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◆感性」心理学基本用語

2020-10-22 | 心理学辞典

◆感性(kansei)〔心理学〕
人は、感覚器官を使って外界から絶え間なく情報を取り込んでいる。それらは、知の世界と情意の世界を形成する糧となっている。感性とは、知と情意とが混然一体となった、つまり「見たい、知りたい」と「好き、楽しい」とが融合した複雑かつ未分化な外界認識の世界である。この感性を製品開発のなかに組み込むことを求める動きが、ハードの時代からソフトの時代へとシフトしてくるにつれて強くなってきている。



就職活動中の悩み」お仕事相談

2020-10-22 | 教育
07年10月9日更新

就職活動中の悩み

相談者:
商品管理 / 35歳 / 男性

転職を決意したものの、働きながらの転職活動は思い通りにいかず・・

悩み:
現在、都内某所にあるアパレル会社で商品管理の仕事をしています。

入社して6年になりますが、年々業績が悪化し、入社当初あった8店舗の直営店は現在3店舗にまで減り、さらに今年7月には、いま借りている配送センター兼倉庫も撤退し本社一括に縮小になりました。

そんな状況から現在の仕事を続けることに大きな不安があり、今年に入ってから6社の人材紹介会社に登録して転職活動をしているのですが、在職しながらなので、なかなか思い通りにはいかず困っています。

あとわずかで36歳になってしますので、これを期に、退職して転職活動に集中しようかなと思いつつ、まだ迷っています。在職しながら活動し、決まった時点で退職するのがベストなのか、早々に退職しフリーな状態で効率よく転職活動したほうが良いのか…。どうかアドバイスをよろしく御願いします。


「お答えします」

●在職しながらの転職活動がベスト
 36歳での転職はいろいろの意味できついものがありますね。迷いはよくわかります。
これが、20歳代なら、躊躇なく、退職―>求職を選ばれるはずですし、私もそれをお勧めします。
今回のご相談の結論としては、このまま在職しながらの転職活動をすることだと思います。退職して退路を断っての転職活動は、あまりにリスクがありすぎます。それをするなら、会社がまったくだめになってしまってからでも遅くはありません。さらに、ありがたいことに最近では、ネットでかなりのところまでは事をすすめることができます。
余裕をもっての転職活動のほうが、適切な判断ができます。
  • 会社は本当にだめなのか
ところで、会社は、本当にだめになってしまうのでしょうか。戦線の縮小がなされているのは、それなりにまっとうな経営判断ができているようにも思えるのですが。人員整理はどうなっているのでしょうか。明日はわが身という切迫した情勢になっているのでしょうか。
 何が言いたいのかというと、早まった判断は怪我のもとになるからです。もし会社の処遇や商品管理という仕事に特段の不満がないのなら、会社と一連托生とまではいかなくとも、当面、会社再建にあなたの力を投入してみるということもあると思うのですが、いかがでしょうか。そして、最後まで会社とつきあったがだめだった、というようなことになっても、それは転職の際の一つの勲章になると思います。
 逃げ腰からは何も学ぶことはできませんが、向かっていく姿勢があれば、たとえ失敗したとしても、その過程でたくさんの貴重なことが学べます。
  • 逃げの転職はだめ
こんなことをあえて申し上げるのは、転職には、今の状況からの逃げの意味合いがどうしても付きまといます。そこには、困難に立ち向かっていくことで自分を鍛えるというイメージがありません。
仕事そのものに熟練してエキスパートとして生きていく人なら、包丁一本のさすらい旅の職業人生もありですが、会社という組織の中で生きていく大多数のビジネスマンにとっては、仕事以外に組織人としての技能、たとえば、人間関係、リーダーシップ、協調などなどの技能もきわめて大切です。それは、組織に自分をどっぷりと浸しその中で積極的に生きていく姿勢がないと身につかないものだと思います。
相談には直接関係しない余談ばかりになってしまったようですが、今後の職業人生の充実のために少しでも参考になれば幸いです。


ハイブリッド戦争

2020-10-22 | 社会
いまの米中対立は、国境のない世界で起きている。いわば、共通空間の中で、
様々な方法で敵の領域に浸透することができる。---冷戦と違い、はるかに多くの「戦争」の手段がある。
(ドミトリー・トレーニン;日経20.10.22)



◆インターフェースの心理学」心理学基本用語

2020-10-22 | 心理学辞典

インターフェースの心理学(psychology of interface)〔1993年版 心理学〕
人間と機械のかかわり(インターフェース)が、コンピュータの出現によって大きく変わってきた。機械の前に座ってさて機械に何をさせようかというような機械は、かつては存在しなかった。コンピュータが、人間の頭脳のごとく、多彩な知的機能を遂行できるようになって初めて起こったことである。かくして、人間がこうした知的機械とどのようにかかわるのかを研究することが、極めて大事になってきた。
とりわけ、コンピュータを内蔵した多機能機械が爆発的に普及してきた昨今では、その重要性は焦眉の急である。ここ五年間、産官学の共同プロジェクトが組まれて、情報科学者、デザイナー、認知科学者による学際的な研究が活発に行われている。FRIEND21(通商産業省、パーソナル情報環境協会)というプロジェクトは、その代表的なものである。
人間工学(ergonomics)の主要な研究テーマであった、操作ミスや疲労にかかわる機械の使い勝手(usability)の問題に加えて、あたかも人と対話するかのごとくコンピュータとかかわれるようにするにはどうしたらよいか(user‐friendly)をも考えなければならない挑戦にさらされている。
類似用語として、ユーザー・インターフェース、認知的インターフェース、ヒューマン(マン)・コンピュータ・インターラクションなどがある。