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「なぜ、日本人は日本人の研究を引用しないのか」 今日の論考

2017-03-06 | 認知心理学
「なぜ、日本人は日本人の研究を引用しないのか」
ノーベル賞の波及効果として、日本人の研究評価能力が今問われている。

まずは、日本人の研究をきちんと引用することからするべきであろう。

昔、ある先生がなぜ僕の研究のほうが先なのに外国人のほうを引用して僕のを無視するのだと抗議のメールを回す事件?があった。
事の真偽は不明だが日本人の研究を引用しない傾向はややはなはだしいところがあることは事実である。

心理学会だけではないらしい。なぜか。
・批判的な引用、論争を恐れる   
  アメリカでは、本当の論争のごと  
  き形であえて論争を挑んで話題作  
  りをするようなところがあるそうだ。
  それを解説するのが日本人という図式もある。
・どうせその研究も外国にもとがあるはずと思い込む。 
  事実、そのケースが多い。
・引用の仕方がおかしいと抗議されるのを恐れる
・外国物なら気楽に引用できるし、権威づけになる


便利なようで不便なネット銀行

2017-03-06 | 心の体験的日記
ネット銀行ができ始めたころ、
ものめずらしさで口座を作った。
しかし、ほとんど使ってなかったが、
定期満期の通知があったので、アクセスしようとした。

ところが、これが難題。
目の前のエサを食べたい猫のうろたえのよう。
ログインパスワードがだめ。
何回かやっているとロックされてしまった。
電話すると、「では、登録されているキーワードは?」とくる。

結局、すべて再設定。
後日送られてくる書留便をおくり返すはめになった。

これがまた受け取りが難題。

あれやこれや、あと5年もしたら、とても対応できないなー

今のうちに、近隣の銀行へ移さないと、
大金を銀行へ寄付となりそう。
全国的には、そんなケースがごっそりとありそうだなー
銀行にんまり?!




心理学の職場

2017-03-06 | 心理学辞典
学校カウンセラーや医療機関のカウンセラーとして、臨床心理士などが注目されていますが、こうした心理専門家の可能性についてお話ください。


心理専門家への道は今、急速に拡大しています。
不幸なことではありますが、子どもから大人まで、学校や職場で、心の病や不調に悩む人々が増えてきたからです。 

たとえば、交通事故の年間死者の数が、去年、長年続いていた1万人越えから大幅に減ったのに対して、
自殺者の数年間、2万人を越え続けています。
 
精神医学だけでは手におえない心の病や不調があります。そこでは、心理専門家によるサポートの必要のようです。
 
ただ、残念ながら、心理学にはまだあらゆる点で、医学ほどの力はありません。
目下、力をつけるべく、臨床心理士対応の大学院修士課程を作られつつあります。
心理学の諸学会でも各種の資格を出しています。さらに、国家資格「公認心理師」を作って、パワーアップと人材の養成に本格的に乗り出そうとの本格的な動きもあります。

今後5年くらいの間に、心理専門家の認知度も急速にあがり、力のある心理専門家が増加することが期待されています。

人助け]名言の心理学

2017-03-06 | 名言の心理学
人助け

「いい加減」な援助でいいのだ。がんばりすぎると、つい自分のやり方をおしつけて相手のニーズを置き去りにしてしまう。
しんどくなって長続きしないことも多い。
それに、やってあげすぎると、援助を受ける人たちの生きる力を弱めてしまう。
(鎌田實「いいかげんがいい」集英社)

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 東日本大震災。これくらいの規模になると、被災者ならずとも、誰しもが途方にくれてしまう。
自分で心がけたのは、できるだけ早くいつもと同じように生活し、考え、行動すること。さらに、いつでもどこでも義捐金を(ユビキタス義捐金を)だった。
 人助け。
 なかなか難しい。
 身の丈に合わない人助けは、長続きしないし、また助けられる人にも、もう結構ですよ、という気持ちにさせてしまうこともある。結果として、名言にあるように、生きる力を弱めてしまうこともある。
 衡平理論*によると、助けてもらった人も自分がお返しできるくらいの助けのときに幸せ感がもっとも高いらしい。
 今回の大震災くらいになると、個人の力での支援には限界がある。これからは、政治と行政の力に頼らざるを得ない。がんばってほしい。増税くらいはがまんする。

*● 衡平理論(equity theory)
経済的な助け助けられの2者関係における利得の衡平感にかかわる理論。この理論を福祉援助の場に援用する試みがあり、いくつかの興味深い知見が報告されている。土肥伊都子らの紹介によると、たとえば、多くの場で見られる一方的に援助をうける過剰利得状態と援助者側の過小利得状態はともに、必ずしも幸福感や満足感をもたらせないことや、社会的ネットワークと支援関係が衡平なほど孤独感が低いことなどが知られている。