素材の情報より、スタジオでみのもんたが大げさに憤ってみせるコメントのほうを視聴者(特に女性)は喜ぶからだ。私がNHKに勤務していたころ教わったのは、「典型的な視聴者は、50歳の専業主婦で高卒だと思え」ということだった
(池田信夫ブログより)
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大学進学率50%越えが続くと
典型的視聴者の想定が難しくなってくるだろうなー
(池田信夫ブログより)
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大学進学率50%越えが続くと
典型的視聴者の想定が難しくなってくるだろうなー
9.1 会話ってどんなもの
●コミュニケーションが成立するとは
人とのコミュニケーションは、こちらが伝えようとしたことを相手が「理解したとき」にはじめて成立します。
」しかし、これが意外と難しいことは、文章表現でもそうですが、発表のときには、とりわけ実感します。
どうしてこういうことになるかというと、基本的に、書くにしても発表するにしても、一方向的だからです。
表現がはじまってしまうと、終るまでは、受け手はひたすら情報を頭の中に取り入れて処理することに専念します。当然、見たことも聞いたこともない言葉や、話の筋が不分明なところに出くわします。そうなると、自分なりに頭を働かせて推測せざるをえないことになりますが、それがいつも可能とは限りませんし、また正しいとも限りません。結局、随所でわからない、あるいは、誤解、曲解が発生してしまいます。
その点、会話は、「会って話す」のですから、お互いに理解していることを確認し合いながら、頻繁な双方向のコミュニケーションができます。 会話の望ましい姿は、いろいろの意味で望ましいコミュニケーションの究極の姿と言えます。会話の達人は、コミュニケーションの達人でもあります。 会話は進化する
ちょっと脇道にそれて、ここで会話の歴史をみておきます。
●会話の発生は、
人類史上で言葉が発生したとされる4~5万年前になります。眼の前の人と会話することからはじまっています。愛を語るために言葉が生まれたとの説もあります。
それが、無線、電話、電子メール、そして、止めをさしたのが携帯電話の爆発的な普及(NTTのi-mode。1999年)によって、「会って話す」から会話、という定義が通用しなくなってきました。 *
****イラスト案 ()内の年代も入れる
1)2人のクロマニヨン人が言葉を仲介している会話している(紀元前4~5万年前) ----の点線を入れて分ける----
2)2人が電信を使って会話(1835年)
3)2人が電話を使って会話している(1876年)
4)2人がコンピュータをインターネットを仲介して会話している(1969年) 5)2人が携帯電話で会話している(i-mode,1999年) -----------
こうしてみると、会話の定義は「音声や文字によって双方向的な情報のやりとりをすること」を変更する必要がありそうです。
したがって、会話力も、対面対話と遠隔対話の両方を想定する必要がありますが、本書では、以下、対面会話のみを想定することにします。 その理由の一つは、話が複雑にならないようにするためです。
もう一つの理由は、対面会話は、どんな環境になろうと、会話の基本だと思うからです。遠隔会話の技術が普及するにつれて、それに比例するかのように、対面会話力が低下してきているように思える今だからこそ、対面対話をもう一度きちんと見直してみる必要があります。
若者の携帯でのメールのやりとりは、サルの仲間どうしの音声コミュニケーションと本質的に同じとの指摘があるくらいです(正高信男著「ケイタイを持ったサル」中公新書)。
●コミュニケーションが成立するとは
人とのコミュニケーションは、こちらが伝えようとしたことを相手が「理解したとき」にはじめて成立します。
」しかし、これが意外と難しいことは、文章表現でもそうですが、発表のときには、とりわけ実感します。
どうしてこういうことになるかというと、基本的に、書くにしても発表するにしても、一方向的だからです。
表現がはじまってしまうと、終るまでは、受け手はひたすら情報を頭の中に取り入れて処理することに専念します。当然、見たことも聞いたこともない言葉や、話の筋が不分明なところに出くわします。そうなると、自分なりに頭を働かせて推測せざるをえないことになりますが、それがいつも可能とは限りませんし、また正しいとも限りません。結局、随所でわからない、あるいは、誤解、曲解が発生してしまいます。
その点、会話は、「会って話す」のですから、お互いに理解していることを確認し合いながら、頻繁な双方向のコミュニケーションができます。 会話の望ましい姿は、いろいろの意味で望ましいコミュニケーションの究極の姿と言えます。会話の達人は、コミュニケーションの達人でもあります。 会話は進化する
ちょっと脇道にそれて、ここで会話の歴史をみておきます。
●会話の発生は、
人類史上で言葉が発生したとされる4~5万年前になります。眼の前の人と会話することからはじまっています。愛を語るために言葉が生まれたとの説もあります。
それが、無線、電話、電子メール、そして、止めをさしたのが携帯電話の爆発的な普及(NTTのi-mode。1999年)によって、「会って話す」から会話、という定義が通用しなくなってきました。 *
****イラスト案 ()内の年代も入れる
1)2人のクロマニヨン人が言葉を仲介している会話している(紀元前4~5万年前) ----の点線を入れて分ける----
2)2人が電信を使って会話(1835年)
3)2人が電話を使って会話している(1876年)
4)2人がコンピュータをインターネットを仲介して会話している(1969年) 5)2人が携帯電話で会話している(i-mode,1999年) -----------
こうしてみると、会話の定義は「音声や文字によって双方向的な情報のやりとりをすること」を変更する必要がありそうです。
したがって、会話力も、対面対話と遠隔対話の両方を想定する必要がありますが、本書では、以下、対面会話のみを想定することにします。 その理由の一つは、話が複雑にならないようにするためです。
もう一つの理由は、対面会話は、どんな環境になろうと、会話の基本だと思うからです。遠隔会話の技術が普及するにつれて、それに比例するかのように、対面会話力が低下してきているように思える今だからこそ、対面対話をもう一度きちんと見直してみる必要があります。
若者の携帯でのメールのやりとりは、サルの仲間どうしの音声コミュニケーションと本質的に同じとの指摘があるくらいです(正高信男著「ケイタイを持ったサル」中公新書)。
出かけるときは手ぶらを原則にしている
今日は、新幹線で掛川まで
ホームで気が付いた
手ぶらの人は皆無
なんだかあやしい人間にみられそうで
不安
でも、快適
携帯や手帳やがま口はもたない
ポケットをフルに活用する
本は文庫本にする
冬はだいたいこれでなんとかなる
今日は、新幹線で掛川まで
ホームで気が付いた
手ぶらの人は皆無
なんだかあやしい人間にみられそうで
不安
でも、快適
携帯や手帳やがま口はもたない
ポケットをフルに活用する
本は文庫本にする
冬はだいたいこれでなんとかなる