天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

Reminiscence(レミニセンス)

2019年08月10日 | グルメ


【Reminiscence(レミニセンス)】
  名古屋市中区栄2-15-16コンフォート栄2F TEL:052-228-8337

誕生日ディナーで訪問。このお店何回目かなぁ?3回目か4回目?位だったと思う。(ここ数年グルメネタをスルーしがちだったので失念)
今年発表になった「ミシュランガイド東海」で星2つ獲得されましたね。本当におめでとうございました。
貧乏な我が家が年に数回しか行けない「ハレの日ディナー」で利用しているレストラン2店が2店共ミシュラン2つ星(しかも洋食で2つ星獲得したのがこの2店のみ)
…ぶっちゃけ、ミシュラン東海のリスト発表になった時に旦那と「うちらの舌、確か過ぎるだろマジで!(笑)」と大笑いしたわさ^^

さーて、もう食べに行ってから結構経ってるので割と色々忘れてますが(滝汗)、画像先行でUPしていきます。
ディナーは¥13,500-(税サ別)シェフにお任せ一択。自分はコースに併せてワインのペアリング(Short:5種で¥5,500-)を付けてます。



先ずは乾杯のシャンパン。
ペアリングには乾杯のシャンパンは含まない、というお店も結構ありますがレミニセンスさんはガッツリシャンパン注いでくれます♪



第一章~余韻~

「雲丹」
ディナーは4章に章立ててあり、それぞれが「余韻」「記憶」「安堵」「追憶」と名付けられています。
先ず第一章はオードブル、オードブルっていう量じゃないんだけどさw
この雲丹は手で摘まんでヒョイと一口で食べる。雲丹の甘さにアオサの磯の香りが絶妙。



「玉蜀黍」
トウモロコシのスープ仕立て
前にも頂いた事がありますが、微妙に中に入っている食材が変わってますね。焼き目を付けたトウモロコシの実が甘くて香ばしくて食欲そそります(^^♪



ワインチェンジ。「シック・アズ・シーヴス」のロゼ。ピノ・ノワール



「鰹」
絶妙火入れの後に燻した…という説明だった記憶^^;
結構肉厚にカットしてあってね、毎度毎度バカの一つ覚えみたいで申し訳ないんだけど、本当にこの店の火入れは完璧☆
更に燻した事で独特のいい香りが立って、ソースとの絡みも抜群です!



ワインチェンジ。「ハーミット・ラム」の白、ソーヴィニョン・ブラン。ニュージーランドのワインは初めて飲むかも?ラベルがステキ♪



「鱧」
季節感あるよなぁ。夏はやっぱ鱧ですか!
この鱧をなんとフリットに仕立ててある。そうする事でソースと身の絡みが抜群に良くなる。
実はあんまり鱧は好きな魚ではないんだけど(歯ごたえがあり過ぎて裏包丁が入っていてもお刺身で食べるのがイマイチ苦手で…)コレ、フワフワのウマッウマ!
むしろ鱧が嫌いだという人に是非食べて貰いたい一皿。



「フォアグラ」
この店の食材はどんなに苦手なモノ、クセの強いモノでも絶対に美味しく食べられるようになってる。
昔はフォアグラも実は苦手食材の1つだったけど、本当に美味しいお店に何店舗か通うようになって今では美味しく頂けるようになった食材の1つ。
フォアグラは甘めだったりフルーティな食材と合わせるパターンが多いですが、本品はカカオ(チョコレート?)がアクセントになっている。
カカオとフォアグラって合うの?と半信半疑だったけど、そこはレミニセンスさんの手腕。流石のマリアージュ!



口直しのグラニテは「スイカ」フレーバー。見た目そこまでスイカな感じしませんが…味はガッツリ濃厚スイカ!爽やかで美味しい^^



ワインチェンジ。「サヴニエール・フェデス エリック・モルガ」の白。シュナン・ブラン。フランス、ロワーヌの美味しい辛口。



第二章~記憶~

「鰻」
いよいよメインの第二章に突入。先ずはレミニセンスのスペシャリテ「鰻」
前にも書いたと思うけど、自分元々鰻が嫌いで(苦笑)それもあってレミニセンスさんになかなか足が向かなかったというのがあったんですが。
多くの「鰻が嫌い」という人は多分自分と同じ理由だと思うので、鰻嫌いの人こそ是非この店に来て欲しい。この店の鰻だけは絶対に美味しく食べられます!
正直、今でも自分はこの店以外の鰻は美味しいと思いません。でもこの店の鰻だけは本当に美味しい。魚介類全てがダメだという人…は、外に食いに行くなw



「魚」
この日は金目鯛。皮目パリッパリの身はミキュイでシットリふわふわ♪
ハマグリから取った出汁で作ったソースだったかな?和のテイストの組み合わせなのにきちんとフレンチ。しかも超絶美味いってさー(大歓喜)



ワインチェンジ。「ジュヴレ・シャンベルタン ドメーヌ・アルロー」ピノ・ノワール100%、渋みの中にも甘みを感じる美味しい赤。



「肉」
今日はシャラン鴨キターーーー!!やっと出会えたシャラン鴨ちゃーん(^^♪
めっっっちゃくちゃ美味い!もうたまらなく美味いっ!!
鴨しばらく仏から入らなくなってたよね。ここ数年で落ち着いたみたいだけどさ。そんなこんなで良質なシャラン鴨が市場に出回るとお高いのよねぇ(溜息)
いやいやいや、もう至福ですよ。はぁ~シャラン鴨美味い~(←しつこいw)



ココでバースデープレート頂きました!いつもありがとうございます!…て言うか、一度でいいから記念日以外にも食いに行けよ>自分(薄涙



第三章~安堵~

「パイナップル」
いよいよデセールの章に入りました。先ず冷たいデセールのパイナップル。初めてお邪魔した時も確かパイナップルだったな。そん時も自分の誕生日だったからかw
コレさー、何度食べても新しい美味しさだよな。色んなパイナップルのアプローチが面白い。氷菓子だったりジェラートだったりゼリー、生フルーツ、e.t.c...
ありとあらゆる形のパイナップルを提供。見た目以上に非常に手の込んだ一品。



「桃」
やはりこの季節のフルーツの王者「桃」がメインデセール。
これまた以前とは全く違ったアプローチで、実をシロップでどーにかこーにかしたもんをフワフワメレンゲ生地でサンドして、下にはクリスピーなナッツのなんちゃr…
まあ、いい。最後の最後まで本当に美味しい。ソースも毎回凝ってるんだよなぁ~。本当に「食の非日常」を楽しませてくれる。



終章~追憶~

「茶菓子」
ある意味コレが本店の第二のスペシャリテ(裏スペシャリテ)と呼んでもいいのかもしれないw
最後に食後の美味しいコーヒーと共に頂くお茶菓子は「シェフが子供の頃に食べていた懐かしの駄菓子」をハイクオリティに再現。
チーズケーキ、プッチンプリン、きのこの山、雪見だいふく…どれもこれも誰もが子供の頃大好きだった駄菓子達。いつまでも余韻が残る…

初めて食べに行った時、自分がスープを飲むスプーンを持つ手が左手だったのを見てギャルソン氏が気付かれたのでしょう
それ以降、お食事に行くとギャルソン氏の方から「お客様は確か左利きでいらっしゃいましたね?」とカトラリーを左側にサーブして気遣ってくれる。
別に右側にサーブされていても慣れっ子だから気にもしないですよ。でもこういう小さな気遣いがお店の居心地をうんと良くしてくれる。
味の素晴らしさもさることながら、スタッフお一人お一人のサービスに対する志の高さも正にミシュランの星付きレストランに相応しい、本当に素晴らしいお店です。

今夜も最高の料理とサービスをありがとうございました。また食べに行きます!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする