天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

機内上映で鑑賞した映画のレビュー@48~53作目

2019年12月03日 | 映画感想
SNS繋がってる人は随時吠え散らかしていたのでご存じの情報ですが(苦笑)
11/23~12/1までベルギー、ルクセンブルク、ケルン(ドイツ)に旅行に行っていました。
どうせ旅行記はUP出来ないんだろーけど(コラコラ)とりあえず機内上映で鑑賞した映画のレビューをサラリと。
ちな、AIRはキャセイでセントレア~香港~ブリュッセル便で鑑賞しました。

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「The Art of Racing in the Rain(原題)」48作目

2019年アメリカ作品。日本での劇場公開があるのかは不明。
主人公は「エンツォ」という名前のラブラドールの多分雑種。ある日レーサーを目指すデニー(マイロ・ヴィンティミリア)が子犬に一目惚れして購入し「エンツォ」と名付けて可愛がる。そのうち可愛い彼女イヴ(アマンダ・セイフライド)も出来て2人は結婚、子宝にも恵まれ幸せな家族の一員として過ごしていたのだが…

話は犬目線で犬の独り語りナレーションで進む。犬の目を通した飼い主ファミリーと犬自身の一生(犬生)を描いている。
あれだなー何年か前に大ヒットした「僕のワンダフルライフ」にあやかって企画制作された「柳の下の二匹目のどじょう狙い」系ってヤツですかね?
自分「僕のワンダフルライフ」観てないから内容全く分かってないんすけど(だったら言うなやw)
まあ予想通りの展開っちゃー展開。ちゃんと感動するしちゃんと泣ける。キーが1つあってエンツォが若い頃観たTVのモンゴルのドキュメンタリー番組。
モンゴルでは「経験をうんと積んだ犬は死んだら人として生まれ変わる」という言い伝えがある、というエピソードが流れてエンツォはそれを生きる上での信条にしている。
犬を飼っている人、飼った事があり犬の天寿を全うさせて看取った事のある人なら何処かしら共感したり自分の思い出とシンクロする事間違いない。なかなかの良作でした。



「名探偵コナン 紺青の拳」49作目

劇場版コナンのシリーズ23作目。ひえぇ~コナンって劇場版そんなに作られたのかー。何年か前に「コナンVSルパン」観に行ったけど基本的にコナンシリーズはスルーしてる。
本作は舞台がシンガポールのずばり「マリーナベイ・サンズ」、マーライオンの真正面に建つあのどデカいホテルですわ。
推理部分はなかなか面白かった。けど根本的になぜ「怪盗キッド」にえん罪まで掛けておびき寄せたのか?イマイチ納得が出来なかった。この事件に敢えてキッドの存在必要か?
それから「アーサー平井」って何だよ!(滝汗)、流石にあの見た目で別人装うのはムリが有り過ぎるわっ!つーか誰も気付かないのが意味不明過ぎるだろっ^^;
それにしても当然だけど本作は「マリーナベイ・サンズ」の完全協力がないと作れないでしょうけど、よくもこの展開を許したもんだなぁ~と、そこが一番の驚きでしたわw
シンガポールもマリーナベイ・サンズの人も寛大過ぎるだろう!惚れてまうやろっ!…いつか泊まりに行きたいですぅ~ ←なんだよコレ^^;



「(500)日のサマー」50作目

2009年制作(日本劇場公開2010年1月)作品。結構古いですよね。タイトルは覚えてて当時気にはなってたけどスルーしちゃった作品。今回観れて良かった。
話はグリーティングカード制作会社に勤めるデザイナーのトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が新入社員のサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目惚れしてからの500日間を描いているんだけど、日にちは1日目から順を追っている訳ではなく突然480日目辺りのエピソードに飛んだと思ったらまた8日目に戻ったりと話が行ったり来たりする。
トムは「夢見がち男子」って感じで常に友達に恋愛の愚痴を言ったり惚気たり一喜一憂激しいタイプ。そのトムが一目惚れしたサマーちゃんは「恋愛に全く興味がない、例え体の関係を持ったとしても恋人同士というカテゴリに当てはめるのはイヤ」という超ドライな女子。さてこの凸凹カップルの行方は…というラブコメ

映画の冒頭部分の「ビッチ」ナレーションに「ん?」とは思ったものの、きっとなんだかんだでこんな感じになって終わるんだろーなー…と当たりを付けて観てたんですけどね、話は超意外な着地点で「はえええええ!?」となったわ。思わず笑った。
で、ね。コレね、多分男性にはサマーが理解出来ないんじゃないかと思うんですよね(一部の女子も)、でも自分は「あーこういう子いるよなぁ~!」と思った。
実際に自分の学生時代の友達にも似たよ~な子居たし。本当に「今までのアレは何だったんだ???」って誰もが首ひねりたくなるよね。でもそーゆー女って一定数いるんだよ。
そして本作は最後の最後に登場する女子の名前で更にオチを付ける。なかなか洒落てます。きっと評価の分かれる作品だろうと思いますが個人的にはかなり好きな部類(^^♪



