「ARGYLLE/アーガイル」
キングスマンシリーズを手掛けるマシュー・ヴォーン監督が放つ新星スパイアクションシリーズ!←シリーズ化するという噂アリ
それにしても…サミュエル(サミュエル・L・ジャクソン)お前節操ないな。キングスマンにも出てたやないか!マシュー・ヴォーン監督もよっぽどサミュエルが好きなのなw
あらすじ
有名作家のエリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)は、すご腕エージェントのアーガイル(ヘンリー・カヴィル)が活躍する人気スパイ小説「アーガイル」シリーズの新作執筆に苦慮していた。あるとき愛猫のアルフィーを連れて列車で移動中、突如見知らぬ男たちに襲われ、同じ車両に乗り合わせていたエイダンと名乗るスパイ(サム・ロックウェル)に助けられる。その後も命を狙われ逃げ惑う中、エリーは自分が書いた小説が本物のスパイ組織の行動と一致していたことを知る。(Yahoo!検索情報から丸パク)
先ずさ、ブライス・ダラス・ハワードめっっっちゃ太ったよね!?
なに?ナニ?コレは役柄的に「太って愚鈍に見える容貌」が求められて敢えて体重増やしたん?それともナチュラルにデブっただけ?どっちなん???
まあどっちにしろ…例え役柄的にムリヤリ体重増やしたんだとしても…増やし過ぎちゃう?(滝汗)、サム・ロックウェルにリフトやらせるのほぼ拷問の域だろありゃーw
まあいいや。とにかく楽しい英国スパイアクションです。
なんとなく既視感のある内容なんだけど、まあ色んな映画のタイトルが頭をよぎる人は多そうな…でも脚本なかなか練られていていい感じ。そもそも自分が書いた小説と全く同じ展開になっている実際のスパイ組織がある、という設定段階で「荒唐無稽過ぎんだろw」と思う訳ですが、コレがちゃんと理由があって「たまたま同じ展開になっている」というのがミソ。
敵と味方がグルグルと入れ替わって(主人公のエリーの心の中でね)何が真実で何が嘘なのか判らなくて混乱しそうなんですが、話が進んでくるとちゃんと「どうしてこうなったのか」がスッキリと判るように出来ていますのでご安心を。この一見分かり難そうなのにすんなり話が腹に落ちる、というのもこの話がほとんどエリー視点で描かれていて「エリーが体験する事=観客が体験する事」になっているからだと思うんですよ。脚本の構成がとてもいいのだろうと思います。
サム・ロックウェル演じる「リアルスパイのエイダン」がバトってるシーンで度々エリーの視界が自分の書いている小説のキャラクター「アーガイル(ヘンリー・カヴィル)」と入れ替わっているのも面白い。彼女の中でエイダンとアーガイルが常に同等の動きをしていて、そして時々エリーはアーガイルと心の中で会話もする。ちょっとイマジナリーフレンド的な側面もあるんだけど、この微妙な心の乖離部分も後の展開で「なるほど、だからキャラが被って見えてたのね」みたいな…あんまり書くとネタバレになってしまうのでこの辺で💦
あと、シリアスとコメディのバランスが良くて(キングスマンに比べるとコメディ比率かなり高めです)、アクションモノに興味が無い女子供連れてファミリーで観に行っても、映画慣れしてない彼女を連れてのデートムービーにもオススメ出来る手合いだと思います。キングスマンシリーズと比べてもビジュアルで怖いとかエグいという事もないので安心ですし、誰もが萌え萌え確実✨猫ちゃんキャラもいい感じに活躍してくれます♪
個人的にスケートアクションはやり過ぎだろーwと思ったけどあの絵ヅラは面白いから許す!そしてブライス・ダラス・ハワードがあの体形なのに意外に動けていて、それもウケるw
と、まあこんな感じで…007みたいなシリアスごり押し(でもダニエル・クレイグカッコイイから好き♪)でもなく、お気楽に楽しめるスパイアクション物。
でもどうやら映画ラストのインタビューシーンは意味深な感じだったし…最後のスタッフロールの途中で挿入されたあのシーンは?もしかしてキングスマンとコラボる?…等々、まだ判らない部分沢山ありますね。そこも含めて本作は「新シリーズ・1作目」のつもりで楽しむって事で!