心の風景 認知的体験

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東京成徳大学応用心理学科「健康・スポーツ心理学科」

2008-11-27 | 健康・スポーツ心理学
健康・スポーツ心理学科に入学してほしい受験生

名前は山田太郎。高校2年生。硬式テニス部員。
今年は、千葉県高校総体予選3回戦突破をめざして、猛練習中。

しかし、最近、自分のテニスの才能に限界を感じはじめている。
それでも、練習に熱中しているのは、テニスが飯より好きだから。

担任の先生からは、そろそろ進路を決めて勉強するようにアドバイスされる。
母親からも、大学はどうするの?とうるさく言われるようになってきた。

自分としては、テニスを続けたいとは思うが、それで将来プロになれるとは
まったく思っていない。
それでも、せっかくここまで身につけたテニスの技能は捨てたくない。
できれば、大学卒業後、テニスクラブのインストラクターになって、指導者として仕事をしたい。子どもの指導などができたらいいな。

さて、どうしたものか。
大学でも、さらに大学を出てからも、テニスを続けることができる道はないか。
テニスを学びの核にできるような学科はないだろうか。

ありました。それは、
東京成徳大学応用心理学科「健康・スポーツ心理学科」です。

今日の一言

2008-11-27 | 心の体験的日記
「情報が無料に近づいてゆくウェブで、ビジネスは成り立つのか」ということだ。
(池田信夫ブログより)
***

これほど、無料のありがたさを感じさせてしまったら、
あえてお金を払って、という気持ちがうせてしまう
広告だけではビジネスにはならないのではないか

電気ガス水道だってかなりの受益者負担をしている
ウエッブだって、と書いてうっかりしていた
接続料をジェーコムに毎月1万円払っていた
そうかー
無料ではないか


振り込ませ詐欺

2008-11-27 | 安全、安心、
朝日新聞朝刊生活欄04/10/8日付け許可済み
「おれおれ詐欺の心理テクニックと被害防止策」
****は海保の書き込みは***で

 受話器を取ると、相手は、落ち着いた声の男性だった。
 「今野道代さん∥仮名∥のお宅ですか。品川警察署の者です」
***警察という権威をよそおうことで、話しの信頼性を高め、さらに相手より心理的に優位に立つ

 9月中旬の平日午前・時半ごろ。小平市の主婦今野陽子さん(饋)∥同∥は、自宅にかかってきた警察の電話で突然、次女(・)の名前を聞かされ、驚いた。
 「本日、板橋区大和町の・号線で、道代さんの車が接触事故にあいました」
**「、娘の事故」と聞いただけで、母親は認知的にパニック。頭真っ白、目が点。正常な思考、判断ができなくなる。

「エッ、道代は?」
 「これから順序立ててお話します。お気持ちは分かりますが、落ち着いてよく聞いてください」
 《道代はどうなっているのか、私はそれをまず知りたかったのですが、相手はたたみかけるように話を続けてきました》
***「たたみかけて」一気に自分達のペースにのせる。そのために、最もらしい物語りを聞かせる。
***思い込み対策その1「疑問は、ともかく口に出して聞く」(思いの外化に寄る調整)


 「相手は自転車に乗っていて、ハラダカツヨさんという・歳の女性です」「道代さんは会社やお友達に連絡するより、まずは実家の連絡してくださいとのことでしたので、ご連絡しました。お母様ですね?」
 「はい」
 ***「疑問を口に出させないように、すぐに答えられる質問をしてくる」

《相手の説明に、はいはいとこたえるしかありませんでした。ただ、道代は車の運転が好きではありません。話を聞きながら、半信半疑でした》
 「道代さんはムライアイコさんの白いバンに乗って運手していたそうです。アイコさんはお友達ですか、同僚の方ですか。アイちゃん、と呼んでいるそうですが」
 「アイコさんは同乗していたのですか?」
 「今は分かりません。道代さんは、アイコさんをかばっているのか、お話しません」
 《聞いているうちに、本当に道代が運転していたのだと思い始め、だんだんドキドキしてきました》
***すでに架空の思い込み世界に入り込んでいるる。ここまでくると相手の言うがまま。

「もう一度、詳しく話を聞かせてください」
 
**ここで、ともかく理由をつけて、一旦、電話を切るのが一番。(思い込み対策その2は、「現場から離脱すること」)

「私は警察の者でお知らせをしています。今後は、検事からお聞きくださって、相談してください」
 「ちょっと待って。道代はどこにいますか」
 「品川の簡易裁判所の拘置されています。相手のハラダさんが東京海上火災の国選弁護人を雇われたので、電話を代わります」
 陽子さんの耳に、遠くの方で、「今野道代さんのお母さんです」と電話を代わる声が聞こえた。電話口に出てきたのは、警察官と同じ高めの声音で、やはり穏やかな口調の男だった。
**電話の持っている不透明性を逆に利用して、真実性を装っている
**権威の構造をみせてさらに心理的に優位に立つ。また、人をかえることによって、物語りの迫真性を作り出す。

「弁護士のナカヤママサシといいます。道代さんはとても優しく、まじめな方で、大変なショックを受けています。お気の毒です」
***「お気の毒です」の一言で、感情的な一体感さえ持つようにしてしまう。

 そうして、次のような説明を始めた。
**物語は、細部の正確さや矛盾を隠してしまう効果がある。

道代さんは制限速度で走っていたが、自転車に乗ったハラダカツヨさんが横断歩道でないところを飛び出してしまった。幸い、車の正面ではなく横にぶつかったので、大けがではなかった。倒れただけだった。道代さんが車の窓を開けて「大丈夫ですか」と聞き、ハラダさんは「大丈夫」と答えた。道代さんは車から降りず、そのまま去った。
 しかし、実は女性は妊娠6カ月で、縁石におなかをぶつけたため、念のために病院へ行った。すると流産だった。本人には本当のことは知らせていないが、夫は大変ショックを受けている。結婚して4年目で待ちに待った赤ちゃんだったらしい。夫は、「妻も悪いが、心からの謝罪をやっていただかないと困る」と言っている||。
 《女性が妊娠、と聞いた瞬間に、私の頭は真っ白になってしまいました。相手が道代と同じ・歳、ということも、ますますひとごとでないと思わせました》
 ナカヤマの話は続いた。
 「道代さんに非はなかったとはいえ、車から降りず、走り去ってしまったのでひき逃げになります。過失致傷で6年の刑が執行されます」「裁判は第一審、第二審というのがありまして、今日が第一審です」
**法律用語はめくらましとしては最適。ある程度は意味がわかりるが、かといって本当のところはわからない。何か大変なことが起こりそうとの予感を持たせるのに効果的。さらに、そんな言葉をあやつる人は権威の象徴のように思えてしまう。
これも心理的に優位に立つ仕掛けの一つ

、ほん《ずいぶん急展開な話、とは思ったのですが、すでに気が動転していますので、問いただすこともしませんでした》
 「ただ、ハラダさんが、もし道代さんには過失はないと認めれば、・日間の拘留で済みます。けれども、道代さん側が保釈金を払えば、今日、出られます」
 《話を聞いてすぐ、道代が最近出張から帰ってきたばかりで、今仕事から手が離せないほど忙しいと言っていたのを思い出しました。また、会社に知られたら良くないとも思い、今日のうちに、と思いました》
「おいくらですか」
 「200万円です。出せますか?」
 「はい」
 「現金ですか、振り込みですか」
 「現金を直接、そちらへ持っていきます」
**「直接持参」は相手にとっては、困ったとなります。、今野さんは、これで冷静になるための時間稼ぎができます。

「第一審は・時半にあります」
 「もう・時近くで、そちらへ向かうには、2時間近くかかります」
 「お宅はどちらですか」 「小平駅です」
***時間切迫の状況を作って、思い込みから脱出できないようにする。
***思い込み対策その3「対応する行為をするのに、間合いを入れる」)

「それは無理ですね。それでは、電車に乗られる前に、こちらへ電話をしてください。私の連絡先は、(携帯電話の番号)。お金は、普通預金から出されるのですか?」
 「定期預金です」
 「普通預金ではだめですか」
 「お金がほとんど入っていません」
 「いくら残っているのですか?」
 「……」

**多額の現金の引き降ろしがすぐにはできないようにしておく。
***思い込みい対策その4(リスクのある行為は、やりぬくくしておく「フールプルーフ化」)

《このやり取りのあたりでさすがに、どうもおかしいな、と思い始めました》
 「では、お金を降ろしたら、連絡をください」
***これ以後の対応は、夫への「連絡」と「活用」が遅かった以外は、適切。

電話が切れた後、陽子さんは急いで道代さんの名刺を探し出し、道代さんの職場へ電話をした。
 あいにく、道代さんの姿は今見あたらない、とのことだった。道代さんの夫に連絡し、状況を話すと、そんな話はおかしいですよ、と笑われた。念のため、地元の警察署に電話をかけ、板橋区大和町に事故があったかどうか、品川の拘置所に道代さんがいるかどうか、調べてほしいと頼んだ。
 2階にいた夫が、1階で陽子さんがバタバタしているのを聞きつけて、「どうした?」と聞いてきた。
**もっと早く夫を呼ぶべき。
**思い込み対策その5(人の助けをかりる「助けられ上手」になる)

《けれども、すっかり私は慌てているので、「ちょっと待って」とこたえるので精いっぱいでした》
 すると、ナカヤマから、前の電話から5分を待たずに、次の電話がかかってきた。
 「定期口座ですと、お金を降ろすときに銀行から理由を聞かれます。このように(内容覚えておらず)理由をこたえてください」
 その後、すぐに地元の警察から電話があり、板橋区の事故も拘置所の件も、実際にはない、とのことだった。
 5分後ほどに、再び電話があった。「ハラダというものです」。被害者の夫を名乗った。「待ちに待った子どもだったんです。謝罪をしていただきたい」。泣き声だった。
落ち着きを取り戻した陽子さんは初めて、その演技臭さを感じた
***「道代と連絡がとれました」と一言いって、電話を切っておしまい。(取材は朝日新聞東京本社生活部 山田 史比古)

●安全工学の思想を生かす

2008-11-27 | 安全、安心、
「安全工学の思想を生かす」
 安全工学は、人はエラーをおかすもの、機械・システムは故障するものとの前提で、機械・システムや人工環境の安全を工学的に保証する技術である。その背景には、エラー、事故防止のためのちょっとした心がけや仕掛けのヒントがある。まとめの意味で、そのいくつかを紹介してみる。
            「人は弱い葦(あし)されど工夫する葦」
6−1)馬鹿なことをしても大丈夫なようにしておく---フールプルーフ(fool proof;)
○すぐにはできないようにしておく
 ・カバーをかけておく
 ・手の届かないところにおいておく
○入れないようにする
 ・強制排除(ロックアウト)
○やるときに意識化せざるをえないようにしておく
 例 指さし確認
   ロックを解除してから湯を出す
○順番通りにやらないとだめ
 例 インターロック
    ふたを閉めないと電源が入らない電子レンジ
6−2)一つがだめでももう一つがあるようにしておく---フェールセーフ(fail-safe;故障しても大丈夫)
○複数で別々にやる
 例 ダブル・インカム(夫婦で稼ぐ)
○複数のシステムが動いているようにする
 例 コンピュータ・システムと口頭報告システムの併存

6−3)一つがだめならその次で防ぐ---多層防御(幾重にも障壁を設ける)             「安全には厚化粧もがまんのうち」
○ダブル、トリプルで「独立に」チェックをする
 例 稟議システム
6ー4)自然にそうしたくなる/したくないようにする---アフォーダンス(適切な行為を自然に誘う仕掛け)
○形を使う(シェイプ・コーディング)
○色を使う(カラーコーディング)
  例 国際標準(ISO) 緑は安全、赤が危険、青は低温、赤は高温
    文化差があるので要注意
○場所を使う(ポジション・コーディング)
  同型性になるように
   例 レバーを下ろすと水が出る  右のものは右で
                  「百の説法より一つの仕掛け」


▲情意機能

2008-11-27 | 心理学辞典
▲情意機能〔1995年版 心理学〕
人の心の働きを知情意に分けるのは話の便宜上のことである。実際の心は、知情意が一体として働いている。たとえば、「わかって(知)おもしろかった(情)」というような体験は、ごく日常的である。このことを前提にしたうえで、情意機能の働きに思いをはせてほしい。

5年前の昨日

2008-11-27 | 心の体験的日記
●認知的体験03/11/25海保
「ものを落とす」
つかんだものを落としたり、つかみそこねたりすることが多い。これも加齢に伴う運動機能の劣化か。昔から、そこつなところはあったが、それが激しくなったのか。ゆっくり確実に、をこころがけるようにしよう。
***
**
昨日は、先のとがった包丁を危うく足の上に
くわばらくわばら


インフォ-ムド ・コンセント

2008-11-26 | わかりやすい表現
うつ病は治りかけの自殺が多いことで知られるように、薬で死ぬ元気が出
てしまうからかもしれない。

 自殺予防のために、家族にしっかりその説明(うつ病はよくなる可能性は
高いが、実は自殺のリスクも高めるのです、など)をして、観察をお願いし
たり、それが難しいなら入院をもっとしっかりさせたりしないといけないの
かもしれない。
(和田秀樹メルマガより)

● 医療現場における説明と同意

2008-11-26 | わかりやすい表現
● 医療現場における説明と同意
 他者の人権に深くかかわる裁判員制度に対して、医療の現場では、自他の命がかかわってくる。ここでも、わかる、わかりやすさが極めて大事な問題になってくる。
医師の説明を納得した上で、医師の処置に同意する「説明と同意(informed consent)」という用語とその実践は、今や広く知られるようになってきている。
裁判の世界と同じで、医師と患者との間には、知識の非対称性がある。患者が同意するには、その情報の非対称性を解消してからが最も望ましいのだが、現実問題としてはそうも言っていられない。時間的な制約がある。患者が理解してくれるまで治療行為を待つわけにはいかない緊急の時もある。とりわけ、膨大な情報の非対称性の存在や患者の側に情報の理解不可能性がある場合は時間的制約は厳しい事態を招く。
 となると、その時々である程度わかったところで同意するという中途半端な解決が求められることになる。しかし、「ある程度」の判断が、医師にも患者にも難しい。かくして、状況に応じた医師と患者との相互コミュニケーションを折にふれて繰り返しながら、同意の道を探っていくことになる。
 一見すると面倒で困難な事態のようにみえるが、しかし、多分、これこそが現実場面でのわかりやすさの扱い、かかわり方として最適なのではないかと思う。相互コミュニケーションを通してのわかりやすさの構築である。


やっと解決

2008-11-26 | 心の体験的日記
ネット銀行との取引と格闘すること3日間
あれこれ試しているうちに、
なんと普通預金から借金する状態になってしまった
こりゃーだめだ
というわけで、だめもとで、電話
10分間も待たされたが奇跡的につながった
すべて解決した

こんなシステムでいいのかなー
もうこの銀行はごめん
取引をやめる

記憶力

2008-11-26 | 認知心理学
「お前(伊之助)、まったく無意味なことでも覚えられるのか」
ーーーー
伊之助はすこし考えて、覚えられるかもしれません、と答えた。
(胡蝶の夢(1) p171)


物憶えがいいということは、
学問をやる資格が半分あるということだ。
が、そsれだけのことだ。
物憶えのいい者は
つい慢心し、人を馬鹿にし、
ついには学問の心そのものを
うしなってしまいがちである。p28
***
伊之助、今でいう、自閉症児であろう

