位置に主脚をイモ付けしろ、という目印です。
成型で穴をあけるためには、金型を凸にしなければならないので手間が掛かりますが、ボッチは金型をドリルで軽くさらうだけなので安価なのでしょう。
だから昔の凸モールドは簡単でも、スジボリを成型する金型は結構大変だと思いますねえ。
金型の表面に、細い凸線を縦横に付けるのですから。
放電加工で浮き彫りにするのか、溝を掘ってから線材を埋め込むのか。
そのボッチの位置が、かなり正確なのです。
簡イのハンデはあっても、こういうところに作り手の志の高さが感じられて、モチベーションが維持できます。
そのボッチの中心にニードルで印をつけ、0.8mmドリルで孔をあけ、エバグリの0.75を挿すとダボの出来上がり。
支柱側にも穴を明けます。支柱の端面にも薄くボッチを付けた跡がありました。
このボッチに気づく前に、金型の荒れだと思って削っちゃったのもありそうです。
橙丸はナセルの同じくダボホゾ加工。
緑丸はもともとあった主翼と胴体のダボホゾ。
赤丸はダボホゾが1個では不安だったので、追加した2mm棒。
こんな作業が続くので手間が掛かりますが、だんだん愛情が湧いてきました。
エッチングパーツはこんな感じ。
計器盤は着色済の、2枚貼り合せ構成。
これを青丸の凸凹モールドを削って貼りなさいというが、それならプラ板切り出しの方が、平面度もあるし絶対に楽。
黄丸はカーゴルームの保護棒。保護棒の数もご丁寧に作り分けてある。
赤丸の操作パネルはコクピットの天井に貼り付ける指示。ご丁寧に操作レバーも別パーツで付いてます。
絶対見えないし、クリアパーツの内側に貼るなんてリスキーなので、そこまでお付き合いはしません。
シートベルトも見えないので、他キット用に温存。ジャンクBox行き。
今回のデタラメ工作での失敗は、電池をCR2032にしたこと。
3Vなので良いかと思ったけど、どうも電流が少なくてモーター2個は無理なようです。
最初テストした時は、結線が外れたかと思ったほど。
試しに単三電池を繋いだらものすごい勢いで回りました。
その電池は使い古しの、1.3V位の死に掛けでしたが十分だったので、1.5Vでいけそうです。
なので、搭載電池をSR44の1個使用に替えます。
ホルダーを、小さなSR44のサイズまで狭めます。
スペック表を見るとCR2032は0.2mAで、SR44は1.4Vで10mA。
CR2032は負荷の軽い電子回路などに、微弱な電流を長い時間流す用途に適しているようで、モーターを回すなんて使い方が間違っていたようです。
でも、SR44高いんだよねえ。
カーテンの前に、他の部品も仮組みで確認して、ダボホゾを先に工作したおいた方が後々良さそうです。
三が日最後の工作は、飛行艇です。
今年の新春家族対抗ババ抜き合戦は、6戦やって負けなしでした。
窓のガラスを面から出っ張り気味に接着します。
0.3mm以上出っ張らせると削るのが大変です。
簡易インジェクションですが、なかなかこいつ上出来ですよ。
抜き勾配が大げさにとってあったり、ダボホゾがないものの、精度はかなり良い。
パーツを仮組してみて、どちらかを削るか決めて、すり合わせればほぼ問題なくドンピシャです。
でもダボやホゾなどが無いので、プラ材の屑で受けや補強を付けてやる必要があります。そういう工作はなぜか好き。
窓はほぼバリ取り調整だけで嵌まり、接着しました。
ガラスの外周に軽くペーパー掛けるだけでピタリです。
これをガリガリと#400で削って面一にして、#800、バフレックスの#2000、#3000、ラプロス#6000で傷消し。
コンパウンドで荒目、細目、仕上目と進めて、透明度回復です。こんなので午後いっぱい掛かりました。
ラプロスで#6000までやると、荒目のコンパウンドではほとんど引っ掛かりがないほどですね。
傷の溝よりコンパウンドの粒子が大きいから、ということなのかなあ。
でもいくら磨いても、せいぜいこの程度しか内部は見えません。
左右を貼らずに、反対から内側に光を当ててもこの程度なので、胴体を接着するとほとんど見えないでしょう。
あとはカーテン付けたら、左右接着です。
ガラスの断面が白く見えますね。しょうがないか。
この工程が憂鬱で回避してましたが、思ったよりも簡単。
時間はかかるけど、丁寧にやれば結果がついてくるタイプの作業でした。
考えるだけで躊躇するより、まず行動ですね。手を動かせば何かがわかる気がします。
クリアパーツにペーパーかけるなんて、昔はやらなかったですからね。
2日目、起きたら薄っすら雪化粧でした。
昨日晴れて初日の出が見られてよかった。
女組はゴロゴロしててもしょうがないから、とか言ってイオンモールに無駄づかいに出掛けました。
男組はパパが朝から呑んでいるので、録画してあった釣り番組を3本観てから、子供は宿題、大人は工作。
大掃除の際に発掘された、ブログ開設以前の仕掛品を仕上げてしまうことにしました。
タミヤ1/35 Sd.kfz250/9です。多分40年位前のキットだと思う。
途中までできているので、酔ってやるのにちょうどいい軽工作と思いまして。
基本塗装と下半分にはホコリ色まで吹いてあるようです。
なぜ投げ出したかわからないが、いくつか思いつきました。
(1)アルテとかノイの優秀な新しいキットが発売されて心折れた。⇒グンゼとかで出た頃か
(2)フェンダーと一体成型された、布地の表現があまりに稚拙で萎えた。⇒キットが古いからね
(3)エナメル黒でウオッシングしたので全体が黒くなりすぎ、修復不可能になったから。⇒つや消しにエナメルは落ちないからね。
インストで確認するとあとは車載工具を付けるだけのようです。
ツルハシやスコップをさっさと水性で筆塗りして車体に接着。
車幅ポールとミラーは紛失していたので、ガラクタ箱から調達。
2日目はここまで。
3日目の4時過ぎから工作開始。最後の仕上げ。
サンド系の明るいフィルターを掛けて、拭き取れないエナメル黒を白くボカしてごまかします。
もうこれでいいや。はーい、完成!今年の第1作目だあ。
結構カッコいいじゃん。年末のイタリアのやつより好きかな。
初めてのMM体験は小学5年生くらいのSd.kfz251でした。
躍動感あるフィギュアが7体くらい入っていて、話題になったやつです。
当時、「模型とラジオ」という雑誌を買ってもらっていて、表紙を開いた1ページがタミヤの広告で一番の楽しみでした。
よく覚えているのは、シュビムワーゲンの広告。アメリカの水陸両用車のキットと並べて、お国柄の違いを楽しんで・・みたいな広告だった。
ヘリコプタ-のヒューズ500の広告も読んだら絶対欲しくなる内容だった。卵型のキャビン云々・・・
買わなかったんじゃなくて買えなかった、あの頃。
写真を撮ったら、飛行艇の工作。
朝4時に起きると朝飯前に3時間あるので色々出来るね。
朝飯から昼飯までの9時-12時と一緒だもんね。
楽しいや。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
大晦日、家族で紅白を観ていましたが、夕方明るいうちから飲んでいたので、パパはすでに出来上がっており、それにユーミンのとても全国ネットの電波に載せるレベルではない歌唱が追い打ちをかけて、「やさしさに・・」が始まったら耐え切れず2階に上がり寝てしまいました。
そのお陰で元日の朝は5時台に目が覚めて、良い1年のスタートが切れました。
この辺りの日の出は7時丁度くらいということだったので、初日の出を犬の散歩の途中で撮ろうとスマホを持って出ました。
けど、神社で初詣をして戻っても、お日様はまだ顔を出しません。
東に高い山があるので、予定を20分も過ぎた7:22でもまだこの状態です。
外で待っていましたが、家に入って呑みながら待つことに。
乾杯。
モルツをケースで買うと、グラスとサーバーのような細かい泡が注げる、というオマケが付いてきたので早速お試し。
こういうオマケにすぐ釣られるんです。
そうこうするうちに、7:42に初日の出でございます。
水平線や地平線から日が出るなら「旦」だろうけど、山から出るんじゃ「旦」っぽくないな。
40分以上も平地より遅いし。
2019年元旦。
平成31年という方が、正月らしいか。
この地に越してきてから、始めて初日の出を見たのかも。
今年元号が変わったら、エクセルとかの書式・日付っていう表示の、元号はどうなるんでしょ。
2020年って入力すると、平成32年って表示しちゃうんでしょうか。
朝からビールを飲みながら、録ってあったシンゴジラを、封切からずいぶん経った今頃、新春映画として観ました。
やっぱ映画はこたつが良いなあ。聞き取れなかったセリフとかすぐ巻き戻してリピートできるし。
エバンゲリオンのエッセンスを、意識的にふりかけてあるのかなあ。わからないけど。
午後からは書斎に籠って、飛行艇の機内を仕上げます。
客席のシートはレジンです。
湯の周りが悪くて、半分ほどのひじ掛けが成形不良でした。
次は難関の、ガラスの嵌めこみです。
簡易インジェクションのせいか、胴体の丸穴もテーパー穴で、丸いガラスにも抜きテーパーが付いています。
なので、ガラスの径が穴に対して大きいと深く挿し込めず、奥目になるということ。
理想的には表面で面一ですが、それは難しいでしょう。
ガラス自体にヒケも見られます。
なので立てた作戦は、ガラスを止まるまで入れた時点で、わずかに表面から飛び出すように調整。
ペーパーを掛けて、ヒケを消しながら機体表面と面一にすることにします。
コンパウンドで磨いて、元の透明を取り戻せるかがポイント。
それとカーテンを付けようと、思いつきましたが、どの素材で作るか思案中です。
お船にも手を付けました。
フラワー級コルベット。全長62mで約1000t。
鵜来型海防艦は排水量は同じくらいですが、78mと長い。
コルベットは3000馬力以下の機関で16ノット。海防艦は4000馬力以上で20ノット弱。
あちらは北洋漁船の設計流用で、こちらは専用設計。
どうせ航空機にはかなわないので諦めて、対潜水艦に絞れば、この運動性はオーバースペックでしょう。
探知系の電子機器が貧弱で、護衛してて逆に潜水艦の餌食になるような我が海防艦に比べれば、優秀なソナーやヘッジホッグを搭載して、たとえ見かけは羊でも、優秀な牧羊犬のように船団を無事エスコートするコルベットの方がよほど賢いと思えます。作るのにも安そうだしね。
年末の買い出しの際、銘木コーナーで今回は栗の板を仕入れました。
幅90mm位、長さ1尺半。半分にしてこのクラス2隻分の台座が取れます。
船体は左右分割成型なので、外板の貼り重ねがいい感じに表現されてます。
模型で外板の凸凹をやると、1/700ではややオーバーに感じますが、1/144のような大縮尺では逆に、のっぺりだと間が持たないと思います。
さて今年はいくつ作れるか。
そういえば、また、ポチっしてしまいました。フジミのフェラーリ250GTO。
エッチングのワイヤーホイール同梱版が再生産になったので。
春先に入荷のようですが、それまでに積みを少しでも減らさないとね。