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悩み相談室

2008-05-21 | 心の体験的日記
ポストに「悩み相談室」のちらしが、これで2度目
悩みを無料解決しますという
ボランティアだという
あがっている例が、
・学校がつまらない
・人間関係が面倒くさい
・子どもがいうことをきかない
などなど、もっぱら心理面の悩み
それだけに
なんとなく危ない感じ

万華鏡がみせる新しい世界
桜氏提供

健康・スポーツ心理学 最前線

2008-05-21 | 健康・スポーツ心理学
読売新聞 1987-88年連載コラムより 「健康・スポーツ心理学」に関するもの。
『病気を患った後の新たな希望はスポーツで』
 西ドイツ・チュービンゲン大学から話をお届けしたい。
 哲学者ヘーゲルがここで教えたり、ヘッセが『車輪の下』で回想した神学校時代を送った町である。ここでウルリケという女性スポーツ心理学者に会って、教えられることが多かった。
 乳ガン手術後の女性にスポーツヘの参加をうながして、生きていく気力を充実させようというのが彼女の研究である。
 乳ガンの手術を受けた人の中には、家に引きこもりがちになったり、洗濯物を干そうとして腕が自由に上がらないことにショックを受けて、落ち込んでしまう人もいるとウルリケは言う。
二年前にわずか三人の女性を相手に始めた体操の実験研究を地方新聞が応援してくれ、今では三十人の女性が参加している。乳ガン手術後の女性の体操への参加は、不安や無気力を低減し、社会的関心と接触を高めることが確かめられはじめている。
 特に一人住まいの女性の場合、体操への参加が精神的健康さを高める効果が現れている。
 ウルリケは心理学者であると同時に、効果的な運動を開発する体操デザイナーでもある。集団の体操ゲーム、音楽を使ったリズム運動、そして運動後の語らいの時間などが彼女のプログラムに入っていた。

『目の見えない子の能力開発』
 西ドイツ・チュービンゲン大学からもう一話。
 教授のガーブラー博士が、「大学では忙しくて落ち着かないから、家でコーヒーを飲みながら話そう」と言って、車を運転して大学から五分ほどの自宅に招いてくれた。
 シュバルツバルトの山並みの見える居間で、二時間ほどおしゃべりした。
 教授の目下の仕事は、目の見えない幼児と母親のための運動ゲームを開発することだ。
 目の見えない子を持った母親は、子供の能力を過小に評価して過保護になりすぎるのではないかと、ガーブラー教授は考えている。
 運動ゲームの開発は、子供の能力を伸ばすだけでなく、母と子の関係を改善し、母が子供の能力を正しく認識する機会を与えるものにしたいと言う。
 この研究は、ベンツのメルセデスとIBMの援助によって進行中で、子供の成長を追いながら、六、七年は続ける計画だそうである。
 目先の研究を忙しく追いかけている米国や日本の研究者とは違った行き方が、ドイツの研究には残っている。どちらにも長短はある。
 運動の効き目をどのように測定すればよいだろうと考え込んでいたが、ガーブラー教授の研究の成功を祈りたい。
(市村 東京成徳大学 応用心理学部長の投稿)

本は水に弱い

2008-05-21 | 心の体験的日記
ささやかな楽しみの一つは、
風呂読書
昨日は、養老孟司著「唯脳論」
あまりの心地よさに風呂場いねむりーーこれも楽しみの一つーー
本をタブに落としてしまった
みるも無残な姿とないなる
これで何冊目だろう

ウイルスチェックソフト更新

2008-05-21 | 心の体験的日記
画面にうるさく、ノートンが期限切れのメッセージが出る
更新した
しかし、画面に、納品物はありませんとある
そりゃーそうだろう
プログラムを見せられても困る
それにしても、まったく何もなくて
8000円の支出は不安
本当に何かやってくれているのだろうか
一体、どこで、ウイルスチェックをしているのだろう