「シャフト」51作目

2019年米制作。6月28日からNetflixで配信されてるそーです。
本作は2000年にサミュエル・L・ジャクソン主演でリメイクされた71年製作のクライムアクション「黒いジャガー」を再リブート。リメイク版の続編となる内容だそうで。
因みに71年制作のも2000年制作のも観てないっすー。だから前情報ゼロで鑑賞。
私立探偵のジョン・シャフト(サミュエル・L・ジャクソン)は裏社会にも精通していた為命を狙われる事も多く、それを嫌った妻のマヤ(レジーナ・ホール)は幼い息子を連れて離れて行った。息子のジュニア(ジェシー・アッシャー)は真面目な好青年に育ちFBIの分析官になったが、ある日幼馴染みの親友カリムが遺体で発見され死因がドラッグのオーバードーズによるものだった為に事件性がないと判断される。親友の死因にどうしても納得できないジュニアは独自で捜査を始めるが裏社会に渡りのないジュニアは早々に行き詰ってしまって物心付いてから一度も会ったことのなかった父親の元を訪ねて捜査協力を依頼するのだが…

うんまあそこそこ面白い。サミュエルのキャラが思いっきり皆が大好きなサミュエルにお似合いの「カッ飛んだ無法者キャラ」、で予想通り無茶苦茶飛ばしまくる。
で、真面目君のジュニアがずーっとオドオドしてるんだけど後半覚醒して「銃は嫌いだけど銃が撃てないとは言ってない(キリッ」とか言うシーンが可愛いカッコいい♪
最終的にジジイまで出張ってやりたい放題。まあ予定調和のドンパチスカッとムービーですよ。



「フォルトゥナの瞳」52作目

神木隆之介君×有村架純ちゃんのファンタジーラブストーリー。原作はド右おじさん百田尚樹氏。百田氏こんなファンタジーストーリーも書いてたのか。キャラじゃねーよなー(コラ
劇場公開時観に行こうかもっそい迷ったんだよねー個人的に神木君ガチ押しなので!でも予告編見た段階でなーんかオチまで想像付いちゃって結局スルーしたのよね^^;
話は、幼少期に航空機墜落事故で両親を喪うも奇跡的に助かった主人公の木山慎一郎(神木隆之介)には「もうすぐ死ぬ人間が透けて見える」という特殊な能力を持っていて、その不思議な力に悩んでいた。ある日明るく聡明な女性・桐生葵(有村架純)に出会う。やがてお互い惹かれ合って付き合うようになるが、ある日葵の身体が透けて来て…

うんまあ予想した通りの展開だった。で、映画冒頭航空機墜落事故の時のトラウマ(謎)シーンから始まり、そのシーンが何度も何度も挿入されるから「うん、きっとこの子はそういう事なんだよね。でもいつネタ晴らしすんのかな?」と思いつつもずーっとそこには触れずに話が進むので「え、まさかのブラフ?」と思い始めていたら!
なるほどねー。まあ簡単に言ってしまえば「二段オチ」というヤツですね。葵の素性は直ぐ当たりがついたけどこのオチは正直想像外だったなー。ちょっとしてやられたわw
この二段オチを見ながら「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」という言葉がフラリと脳内を掠めましたね。ネットに毒され過ぎですかソーデスカ^^;



「コンフィデンスマンJP」53作目

CX系同名タイトルドラマの劇場版。長澤まさみちゃん好きだから観ようか迷ったけどTVドラマ一度も見た事ないから分かんないかなーと思ってスルーした作品。
多分TVドラマ観てないと笑えない小ネタがガンガンに入ってんだろーなーというのは想像に難くない。でもそれを割引いてもなかなか面白かったですよ。
映画版という事でスケールアップを狙って舞台を香港にしていて、タゲはその姿すら謎に包まれているという通称「氷姫」と呼ばれている女実業家(竹内結子)
で、下調べしていざ氷姫に近付こうとしたらだー子(長澤まさみ)の元カレの結婚詐欺士(三浦春馬)が氷姫に既に張り付いていた、という感じ。

映画冒頭のシーンが完全に話の流れから浮いていてどこにもそのネタの回収がないので「おかしいなぁ」と思っていたら…なるほどねーっとw
いささか大掛かり過ぎるしここまで大風呂敷広げる意味あんのか?とか色々思わなくもないけど、まあ30億もガメようと思ったらこれ位は当たり前か?^^;
まあそれにしてもご都合主義過ぎるのはしゃーないのか。どこかで本気で氷姫の素性洗ったらバレそうなもんだけどなぁw
ま、ま、大団円で楽しい話なのでケチ付けるのも無粋と言うモノですね。面白ければ何だっていいじゃーん!って感じで。
あーそれから、きっとラストのスタッフテロップ流れ始めたら席立つ人多いんだろーけど、おまけ映像が最後にあってそれが一番面白いから見逃しちゃいかーん!

それにしても…世界の真ん中で愛を叫んでいた可憐な少女も時が経って遂に「おばはん」呼ばわりですか…ふぅー(溜息)

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