「Diner ダイナー」
平山夢明氏著の同名タイトル小説の実写映画化。原作小説は第13回大藪春彦賞を受賞されたそーです。ちな自分は原作小説未読で鑑賞。
で、監督は「さくらん」「ヘルタースケルター」などのメガホンを取った蜷川実花。
そして殺し屋専門のダイナーのシェフ「ボンベロ」役を蜷川実花さんのお父様・蜷川幸雄氏の秘蔵っ子だった藤原竜也さんが演じられています。
あらすじ
孤独な女性オオバカナコ(玉城ティナ)は、怪しいサイトのアルバイトに手を染めたことでどん底に陥り、とあるダイナーにウエイトレスとして売られてしまう。
重い鉄の扉を開けると強烈な色彩が広がるその店の店主は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。
そこは、凶悪な殺し屋たちが次から次へと現れる、殺し屋専用のダイナーだった。(Yahoo!Movieから丸パクしました)
主人公のカナコは幼少期に両親の離婚に伴い母親側に引き取られる事になったものの、母親は姉だけを連れて出て行ってしまいカナコは母方の祖母の元で育てられる。
母親に捨てられた事がトラウマになっていて自己承認意識の低いカナコは「誰も信用しなくなり、誰も信用しなくなったら誰からも信用されなくなった」と独白している。
そんなカナコが自分の存在意義、自分の存在理由、自己承認、そして自分の生き方と生き場所を見つけていく…というのが主題なんですがー。
実は自分、蜷川実花監督作品を鑑賞するのが本作で初めてなんですよね。「さくらん」も「ヘルタースケルター」も未見です。
何故かと言うと…なんとなく「この人の作品は肌が合わなさそうだな」と思っていたので。ロクに観もしないで勝手に決め付けるのもいかがなものかと思いますが(苦笑)
元々(今もか?)蜷川実花さんってフォトグラファーじゃないですか。で、彼女の写真作品を以前雑誌か何かで見た時になんとなく…鼻に付いた、というか^^;
黒背景に極彩色の色とりどりの花が画面全体に散らばっていて、女優さんだったかな?被写体もその極彩色の一部に溶け込んでいるような写真だったんですけどね。
何ていうか…物凄くナルシスティックなオーラが写真全体からムンムンに感じられて正直あんまりいい印象じゃなかったんですよね。
…だったら何故本作観たんだよ!と思うよね。うん、キャストが物凄いイケメン祭りじゃないですか!こんなの見逃すの余りに惜しいわいっ!!w
という訳で、キャストはダイナーのシェフ・ボンベロを演じている藤原竜也さんはじめ、窪田正孝さん、斎藤工さん、本郷奏多さん、小栗旬さん等錚々たる顔ぶれ(^^♪
主人公のカナコ役を演じているのは玉城ティナちゃんという若手のモデル上がりの女優さんらしい。多分初見。
雰囲気がちょっと杉咲花ちゃんに似てる美女ですね。映画序盤で全裸になるシーンがあるので男性諸氏は大いに期待して観に行きましょうw
で、想像してたとーりちょーっと演出過多なんですよね。それとアクションシーンの演出ちょっと古過ぎ^^;
全体的にいかにも蜷川実花MADE!をプンプンに匂わせる極彩色のめくるめく映像世界の目白押しなんですが、余りにもゴチャゴチャし過ぎて内容が頭に入って来ねえ(苦笑)
花もゴチックもメキシカンで不思議ちゃん風味のオブジェも、何もかもが盛り過ぎなんだよなぁ。
「ほら、ほら!見て!見て!物凄い映像美でしょー!コレぞ蜷川実花の世界!真骨頂って言うかさぁー!(ドヤァ)」感がゴリッゴリで観てて疲れるっつーか。
それに加え、アクションシーンは20年前に流行った演出なんだよね。スローモーション+ワイヤー多様の合わせ技。
コレ撮るのってウォシャウスキー兄弟(今は姉妹かw)かロバート・ロドリゲス位のもんだろ^^;
とブータレまくってますが(苦笑)、先程にも書きましたが出てる役者がとにかくいいので演技はすっごくいいんですよ。
藤原竜也さんが上手い&カリスマ性バリバリなのは言うまでもなく、窪田正孝さんもめっちゃ良かったんだよなぁ~(^^♪
すごーく優しい口調でセクシィ~な目線で話してたかと思ったら、突然スイッチ入って超絶キチっぽくなったりしてゾクゾクしましたわ。
それからキングダムから引き続きイッちゃってるヒール役で登場する本郷奏多君のイキッぷりが潔くて突き抜けてる感凄い!
そして映画冒頭からいきなり斎藤工さんがガムくちゃ~とかやらかしまくってなかなかエログロいwwwそして…小栗旬君の無駄遣いは止めてー!(号泣)
ボンベロと時間を共にする内にカナコとボンベロの間に微妙な連帯感と言うか「運命共同体感」みたいなモノが生まれていくのですが…
どうして恋愛風味にしてしまったのでしょう?そこが物凄く勿体無い気がしましたね。本作の内容だったら恋愛感情に持ち込まない方がカッコ良かったと思うんですが。
性別を超えた「人×人」の信頼関係を描いた方が良かったのにな。ワンコの「菊千代」とカナコが仲良くなってるシーンとか自分好きだったし。色気いらねーんだよなw
まあ、でも多分本作の一番の見ドコロは「1年前に事故死した先代ボス・デルモニコ」の肖像写真なんでそ?流石にアレにはコーヒー吹いたわ^^;
平山夢明氏著の同名タイトル小説の実写映画化。原作小説は第13回大藪春彦賞を受賞されたそーです。ちな自分は原作小説未読で鑑賞。
で、監督は「さくらん」「ヘルタースケルター」などのメガホンを取った蜷川実花。
そして殺し屋専門のダイナーのシェフ「ボンベロ」役を蜷川実花さんのお父様・蜷川幸雄氏の秘蔵っ子だった藤原竜也さんが演じられています。
あらすじ
孤独な女性オオバカナコ(玉城ティナ)は、怪しいサイトのアルバイトに手を染めたことでどん底に陥り、とあるダイナーにウエイトレスとして売られてしまう。
重い鉄の扉を開けると強烈な色彩が広がるその店の店主は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。
そこは、凶悪な殺し屋たちが次から次へと現れる、殺し屋専用のダイナーだった。(Yahoo!Movieから丸パクしました)
主人公のカナコは幼少期に両親の離婚に伴い母親側に引き取られる事になったものの、母親は姉だけを連れて出て行ってしまいカナコは母方の祖母の元で育てられる。
母親に捨てられた事がトラウマになっていて自己承認意識の低いカナコは「誰も信用しなくなり、誰も信用しなくなったら誰からも信用されなくなった」と独白している。
そんなカナコが自分の存在意義、自分の存在理由、自己承認、そして自分の生き方と生き場所を見つけていく…というのが主題なんですがー。
実は自分、蜷川実花監督作品を鑑賞するのが本作で初めてなんですよね。「さくらん」も「ヘルタースケルター」も未見です。
何故かと言うと…なんとなく「この人の作品は肌が合わなさそうだな」と思っていたので。ロクに観もしないで勝手に決め付けるのもいかがなものかと思いますが(苦笑)
元々(今もか?)蜷川実花さんってフォトグラファーじゃないですか。で、彼女の写真作品を以前雑誌か何かで見た時になんとなく…鼻に付いた、というか^^;
黒背景に極彩色の色とりどりの花が画面全体に散らばっていて、女優さんだったかな?被写体もその極彩色の一部に溶け込んでいるような写真だったんですけどね。
何ていうか…物凄くナルシスティックなオーラが写真全体からムンムンに感じられて正直あんまりいい印象じゃなかったんですよね。
…だったら何故本作観たんだよ!と思うよね。うん、キャストが物凄いイケメン祭りじゃないですか!こんなの見逃すの余りに惜しいわいっ!!w
という訳で、キャストはダイナーのシェフ・ボンベロを演じている藤原竜也さんはじめ、窪田正孝さん、斎藤工さん、本郷奏多さん、小栗旬さん等錚々たる顔ぶれ(^^♪
主人公のカナコ役を演じているのは玉城ティナちゃんという若手のモデル上がりの女優さんらしい。多分初見。
雰囲気がちょっと杉咲花ちゃんに似てる美女ですね。映画序盤で全裸になるシーンがあるので男性諸氏は大いに期待して観に行きましょうw
で、想像してたとーりちょーっと演出過多なんですよね。それとアクションシーンの演出ちょっと古過ぎ^^;
全体的にいかにも蜷川実花MADE!をプンプンに匂わせる極彩色のめくるめく映像世界の目白押しなんですが、余りにもゴチャゴチャし過ぎて内容が頭に入って来ねえ(苦笑)
花もゴチックもメキシカンで不思議ちゃん風味のオブジェも、何もかもが盛り過ぎなんだよなぁ。
「ほら、ほら!見て!見て!物凄い映像美でしょー!コレぞ蜷川実花の世界!真骨頂って言うかさぁー!(ドヤァ)」感がゴリッゴリで観てて疲れるっつーか。
それに加え、アクションシーンは20年前に流行った演出なんだよね。スローモーション+ワイヤー多様の合わせ技。
コレ撮るのってウォシャウスキー兄弟(今は姉妹かw)かロバート・ロドリゲス位のもんだろ^^;
とブータレまくってますが(苦笑)、先程にも書きましたが出てる役者がとにかくいいので演技はすっごくいいんですよ。
藤原竜也さんが上手い&カリスマ性バリバリなのは言うまでもなく、窪田正孝さんもめっちゃ良かったんだよなぁ~(^^♪
すごーく優しい口調でセクシィ~な目線で話してたかと思ったら、突然スイッチ入って超絶キチっぽくなったりしてゾクゾクしましたわ。
それからキングダムから引き続きイッちゃってるヒール役で登場する本郷奏多君のイキッぷりが潔くて突き抜けてる感凄い!
そして映画冒頭からいきなり斎藤工さんがガムくちゃ~とかやらかしまくってなかなかエログロいwwwそして…小栗旬君の無駄遣いは止めてー!(号泣)
ボンベロと時間を共にする内にカナコとボンベロの間に微妙な連帯感と言うか「運命共同体感」みたいなモノが生まれていくのですが…
どうして恋愛風味にしてしまったのでしょう?そこが物凄く勿体無い気がしましたね。本作の内容だったら恋愛感情に持ち込まない方がカッコ良かったと思うんですが。
性別を超えた「人×人」の信頼関係を描いた方が良かったのにな。ワンコの「菊千代」とカナコが仲良くなってるシーンとか自分好きだったし。色気いらねーんだよなw
まあ、でも多分本作の一番の見ドコロは「1年前に事故死した先代ボス・デルモニコ」の肖像写真なんでそ?流石にアレにはコーヒー吹いたわ^^;
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