「ノープ NOPE」
『ゲット・アウト』『アス』などのジョーダン・ピールが監督、脚本、製作を務めたサスペンススリラー、だそうだ(←コレもYahoo!Movieから丸パクしたわw)
多分だけど自分ジョーダン・ピール監督作品初めて観たと思うんだ。友達から「もし鑑賞したら感想教えてー♪」ってLINE来て、正直観に行こうかどうしようか迷ってたんだけど、まあこれもお誘いを受けたと思っていいだろう、と解釈して折角なので劇場に足を運んだ次第。よって本作の事全く下調べせずに鑑賞。
※CAUTION 本作ネタバレバレのレビューになりそうなので、未見の方は自己責任で以降よろしくです!
あらすじ
田舎町に暮らし、広大な牧場を経営する一家。家業を放って町に繰り出す妹にあきれる長男が父親と会話をしていると、突然空から異物が降り注ぎ、止んだときには父親は亡くなっていた。死の直前、父親が雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目にしていたと兄は妹に話し、彼らはその飛行物体の動画を公開しようと思いつく。撮影技術者に声を掛けてカメラに収めようとするが、想像もしていなかった事態が彼らに降りかかる。(Yahoo!Movieから丸パク)
主人公ファミリーは母親が既に他界しているのか離婚しているのか?居らず、父親と兄妹の3人家族。家業は映画に貸し出す馬の飼育と調教をしている牧場経営。
兄は朴訥で真面目なチー牛系、妹はおしゃべりで社交性が高く牧場はあくまで副業で自分は映画業界、または音楽業界で成功したいとうそぶいている。
で、まあ先の「謎の落下物事件」で父親を亡くして以来、牧場の経営も益々厳しくなって来て(言うても父親は調教も上手く業界からの信頼は厚かった。兄は上手い事言えないタイプなので映画関係者からも敬遠されてしまって馬を売るしかない状況に陥っていた)どうしたもんだかー…と思ってたトコロである日兄貴が夜空の雲間から得体の知れない巨大な物体がチラチラするのを目撃する訳ですわ。
おぉぉぉぉ、コレはUFO案件ですか!SFサイコスリラー系なのDEATHネッ!と心がざわついたんですが…金が欲しいこの兄妹は「UFO動画撮って動画を売って儲けよう!」という超イマドキな発想に展開していく訳です。あれ?なんだこの展開…いやいや、でもここからすんごいスペクタクルな…
なんちゅーかな、シャマラン監督作品に似てるな作風が。でもシャマランの方がもーちょっと引っ張るの上手いし実際UMA案件思いっきり突っ込んでくけどなw
いやまあ本作も思いっきりUMA案件なんですがー、なんだろうこの独特の小粒感と言うのか^^;
いやだがしかし、自分でも書いたけど「作風がシャマラン風味」なのでシャマランがツボるタイプの人なら絶対に楽しめる事請け合いです!実際自分、シャマランがかなり好きなので本作もなんやかんやで相当ツボりましたよw
「ちょっと何言ってんのかわかんない(サンド富澤風)」ネタが映画冒頭ちょこっと&中盤に出て来る。
牧場のご近所にあるウエスタン系テーマパークの支配人?の男性(アジア系)は子役上がりで、子供の頃に出演していたTVドラマ番組がチンパンジーの「ゴーディ」を家族で可愛がるという体のファミリードラマだったのだが、ある日ゴーディが撮影中に突然発狂してドラマの出演者を次々に襲い出して最終的にゴーディは射殺されて番組は終了してしまった、というエピソードなんだけど…で?っていう(苦笑)
何かこのチンパンジーがオチに絡んでくるのか?とも思いながら観ていたが特に何もなく、ただ兄妹と支配人の間で「こんな事もあったんですよねー」みたいな会話の一つとして終わっちゃってるんだけど、いやいやいやコレ何かの暗喩という事ですよね???…と映画終わってからしばらく考えてたんですが、自分の中で考えたこのネタの落としどころ
1. 意思の疎通の出来ない生き物への圧倒的恐怖感、相手が何を考えてるか分からない状況下で相手が暴力的な行動に出たら…という(映画の展開に掛けてる?)
