心の風景 認知的体験

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ひやり!!

2012-05-23 | 安全、安心、
考えごとをしていた
気がつくと赤信号
最近ややこういうことが多くなったようだ
かといって、考えごとをやめるのも難しい
ラジオや音楽くらいが一番よいのだが、
それ以上にあれこれ考えるほうに注意をとられる
これも、高齢ゆえの注意力低下かも
解決策は、運転を止めるしかない
でも、困る
歌でも歌うのがよいのかも
あるいは、運転の実況中継もよいかも
○状況中継
「今、信号が青です
「前からダンプがきます
「スピートが出すぎてます
○心の中継
「注意力が散漫です
「考えごとをしています


音の類似によるエラー

2012-05-23 | ヒューマンエラー
 短期記憶は、音韻主導の処理をする。したがって、音の類似したものどうしのエラーが発生しやすい。しかも、日本語は同音語が多いので、さらに音によるコミュニケーション・エラーは深刻である。混同エラーが行いように、冗長な表現をすることにある。
例 「あがるーさがる」を比較されたい。ラジオによる株価ニュースや、高度の上げ下げの管制指示が、たった一音での弁別になっている。

周囲の刺激と親しむ「集中術その2」

2012-05-23 | 健康・スポーツ心理学
2 周囲の刺激と親しむ

 感覚遮断実験というのがある。これは、ふだん、人間に与えられている刺激、たとえば音・光はもとより、場合によっては皮膚感覚・重力までを極端に制限した状態に人間を隔離したら、一体何が起こるかを調べようという実験である。
 大学生に実験内容を説明して協力してもらう。学生の方は、軽い気持ちで実験室に入ってくれる。ベッドに横になって、時々簡単なテストに答えていればアルバイト代がもらえるのだから、何日でも部屋に入っていられそうに思う。
 ところが結果は、一二名の学生全員が三日以内にギブアップしてしまったのである。
 これは、退屈さに耐えられないということもあるが、それ以上に、刺激のない状態に我慢がならなかったようである。数時間すると、もう自分で歌を口ずさんだり、からだの一部を叩いたりして自分から刺激を発生させ始める。やがて幻覚のようなものがが出てくる。頭の中で、みずから刺激を作り出しているのである。
 周囲から邪魔されないので集中してものを考えることができるだろうという学生の期待は見事に裏切られて、頭の働きは支離滅裂になってしまったのである。
 人間は環境の中で生きている、というより生かされている。おおげさに言えば、環境からのもろもろの刺激が人間の生存を保証しているのである。飛行機の音から、台所の生活音、子供の泣き声、ネオン照明のチラツキまで、すべてが生きていく上での貴重な支えとなっているのである。
 これがまず、この実験からの教訓の一つである。たしかに、いずれの刺激も過剰になれば、うるさく感じるかもしれない。しかし、それでも、それがわれわれの生存を助けていると考えれば、寛大な気持ちになれる。
 感覚遮断実験の第二の教訓は集中力に関係する。
 集中しているときは、周囲のことはまったくと言っていいほど気にならない。あたかも、まわりからの刺激が突然まったくかき消えたかのように感ずる。
 しかし、実はこんな時でも、周囲の刺激の入力はたえまなく続いているのである。ただ意識にのぼらないだけなのである。もしこれらの刺激がなくなったら、とたんに、集中できなくなる。
 要は、あなたの身の回りの環境をむやみに拒絶せずに、それにともかく親しむことであり、友達になってしまうことである。