◆自己実現(self-actualization)〔1994年版 心理学〕
人間は動物と同じで、飢えや渇きを避け、性の欲求が満足されることを絶えず求めている。こうした生命の維持にとって不可欠な生理的欲求は、満足されると解消する。そして一定期間が経過すると、また欲求欠乏状態になる。生理的欲求に加えて、人間は、名誉や富といった社会的欲求をも持つ。
これは、満足されればされるほどさらにその上を求める。したがって、社会的欲求は常に欠乏状態にあることになる。ここに人間の向上心の原点がある。
自己実現とは、A・H・マスローが、生理的欲求から社会的欲求、さらに真善美などを求める成長欲求へと至る欲求満足の階層を設定したとき、最も高次の欲求として位置づけられたものである。自己の潜在的な能力を開花させ、これまでより一段上の人格を目指し、最善の自己になろうとする欲求である。自分の能力、適性を生かせる仕事、没頭できる趣味や社会活動のなかで自己実現の欲求は満たされる。
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人間は動物と同じで、飢えや渇きを避け、性の欲求が満足されることを絶えず求めている。こうした生命の維持にとって不可欠な生理的欲求は、満足されると解消する。そして一定期間が経過すると、また欲求欠乏状態になる。生理的欲求に加えて、人間は、名誉や富といった社会的欲求をも持つ。
これは、満足されればされるほどさらにその上を求める。したがって、社会的欲求は常に欠乏状態にあることになる。ここに人間の向上心の原点がある。
自己実現とは、A・H・マスローが、生理的欲求から社会的欲求、さらに真善美などを求める成長欲求へと至る欲求満足の階層を設定したとき、最も高次の欲求として位置づけられたものである。自己の潜在的な能力を開花させ、これまでより一段上の人格を目指し、最善の自己になろうとする欲求である。自分の能力、適性を生かせる仕事、没頭できる趣味や社会活動のなかで自己実現の欲求は満たされる。
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