「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」
今更説明の必要も無い、北条司氏の大ヒットコミック「シティーハンター」の劇場版にして最終章の始まり。
自分本作の予告編多分一度も見てないんだよなーだから全然予備知識なし状態なんだけど…「エンジェルダスト」と聞けば流石に何となく察しは付く。
あらすじ
東京・新宿。裏社会きっての始末屋で「シティーハンター」の異名を持つ冴羽リョウは、パートナーの槇村香と共にさまざまな依頼を請け負ってきた。ある日二人は、動画制作者のアンジーから逃げた飼い猫の捜索を依頼される。そのころ、警視庁の野上冴子は海坊主と美樹の助けを得て、バイオ企業ゾルティック社の発明について捜査を開始。その発明は投与された者を超人化するもので、かつてリョウのパートナー・槇村秀幸の命を奪った「エンジェルダスト」の改良型だった。(Yahoo!検索情報から丸パク)
前作の「新宿プライベート・アイズ」からもう4年も経ってたのか…そんなに時間が経ってた気がしないわ歳は取りたくないモノね^^;
という訳で、本作で遂に冴羽獠のルーツに迫るラスボス「海原神」が登場するんですが、本作ではまだ触りの部分だけで核心には迫っていないと言うか「とりあえずこの方がラスボスでーす」程度の扱いだったな。本作はあくまでも「ラスボスへ到る序章」でしかなく、次回作でいよいよクライマックス…という事なんだろうと思います。
まあ、そんなこんなで色々と思うトコロはある。
先ずは声優陣の老化がヤバい。主要メンバーの声優さんがTV版からずっと引き続き担当されていますが、今回は流石に「劣化したなぁ」と思わずにはいられなかった。
今wikiで調べたら神谷明さんは76歳、伊倉一恵さん64歳、玄田哲章さん75歳、小山茉美さん68歳か…んー。野沢雅子さんが86歳で現役だからまだまだイケるか!(ヲイ
なんちゅーか、やっぱ声のハリが衰えて来てるなーと感じたわ。それからちょっと会話のスピードが遅くなってるのも気になる。頼むからもーちょっと頑張って欲しい!
それから「大いなるマンネリの連続」について。
コレはコレでいいんだ。獠ちゃんのモッコリアピールに香がブチ切れてメガトンハンマーのくだりはむしろ無くなったら違和感しかない。でも本作序盤にちょっとしつこくやり過ぎちゃうか?ずーっと延々同じレベルのアホアホ獠ちゃんのおふざけシーンの連続で流石に「これは流石にしつこいですもういいですお腹いっぱいです」と言いたくなったわ。
ただね、獠ちゃんの愛すべきキャラ、そして怪力・香のハンマー攻撃はやっぱり見ていて安心感がある。それから途中でハンマーに「続編希望!」とか色々書いてあって、こーゆースタッフのおふざけも決して嫌いじゃありません。むしろいいぞもっとやれw
そしてやたらと目に付く「コラボ」
キャッツアイは前回から引き続きだからそんなに違和感ないけど、ルパンはどういう事?コレ今現在ルパンも映画作っててそこで更に獠ちゃんがコラボ返しで登場するとかいう伏線なんですか?だったらギリ許すけど…後意味ありげにチラチラ見せるカップ麺。コレはスポンサー案件か?そしてお台場ガンダムぅ~まあいいけどさー盛り過ぎちゃうかー
それと話題作りか?ちょい出演のゲスト声優…自分南海キャンディーズの山ちゃんしか気付かなかったけどスタッフロール見てたら他にも色々参加されてたみたいね。まあコレに関しては別に話の邪魔になる訳じゃないから特にどうこいう言う程の事じゃないけどね。でもなんか必死でネタ盛ってる感が凄かったなと。
あと、一番の違和感はやはり何と言っても…この結末、冴羽獠っぽくない。と言うか獠ちゃんのポリシーに反してない!?
この選択肢しかなかった、んだろうけどさーやっぱこの結末はどうしても自分の中で消化出来ないなーと。他に方法~なかったんだろうけどさ。その前段階でアンジーがかつての仲間とやり合うシーンもあるじゃん?正直あの辺りから個人的に「こんなんシティーハンターでやったらあかんヤツ!」って思ってた。これから最終章だから非情にならざるを得ない展開が今後続いていくんですよーという前振りなんでしょうか?だとしたら悲し過ぎます。
という訳で、個人的にはモヤモヤが止まらなかった本作ですが…最後の最後で獠ちゃんが「俺は死なないよ」って言ったからとりあえず許す!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます