「パワーポイントの使用は控えた方がいい。特にプレゼン資料のカラーコピーは…」 最近、トヨタ自動車社内からだけでなく、系列会社、サプライヤー(部品会社)のあいだからでさえ、こんな会話が聞こえてくるようになった
gooニュースより
***
パワーポイント貧乏にならないようにという
警告だが、
資料作りに倍以上の時間コストをかける愚への警告でもあるように思う
それ以外にも、資料作りの面白さが仕事の質を低下させてしまっている
不安もあるように思う。
内容のなさをきらびやかな飾りでプレゼンはだめ
という警告も暗にありそう
トヨタの社長の警告。きっとなにかかわるかも
顔の見えるプレゼンの復活なるか
gooニュースより
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パワーポイント貧乏にならないようにという
警告だが、
資料作りに倍以上の時間コストをかける愚への警告でもあるように思う
それ以外にも、資料作りの面白さが仕事の質を低下させてしまっている
不安もあるように思う。
内容のなさをきらびやかな飾りでプレゼンはだめ
という警告も暗にありそう
トヨタの社長の警告。きっとなにかかわるかも
顔の見えるプレゼンの復活なるか
「彼が取り出したのは、何?」
練習が大切である,と彼はずっと思ってきた。努力だけで成功できる,というわけではないし,たしかに天性の力も必要かも知れない。しかし,彼の今の位置をこのまま保ち,さらに次の位置を得るためには,努力することは必要不可欠なものなのである。
彼はすっかり手になじんだそれを取り出した。それは,彼にとって単なる道具ではなく彼の分身のようなものだった。ゆるやかな曲線,しっかりとはられた糸。彼がデビューしてから,これが彼をずっと支えてきたのだ。
準備ができると......(後略)
*何?のところに、何かを入れると、文意がはっきりします
タイトル効果の体験文
練習が大切である,と彼はずっと思ってきた。努力だけで成功できる,というわけではないし,たしかに天性の力も必要かも知れない。しかし,彼の今の位置をこのまま保ち,さらに次の位置を得るためには,努力することは必要不可欠なものなのである。
彼はすっかり手になじんだそれを取り出した。それは,彼にとって単なる道具ではなく彼の分身のようなものだった。ゆるやかな曲線,しっかりとはられた糸。彼がデビューしてから,これが彼をずっと支えてきたのだ。
準備ができると......(後略)
*何?のところに、何かを入れると、文意がはっきりします
タイトル効果の体験文
市村操一・東京成徳大学応用心理学部長からの投稿
実存的心理学とスポーツ
Nesti, M. (2004) Existential Psychology and Sport. Routledge, London.
著者によるまえがき
本書はこれまでのスポーツ心理学の主流を占めていた認知的アプローチや認知-行動的アプローチとは全く違った考え方を示す。それはスポーツ心理学における実存的心理学の理論と現象学的方法の系統だった最初の試みとなるだろう。
応用スポーツ心理学の学問分野のためのこの新しい研究枠組みは、多くのスポーツ競技者がそのキャリアの中で、またその後で、当面する現実の重要な問題の多くの研究に役に立っている。
今日、増え続けるプロのスポーツチームや競技者は心理的問題について助力を求めており、そのような面での支援を行なうプロのスポーツ心理学者の数も増えている。しかしながら、現在のところ、スポーツ競技者の側からの現実の要求と、従来からのスポーツ心理学が提供できる支援の間には大きなギャップが存在する。目標設定や「メンタル・スキルズ・トレーニング」は確かに、スポーツの実践のいくらかの側面の向上に役立つことはあるだろうが、このような従来からの心理的トレーニングは競技者の人格的発達を促すこと、つまり、競技者の自己実現に貢献することができるだろうか?
実存的心理学は、コーチングによって競技者が身体能力を高めていくときに、人間としても強くなっていき、スポーツ経験を通しての可能性を達成できるように支援することを目指している。本書(実存心理学とスポーツ)は、応用場面でのスポーツ心理学に「深さ」と「本質」と「学問的厳密さ」を加えることのできる方法の概要を示す。その方法によってスポーツ心理学は「メンタル・スキルズ・トレーニング」や傾聴技能(訳者注:ロジャーズの来談者中心療法を揶揄して、こう呼んでいる)を越えた地平を切り開くだろう。
Mark Nesti: Reader in Sport Psychology at York St John College, UK
(訳者注:Readerは英国の大学の役職で日本の正教授にあたる。英国ではProfessor は学科に2・3人)
目次
第1部 実存的心理学 - その原理、思想、研究の観点
1 イントロダクション: 実存的・人間学的心理学
2 実存的-現象学的心理学: その思想とスポーツへの関連
3 現象学: その方法論と方法
4 不安とスポーツ:実存的-現象学的アプローチ
第2部 実存的スポーツ心理学の応用 - プロスポーツでの問題と実存的カウンセリング
5 スポーツ心理学における実存的カウンセリング
6 プロフェッショナル・チーム・スポーツ:実存的観点から捉える
7 実存的実践のなかの倫理的問題: 本心での価値観と個人の責任
8 To be or not to be・・・ 実存的スポーツ心理学者は可能か?
(訳者・市村操一・東京成徳大学応用心理学部長による注: とんでもないスポーツ心理学が現れました。やはり21世紀ですね。自然科学を理想とした行動主義心理学でもなく、コンピューターを夢見た認知心理学でもなく、アメリカ的な来談者中心療法の楽観主義でもない、ヨーロッパの哲学的心理学の巻き返しの流れなのでしょうか? ともかくも、ニーチェ、キルケゴール、フッサール、ハイデッカー、サルトル、ヤスパース、メルロ・ポンティなど、英語が母国語でない哲学者兼心理学者の名前がぞろぞろです。日本のスポーツ心理学者も「大乗起信論」や「正法眼蔵」などを土台にがんばりますか?)
実存的心理学とスポーツ
Nesti, M. (2004) Existential Psychology and Sport. Routledge, London.
著者によるまえがき
本書はこれまでのスポーツ心理学の主流を占めていた認知的アプローチや認知-行動的アプローチとは全く違った考え方を示す。それはスポーツ心理学における実存的心理学の理論と現象学的方法の系統だった最初の試みとなるだろう。
応用スポーツ心理学の学問分野のためのこの新しい研究枠組みは、多くのスポーツ競技者がそのキャリアの中で、またその後で、当面する現実の重要な問題の多くの研究に役に立っている。
今日、増え続けるプロのスポーツチームや競技者は心理的問題について助力を求めており、そのような面での支援を行なうプロのスポーツ心理学者の数も増えている。しかしながら、現在のところ、スポーツ競技者の側からの現実の要求と、従来からのスポーツ心理学が提供できる支援の間には大きなギャップが存在する。目標設定や「メンタル・スキルズ・トレーニング」は確かに、スポーツの実践のいくらかの側面の向上に役立つことはあるだろうが、このような従来からの心理的トレーニングは競技者の人格的発達を促すこと、つまり、競技者の自己実現に貢献することができるだろうか?
実存的心理学は、コーチングによって競技者が身体能力を高めていくときに、人間としても強くなっていき、スポーツ経験を通しての可能性を達成できるように支援することを目指している。本書(実存心理学とスポーツ)は、応用場面でのスポーツ心理学に「深さ」と「本質」と「学問的厳密さ」を加えることのできる方法の概要を示す。その方法によってスポーツ心理学は「メンタル・スキルズ・トレーニング」や傾聴技能(訳者注:ロジャーズの来談者中心療法を揶揄して、こう呼んでいる)を越えた地平を切り開くだろう。
Mark Nesti: Reader in Sport Psychology at York St John College, UK
(訳者注:Readerは英国の大学の役職で日本の正教授にあたる。英国ではProfessor は学科に2・3人)
目次
第1部 実存的心理学 - その原理、思想、研究の観点
1 イントロダクション: 実存的・人間学的心理学
2 実存的-現象学的心理学: その思想とスポーツへの関連
3 現象学: その方法論と方法
4 不安とスポーツ:実存的-現象学的アプローチ
第2部 実存的スポーツ心理学の応用 - プロスポーツでの問題と実存的カウンセリング
5 スポーツ心理学における実存的カウンセリング
6 プロフェッショナル・チーム・スポーツ:実存的観点から捉える
7 実存的実践のなかの倫理的問題: 本心での価値観と個人の責任
8 To be or not to be・・・ 実存的スポーツ心理学者は可能か?
(訳者・市村操一・東京成徳大学応用心理学部長による注: とんでもないスポーツ心理学が現れました。やはり21世紀ですね。自然科学を理想とした行動主義心理学でもなく、コンピューターを夢見た認知心理学でもなく、アメリカ的な来談者中心療法の楽観主義でもない、ヨーロッパの哲学的心理学の巻き返しの流れなのでしょうか? ともかくも、ニーチェ、キルケゴール、フッサール、ハイデッカー、サルトル、ヤスパース、メルロ・ポンティなど、英語が母国語でない哲学者兼心理学者の名前がぞろぞろです。日本のスポーツ心理学者も「大乗起信論」や「正法眼蔵」などを土台にがんばりますか?)
インターネットや電子メールによる電子的コミュニケーション(Compter-Mediated-Communication;CMC)環境が充実してきて、従来のコミュニケーション習慣が激変した。
1)対面オンラインのコミュニケーションが減った。
--->討論しない 相手意識の欠如
非言語的情報に対する感受性の低下
2)絶え間ない「つながり」を求める。
--->内容(情報伝達)より頻度(相互作用) 孤立への不安
3)シンボル・ベースのコミュニケーションへの過度の傾斜
・メール言語の発明---音声言語でもなく、
文字言語でもない半文字言語
・深い思考の表現より、つながりの確認表現
1)対面オンラインのコミュニケーションが減った。
--->討論しない 相手意識の欠如
非言語的情報に対する感受性の低下
2)絶え間ない「つながり」を求める。
--->内容(情報伝達)より頻度(相互作用) 孤立への不安
3)シンボル・ベースのコミュニケーションへの過度の傾斜
・メール言語の発明---音声言語でもなく、
文字言語でもない半文字言語
・深い思考の表現より、つながりの確認表現