天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」@69作目

2022年12月16日 | 映画感想
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」

ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」13年振りの新作です。
思えば前作のアバターが自分の初めてのIMAX体験でした。あの作品の存在が世の中にIMAXを認知させたと言っても過言はないだろうと思います。
という訳で、当然ですが本作もIMAXレーザー3Dで鑑賞しました。当たり前だろう!

あらすじ
神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、子供たちをもうけ、幸せに暮らしていた。しかし、ジェイクたちは再びパンドラに現れた人間たちに森を追われてしまい、海の部族のもとに身を寄せる。だが、その美しい海にも侵略者が接近していた。(Yahoo!Movieから丸パク)

先ず言いたい。
本作上映時間が驚愕の192分(3時間12分)、なげーよ流石に長過ぎるわキャメロン!チケ買う時に上映時間の長さに気付いて慌てて通路脇の席取ったわ。流石にコレだけの時間トイレに行かずに観ていられるか自信がなくて、いざという時に他のお客さんに迷惑掛けずにトイレ行けるように配慮せざるを得んかったわ(溜息)
…ま、結果的にはトイレ行かずに最後まで観れましたけど、ラストのスタッフロールの辺りでお腹ゴロゴロ来てヤバかった。スタッフロールも長いんだよ漏れるかと思ったわ^^;

まーまー、そんなこんなで本作。
まあ映像スゴイよね。やっぱ「これぞIMAX3Dで鑑賞すべき作品」だと思いますよ。特に海の部族に行って以降なんて「えーっと、制作BBCだったかな」って思うレベルw
やや(というか、かなり)「捕鯨反対色」強く打ち出してましたが、日本人は別に美とアンチエイジングを理由に捕鯨してる訳ぢゃねーからな(滝汗)
クジラ嫌ってる訳じゃないし儲かるからだけで捕ってる訳でもねーわ、いつも捕鯨問題になると目吊り上げて日本非難するグリンピース方向の人達いるけどさ、じゃあお前ら完全なヴィーガンなのかよと。クジラは知能が高いから可哀想で知能が低い牛や鶏は可哀想ぢゃねーのかよと、生き物に優劣付けてるお前らはそんな高等民族なのかよと。

あ、いけねぇつい熱くなっちまった(苦笑)
正直、話が冗長に感じる部分多々あり。別に話の筋だけを追って簡潔に見せろとは言わないけど(娯楽作品なんだし)、森のシーンでも海のシーンでも一々見せ場が長過ぎる嫌いはあるんだよね…そこまで長くなくても映像の美しさも堪能出来てるしキャラクターの様子とかも楽しんで見れてるし!^^;
あと色々と違和感を感じる展開もあった。一番の違和感は何と言っても「ジェイクって【トゥルーク・マクト(部族の長)】なんでしょ?自分が狙われてると分かったから家族を守る為にトゥルーク・マクトの立場を捨てて部族から離れるってアリなんすか?」という事。ちょっと…自分勝手過ぎませんか?誰もココに違和感ないの???
せめて「俺が狙いなら俺達家族がこの部族を離れれば、この部族がこれ以上襲われる事はなくなる。部族を守る為に俺達はここを離れる!」って言い訳にすりゃいいのに。
ま、それを理由にしちゃうと「じゃあ海の部族を危険に晒すのはいいのかよ!」って事になっちゃうんだけどねw

それから、クオリッチの意識と記憶をデータ化させてそれをナヴィに移植する事で復活!っていう展開は結構衝撃だったんだけど。コレが出来るって事は人間はほぼ不死身になったという事だと考えていいんじゃない?だったらもうトゥルクン狩らなくてええやんけw(結論)
んで…、クオリッチがジェイクに復讐したくて固執する気持ちは分かる。だけどそれにしちゃーやり方がクソ過ぎない?
海の部族を1つ1つ虱潰しに探していくんだけど、ジェイクをかくまっていないと分かると何故かその部族の家を全て焼き討ちにしていく。なんだよコイツ誰か殺せよ(ヲイ
本作はあくまでもパンドラの先住民を正義の目線で描いているのでどうしてもスカイピープル(地球人)はヒールになる訳ですが、それにしてもこんな非道な事やりまくってたらそりゃー嫌われるに決まってるやん!と思わずに居られない。同じスカイピープルの自分としても反吐が出るとはこの事だよ💢(ぷんすか

ジェイクの息子(次男)がパヤカンと心を通わせるシーンとか、魂の木のシーン(←この魂の木の存在はちょっと不思議というか謎だった。今後も出て来るのかなぁ?)等、映像的にも美しく見所も多いし特にIMAX3Dで鑑賞していると作品への没入感が凄い。ある意味ヒーリングムービーとしてかなりの大作だと思います。
まあそれにしては…正直話の展開は割と凡庸で冗長だったな、という印象も強かった。

本作でチラッと「もうすぐ地球が滅びる」みたいな会話のシーンがありましたわね。て言う事は本作はまだまだ続きがあって今後「ナヴィ×スカイピープル全面戦争」という展開になって行くという事なんでしょうか…だってスカイピープルは故郷を失う訳で、パンドラをロックオンしてる状況だから当然ナヴィ大虐殺は免れない展開?
それから本作でも結局明らかにならなかったキリの出生の秘密?コレに関しても今後のネタという事で敢えて温存させてあるという事なのかな?
あとさー、もうコレ嫌味なんだけどー、スパイダーは最後わざわざ助けてやる必要なかったと思うよ…だってデータ残ってるなら何度だって生き返らせる事出来んでしょ?^^;

と、なんか書き始めたら今回アチコチに毒吐き散らしてるみたいなレビューになっちまったな。映画観た瞬間は「いいもん観れたなー♪」って思ってたのに。おかしいなぁ~
コメント
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