◆認知エキスパート

2008-11-26 | 心理学辞典
◆認知エキスパート(cognitive expert)〔1993年版 心理学〕
種々の認知機能において、並み外れた能力を示すもう一つのケースが認知エキスパート(専門家、熟達者)である。生まれたばかりの雛の雌雄弁別の得意な人、計算機並みの計算技能を持つ人、円周率を三万五〇〇〇桁も暗記している人、独特の勘で将来の株の値上がりを予測できる人などなど。認知エキスパートは、超記憶者と異なり、長年の経験のなかで自分なりに習得してきた方法を使っている。
たとえば記憶術者は、覚えるものを頭のなかで連合させるための符号表を使っていたり、計算エキスパートは、頭の中でそろばんを動かしたりしている。したがって、その方法を使うことを訓練すれば、誰しもが一定レベルの認知エキスパートになれる。

理香ちゃん、寝顔が素敵
桜氏提供

重複表現ランキング

2008-11-25 | わかりやすい表現

重複表現(gooランキングより)
書くときには注意が必要
話すときは、これくらの冗長度は必要


一番最初/一番最後

100



最後の切り札

95.3



ダントツの1位

95.1



過半数を超える

91.6



被害を被る

70.4



不快感を感じる

70.4



思いがけないハプニング

68.1



返事を返す

64.3



射程距離

60.6



元旦の朝

55.2



過信しすぎる

53.8



挙式を挙げる

51.5



存亡の危機

50.8



お体御自愛下さい

47.1



大体○○程度

45.0



あらかじめ予定する

41.3



収入が入った

38.7



満○周年

35.7



すべて一任する

34.3



捺印を押す

32.9



はっきりと断言する


5年前の今日

2008-11-25 | 心の体験的日記
●認知的体験03/11/25海保
「TVで紹介された温泉まで行っていみた」
ものは試しと行ってみた。満員だった。しかし、TVでみてイメージしたのと全然違う。行って気がついたが、ここには前に来たことがあった。その時は、あわてて逃げ帰った。
以前、土浦のてんぷら屋がTVで紹介された。翌日、ものは試しで行ってみた。満員だった。2度は行く気になれないところだった。そこも、TV紹介前から知ってはいたが、入る気にはなれないところだった。
::::
08-11-26
馬鹿だったなー
今はさすがにそんな馬鹿はしない
でもTVでは、あいかわらず、その手の番組が多い
手っ取りはやく、取材ができるし
かつての自分のような馬鹿が多いからだろう

振り込ませ詐欺 実況中継

2008-11-25 | 安全、安心、
「おれおれ詐欺の心理テクニックと被害防止策」
****は海保の書き込みは***で

 受話器を取ると、相手は、落ち着いた声の男性だった。
 「今野道代さん∥仮名∥のお宅ですか。品川警察署の者です」
***警察という権威をよそおうことで、話しの信頼性を高め、さらに相手より心理的に優位に立つ

 9月中旬の平日午前時半ごろ。小平市の主婦今野陽子さん(饋)∥同∥は、自宅にかかってきた警察の電話で突然、次女()の名前を聞かされ、驚いた。
 「本日、板橋区大和町の号線で、道代さんの車が接触事故にあいました」
**「、娘の事故」と聞いただけで、母親は認知的にパニック。頭真っ白、目が点。正常な思考、判断ができなくなる。

「エッ、道代は?」
 「これから順序立ててお話します。お気持ちは分かりますが、落ち着いてよく聞いてください」
 《道代はどうなっているのか、私はそれをまず知りたかったのですが、相手はたたみかけるように話を続けてきました》
***「たたみかけて」一気に自分達のペースにのせる。そのために、最もらしい物語りを聞かせる。
***思い込み対策その1「疑問は、ともかく口に出して聞く」(思いの外化に寄る調整)


 「相手は自転車に乗っていて、ハラダカツヨさんという歳の女性です」「道代さんは会社やお友達に連絡するより、まずは実家の連絡してくださいとのことでしたので、ご連絡しました。お母様ですね?」
 「はい」
 ***「疑問を口に出させないように、すぐに答えられる質問をしてくる」