「天間荘の三姉妹」
映画観に行くと予告編色々観るやん?そんで、最近映画観に行って本作の予告編が何度か流れたんだけど…その時玉置浩二さんと絢香さんのデュエットで「美しい世界」って曲が流れるんですわ。まあコレが本作のエンディングテーマソングなんですが…この曲のパワーが凄すぎる!
Beautiful World
いつまで↑この動画が見れる(聞ける)のか分かんないけど、とりあえずこの曲に感動してしまったのでとりまYoutubeの動画貼っておく。皆とりあえず聞け。そして涙しろ!
あらすじ
身寄りのない少女・小川たまえ(のん)は交通事故に遭い臨死状態となり、「もう一度現世に戻って生きる」か「天へと旅立つ」かを自ら決断できるようになるまで、天空の町・三ツ瀬にある旅館「天間荘」で暮らすことになる。そこで彼女は、腹違いの二人の姉・天間のぞみ(大島優子)とかなえ(門脇麦)に初めて出会う。姉たちや周囲の人々と触れ合い、家族の愛情や友情を知り成長していくたまえだったが、ある日、三ツ瀬の町とそこの住人にまつわる秘密を知る。(Yahoo!Movieから丸パク)
本作を観る直前にネットで本作の情報について調べると、どうやら本作は高橋ツトム氏著のコミック「スカイハイ」のスピンオフネタを実写映画化したものだそうで、自分は元ネタのスカイハイのコミックも読んでいなければ本作は映画化も既にされているそうなんですが、そちらも未見ですすんません💦
という訳で、ただただ予告編見て「美しい世界」のメロディだけに感動しまくってその勢いだけで何も予備知識なしに鑑賞した阿呆だという事をここに記しておきます^^;
で、ね。
まあ↑あらすじにも書いてあるけど「天間荘」というのはこの世とあの世の真ん中にある宿で、いわゆる臨死状態の人がこの宿に来て「このまま死ぬか」「もう一度現世に戻るか」をこの宿に滞在している間に決断する、というルールになっているらしい。
で、今回事故で臨死状態になった「たまえ」がこの天間荘に辿り着くんだけど、天間荘をやりくりしている若女将の「のぞみ」とその妹で近所の水族館のイルカトレーナーをしている「かなえ」の2人がたまえの腹違いの姉妹だという…もうこの段階でハテナ?が付きまくりですわな。^^;
ん?天間荘は今生でもなくあの世でもない中間の場所にある宿で、臨死状態の魂が生きるか死ぬかを自分で選択する為に逗留する宿なんでしょ?その宿のオーナーと今回臨死状態になってやって来た「たまえ」が異母姉妹って?じゃあこの宿にいる姉達は生きてるの死んでるの?って誰でも思うやん?
とりあえずその疑問はぶっ飛ばして話は進む(えぇ…)
まーとりあえず雰囲気的には「現世」感満載なのよね。だけどこの宿が存在している街自体もこの世とあの世の間にある世界、という体で話が進む。
この違和感がね、最初からずーっと延々あるんだけど、途中から「あー、ナルホドそーいう事かー」という「この世界の設定」の種明かしがあります。
種明かしがあった後で自分は思った…正直このネタをぶっ込んで来るのはズルいよな、と。
自分はこのネタにほとんど絡まない地方で生きていて、このネタに関してアレコレ言える立場ではない完全なる「部外者」なんですね。
だから本作に対してアレコレ言い難い。例えばだけど本作に対して否定する→あの災害に対してネガティブな事を発信する、みたいに思われる?と構えてしまいます。
まあ、そこを吹っ飛ばして(←吹っ飛ばせるんかいっ)本作に関して自分が思った事を言うと
のんさんはキャラがブレないな、と。彼女の「不思議ちゃん感」って独特だと思うんですよね。それがいい方向に本作では作用していたと思います。
そして彼女の異母姉を演じていた大島優子さんと門脇麦さんのお二人も非常に魅力的なキャラクターだったと思います。要するにこの三姉妹は非常に魅力的な組み合わせだった。
そしてそれを支える天間荘の大女将を演じた寺島しのぶさん、天間荘に長逗留している(死に切れない?)ちょっと扱いの難しい客を演じていた三田佳子さん他、本作は今の日本映画界を支えている重鎮クラスの役者さんを惜しげもなく大量投入していて、「なんでこんなビッグネームがちょい役で出てるんや???」と首を傾げたくなる程キャストが豪華過ぎましたね。クライマックスの水族館のイルカショーのシーンなんて何処に目線合わせればいいのか混乱するレベルに豪華なキャストが揃い踏みで笑うしかなかったですよw
クライマックスのイルカショー以降、何故かふんわり楽しげな宴会シーンに縺れ込むんですが、それは自分みたいな「本件の事件(災害)とは無縁だった観客にも同調やシンクロし易いように配慮した」というサービス精神なのかな?と思いましたね。あくまでも本作はリアルの事件とは関係ないファンタジーなんですよ、と。
もしかしたら、このファンタジー感からあの災害のリアルを少しでも感じて欲しい、考えて欲しい、という逆メッセージだったのかもしれません。
どちらにしろ…人の命の重さだったり、自分の「生」をきちんと全うしようという正しい倫理を気持ち良く心にすんなりと運んでくれる良作だったと思います。
映画観に行くと予告編色々観るやん?そんで、最近映画観に行って本作の予告編が何度か流れたんだけど…その時玉置浩二さんと絢香さんのデュエットで「美しい世界」って曲が流れるんですわ。まあコレが本作のエンディングテーマソングなんですが…この曲のパワーが凄すぎる!
Beautiful World
いつまで↑この動画が見れる(聞ける)のか分かんないけど、とりあえずこの曲に感動してしまったのでとりまYoutubeの動画貼っておく。皆とりあえず聞け。そして涙しろ!
あらすじ
身寄りのない少女・小川たまえ(のん)は交通事故に遭い臨死状態となり、「もう一度現世に戻って生きる」か「天へと旅立つ」かを自ら決断できるようになるまで、天空の町・三ツ瀬にある旅館「天間荘」で暮らすことになる。そこで彼女は、腹違いの二人の姉・天間のぞみ(大島優子)とかなえ(門脇麦)に初めて出会う。姉たちや周囲の人々と触れ合い、家族の愛情や友情を知り成長していくたまえだったが、ある日、三ツ瀬の町とそこの住人にまつわる秘密を知る。(Yahoo!Movieから丸パク)
本作を観る直前にネットで本作の情報について調べると、どうやら本作は高橋ツトム氏著のコミック「スカイハイ」のスピンオフネタを実写映画化したものだそうで、自分は元ネタのスカイハイのコミックも読んでいなければ本作は映画化も既にされているそうなんですが、そちらも未見ですすんません💦
という訳で、ただただ予告編見て「美しい世界」のメロディだけに感動しまくってその勢いだけで何も予備知識なしに鑑賞した阿呆だという事をここに記しておきます^^;
で、ね。
まあ↑あらすじにも書いてあるけど「天間荘」というのはこの世とあの世の真ん中にある宿で、いわゆる臨死状態の人がこの宿に来て「このまま死ぬか」「もう一度現世に戻るか」をこの宿に滞在している間に決断する、というルールになっているらしい。
で、今回事故で臨死状態になった「たまえ」がこの天間荘に辿り着くんだけど、天間荘をやりくりしている若女将の「のぞみ」とその妹で近所の水族館のイルカトレーナーをしている「かなえ」の2人がたまえの腹違いの姉妹だという…もうこの段階でハテナ?が付きまくりですわな。^^;
ん?天間荘は今生でもなくあの世でもない中間の場所にある宿で、臨死状態の魂が生きるか死ぬかを自分で選択する為に逗留する宿なんでしょ?その宿のオーナーと今回臨死状態になってやって来た「たまえ」が異母姉妹って?じゃあこの宿にいる姉達は生きてるの死んでるの?って誰でも思うやん?
とりあえずその疑問はぶっ飛ばして話は進む(えぇ…)
まーとりあえず雰囲気的には「現世」感満載なのよね。だけどこの宿が存在している街自体もこの世とあの世の間にある世界、という体で話が進む。
この違和感がね、最初からずーっと延々あるんだけど、途中から「あー、ナルホドそーいう事かー」という「この世界の設定」の種明かしがあります。
種明かしがあった後で自分は思った…正直このネタをぶっ込んで来るのはズルいよな、と。
自分はこのネタにほとんど絡まない地方で生きていて、このネタに関してアレコレ言える立場ではない完全なる「部外者」なんですね。
だから本作に対してアレコレ言い難い。例えばだけど本作に対して否定する→あの災害に対してネガティブな事を発信する、みたいに思われる?と構えてしまいます。
まあ、そこを吹っ飛ばして(←吹っ飛ばせるんかいっ)本作に関して自分が思った事を言うと
のんさんはキャラがブレないな、と。彼女の「不思議ちゃん感」って独特だと思うんですよね。それがいい方向に本作では作用していたと思います。
そして彼女の異母姉を演じていた大島優子さんと門脇麦さんのお二人も非常に魅力的なキャラクターだったと思います。要するにこの三姉妹は非常に魅力的な組み合わせだった。
そしてそれを支える天間荘の大女将を演じた寺島しのぶさん、天間荘に長逗留している(死に切れない?)ちょっと扱いの難しい客を演じていた三田佳子さん他、本作は今の日本映画界を支えている重鎮クラスの役者さんを惜しげもなく大量投入していて、「なんでこんなビッグネームがちょい役で出てるんや???」と首を傾げたくなる程キャストが豪華過ぎましたね。クライマックスの水族館のイルカショーのシーンなんて何処に目線合わせればいいのか混乱するレベルに豪華なキャストが揃い踏みで笑うしかなかったですよw
クライマックスのイルカショー以降、何故かふんわり楽しげな宴会シーンに縺れ込むんですが、それは自分みたいな「本件の事件(災害)とは無縁だった観客にも同調やシンクロし易いように配慮した」というサービス精神なのかな?と思いましたね。あくまでも本作はリアルの事件とは関係ないファンタジーなんですよ、と。
もしかしたら、このファンタジー感からあの災害のリアルを少しでも感じて欲しい、考えて欲しい、という逆メッセージだったのかもしれません。
どちらにしろ…人の命の重さだったり、自分の「生」をきちんと全うしようという正しい倫理を気持ち良く心にすんなりと運んでくれる良作だったと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます