心の風景 認知的体験

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安全教育の課題

2012-05-01 | 安全、安心、
1)未然防止(危険予知)
  ・ミス、怪我をさせない
  ・事故に会わせない
  ・犯罪に会わせない・巻き込ませない
  ・災害に備える
   「水害などに対して安全」と答える人が7割(安全神話)
2)適切対処
  例 報知、一時処置、救命、安全復帰
3)アフターケア
  例 謝罪、補償、PTSD 

歪んだ信念と闘う」ポジティブマインド作り

2012-05-01 | ポジティブ心理学
「歪んだ信念と闘う」

① 根拠のないきめつけ
友だちがメールを返信しなかっただけで,“友だちが私を嫌いになった”と思うなど,根拠もないのにネガティブな推論を行なう。
②選択的注意
   5人中4人から良い評価を得ているのに,1人からダメだと言われたとき,“自分は悪く思われている”というように,ポジティブな情報を無視して,些細なネガティブな情報ばかりに注目する。
③ 過度の一般化
   ある教科で試験に失敗した学生が,他のすべての教科でも試験に失敗し,落第してしまうと思い込むように,わずかな経験から広範囲のことを結論づける。
  

チームワーク「周りを支えて自分も元気に」

2012-05-01 | ポジティブ心理学
チームワーク「周りを支えて自分も元気に」 *

●チームワークってどんなもの
 まずは、こんな言説から。
「人間は原始の時代からチーム・プレーヤーであったのだ。人類が固有に備えている複雑な社会的関係が、生存のための重要な優位性を生んできた」(D.ゴールマン)
チームワークとは。お互いに助け合って(力を出し合って)共通の目標を達成することです。
もっとも身近なのは、家庭ですね。
ただ、家庭の場合は、目標が判然としないところがありますから、ときおり、妙なことになることもあります。夫婦、子どもとのチームワークが乱れることがあります。
会社などの組織では、おおむね目標がはっきりしていますので、その点は心配ありませんが、目標の達成過程で、さまざまな問題が発生します。
本稿は、心の元気ということに限定して、チームワークを取り上げますが、チームワークの心理学、なかなかおもしろい、いや難しい問題がたくさんありますので、社会心理学の本でチェックしてみるとよいかと思います。

●心を元気にするチームワークのコツ
①対人関係を良好なものにしておく
 チームワークですから対人関係が発生します。対人関係はチームワークのインフラ(基盤)のようなものです。ここがしっかりしていないとチームワークはうまく機能しませんし、心元気というわけにはいかなくなります。
仕事の目標を達成しさえすれば文句ないだろう、という態度ではうまくいきません。「無駄な」配慮が必須です。「無駄な」の意味はおわかりですね。とりわけ、あなたがチームリーダー的な立場なら、常時、3割くらいの「無駄な」配慮が求められます。
②それでも、チームの目標は意識して仕事をする
なぜなら、目標達成のために作られたチームであって、仲良しクラブではないからです。このことをメンバーが認識していれば、たとえ、対人関係や仕事でトラブルや逆境に陥ったときにも、チームワークで元気に乗り切ることができます。
野村克也監督の言を引用しておきます。
「表面的な「仲良しこよし」がどんなに集まったところで、それはた
だの「群れ」にすぎません。チームワークには、目的意識の共有が
不可欠です。」
③競争はほどほどに
チームワークに競争は諸刃の剣です。
それが適度ならメンバーのモラール(士気)を高め元気に仕事ができますが、過度になるとチームワークを劣化させます。足の引っ張り合いが起こります。仕事のほうではなく、そちらのほうに資源が費やされてしまいます。
競争心をうまくコントロールするコツは、成果第一ではなく、努力(過程)第一でいくことです。これは、自分の成果は周りのおかげ、周りを助ける気持ち、感謝の心につながります。
④チームワークを底で支えている人への配慮を忘れない
目立たない、でも、その人がいないと実はチームが機能しない、そんな人がチームには必ずいます。へたをすると、割をくってしまうような人といっていいかもしれません。あえて、誰が、あるいは、どんな人が、とは言いませんが、そんな人への感謝を折に触れて表現することは大切です。