安全対策の効果は、危険に直面しないとわからない

でも、ダウンロードしてとか
CDから作業をするとか
だと、たいていうまくできないから、これでよいのだと思う

そうそう、まだ、無線マウス、うまく埋め込み作業ができない

4冊全部注文してしまおう

2008-05-21 | 心の体験的日記
講談社現代新書5月発売ラインナップ
・なぜ、日本人は学ばなくなったか 斉藤孝
・ケータイ世界の子どもたち 藤川
・賭ける魂 植島
・プロ野球の一流たち 二宮清純


アマゾンには、1500円の壁がある
新書だと2冊以上でないとだめ
ところが、その発注手順が面倒
いま、やってみたが、1冊ずつの注文になりそう
なのでやめた
1冊150円の送料は、750円の本では痛い
こうして、買いそびれてしまう

もう一つ、以前にそれで最終注文をやめたものが、
まだ購入リストとして残っている
それがキャンセルできないと、無駄本も買ってしまうことになる

というわけで、ここのところ、アマゾンでの注文ができない状態が続く

ポジティブ心理学

2008-05-21 | 健康・スポーツ心理学

● ポジティブ心理学(positive psychology)
臨床心理学隆盛の20世紀後半の心理学の潮流が、21世紀になりかわりつつある。きっかけは、皮肉なことに、無力感は学習の産物であるとする発見をしたセリングマン(M、E. P. Seligman)が、1998年に米国心理学会の機関紙への会長あいさつであった。彼は、今度は、楽観主義も学習の産物であるとする自著をベースに、21世紀の心理学は、人間のポジティブ面、優れた面に目を向けたものであるべきだとして、ポジティブ心理学を提唱したのである。
ねらいは、生活、趣味、仕事、対人関係において、人生の幸せをいかに作り出していく技術を開発していくことにある。

スポーツにおけるお祈りは効果があるか

2008-05-21 | 健康・スポーツ心理学

応用心理学部長・市村先生の投稿


『スポーツにおけるお祈りは効果があるか』

 日本のプロ野球の春のキャンプを報道するテレビを見てと、監督以下全員でキャンプ地のお宮にお参りに行ったりする姿が見られます。
 これは日本だけの現象ではなく、キリスト教徒の多い国、アメリカでも見られるスポーツ選手の行動です。アメリカの研究誌「心理学とキリスト教」の2004年版に、スタンフォード大学とテネシー大学の教授たちの研究論文「スポーツにおけるキリスト教徒の祈りの経験」がでています。それによりますと、野球の大リーグや、NBA(National Basketball Association)や、アメリカン・フットボールのチームなども、試合の前に教会をおとずれることが多いのだそうです。
 また、自分のプレーの前に胸のところで十字を切っている選手もいますよね。陸上ではレースに勝った後でグランドにキスしている選手もいます。以上のような行動は「Sportianity」とよばれているそうです。この言葉は辞書にはでていません。「キリスト教徒的信仰」(Christianity)という言葉からの造語でしょう。横浜の大学にいる英国人の友人に発音を聞いたら、スポーチャニティーと発音すればよいそうです。
 この研究の調査によりますと、1970年代や80年代より21世紀に入ってからのほうがお祈りをする選手の割合が多いそうです。
その人たちの多くは、お祈りは自分の成績によい影響があると感じています。
 お祈りの理由としては(a)結果がどうなるか分らない状況でのストレスの低減、(b)道徳的に正しい生活ができるように、(c)スポーツに集中できるように、(d)チームメイトとうまくいくように、というようなことがあげられています。
 この論文を読んでいて、日本の選手たちはどんなお祈りをしているのかと考えました。本学の応用心理学部の学生の卒業論文でとりあげてもらおうかとも考えています。
 祈りは、人類の歴史の中で永く続いてきた行為であり、迷信と片付けるのではなく、スポーツとは限らず、現代の生活の中での意味を考え直してもいいのではないかと思いました。