2. 当時子供だった支配人はゴーディが暴れている間テーブルの下に隠れていた。ひとしきり暴れた後でゴーディに見つかってしまうんだけど、ゴーディからゆっくりとグータッチを求められるんですね。それでビビりつつもおずおずとグータッチしようとしたトコロでゴーディが射殺されてそのシーンが終わる。
ここから導き出したのは「もしかしてBLMネタに絡ませてる?」という事。本作の主人公ファミリーは黒人なんですね。妹は撮影現場で馬の扱いの注意事項を説明する際に「ハリウッドで一番最初に馬の貸出牧場を始めたのは黒人の我々だった!だからハリウッドで最初に出演した役者は黒人だったのだー!」みたいな大見得を切るんですが、その子役だった支配人が出演していたドラマも白人ファミリーの中に何故か1人支配人だけがアジア系子役で異質な存在だったし、その中にあってゴーディはチンパンジーという事で皆から見下される異端な役回りをさせられていた訳で。アジア系&チンパンジー=黒人と同格、そしてゴーディ発狂=BLM狂乱という暗喩なのかな?と考えてみたんですが。
まあ、途中若干グダグダするものの、UMAの発生する条件だったりUMAの苦手案件等もちゃっかりリサーチ出来てきていよいよ「金になる映像」撮る!というトコロまで来るとワクドキ度が格段に上がっていって、クライマックス結構自分の中では盛り上がったわさー!
ところでどーしてあのドキュメンタリーカメラマンのおっさんは食べられると分かっていてわざわざ自ら身を投げ出しに行ったんだろう?
もう興奮が収まらなくて「コイツを撮りたい!」熱が高まり過ぎて頭パンクしちゃったのかな?でも後でフィルム吐き出してくれてたよね?アレ使えたのかな?^^;
…等々、UMAの最終形態のお粗末感とか色々ツッコミたいトコロ沢山あるんだけど、そーゆーのも含めてなんだかんだで結構面白かったですね!
ただしコレは明らかに人を選ぶ作品ではあります。だから何度も書いてるけどシャマラン系が苦手な人はもう絶対に受け入れられないと思われ。
今でもまだ「シャマラン=シックスセンス」って思ってる人、結構居ますよね。もういい加減忘れてやって下さい。シャマランは「トンデモ面白スリラー系」の人です!
って、何でシャマランと全く関係ない作品でシャマランを熱く語ってんだか自分!(滝汗)…でもきっとジョーダン・ピール監督もコッチ系の人。いい人見つけたなー♪^^
『ゲット・アウト』『アス』などのジョーダン・ピールが監督、脚本、製作を務めたサスペンススリラー、だそうだ(←コレもYahoo!Movieから丸パクしたわw)
多分だけど自分ジョーダン・ピール監督作品初めて観たと思うんだ。友達から「もし鑑賞したら感想教えてー♪」ってLINE来て、正直観に行こうかどうしようか迷ってたんだけど、まあこれもお誘いを受けたと思っていいだろう、と解釈して折角なので劇場に足を運んだ次第。よって本作の事全く下調べせずに鑑賞。
※CAUTION 本作ネタバレバレのレビューになりそうなので、未見の方は自己責任で以降よろしくです!
あらすじ
田舎町に暮らし、広大な牧場を経営する一家。家業を放って町に繰り出す妹にあきれる長男が父親と会話をしていると、突然空から異物が降り注ぎ、止んだときには父親は亡くなっていた。死の直前、父親が雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目にしていたと兄は妹に話し、彼らはその飛行物体の動画を公開しようと思いつく。撮影技術者に声を掛けてカメラに収めようとするが、想像もしていなかった事態が彼らに降りかかる。(Yahoo!Movieから丸パク)
主人公ファミリーは母親が既に他界しているのか離婚しているのか?居らず、父親と兄妹の3人家族。家業は映画に貸し出す馬の飼育と調教をしている牧場経営。
兄は朴訥で真面目なチー牛系、妹はおしゃべりで社交性が高く牧場はあくまで副業で自分は映画業界、または音楽業界で成功したいとうそぶいている。
で、まあ先の「謎の落下物事件」で父親を亡くして以来、牧場の経営も益々厳しくなって来て(言うても父親は調教も上手く業界からの信頼は厚かった。兄は上手い事言えないタイプなので映画関係者からも敬遠されてしまって馬を売るしかない状況に陥っていた)どうしたもんだかー…と思ってたトコロである日兄貴が夜空の雲間から得体の知れない巨大な物体がチラチラするのを目撃する訳ですわ。
おぉぉぉぉ、コレはUFO案件ですか!SFサイコスリラー系なのDEATHネッ!と心がざわついたんですが…金が欲しいこの兄妹は「UFO動画撮って動画を売って儲けよう!」という超イマドキな発想に展開していく訳です。あれ?なんだこの展開…いやいや、でもここからすんごいスペクタクルな…
なんちゅーかな、シャマラン監督作品に似てるな作風が。でもシャマランの方がもーちょっと引っ張るの上手いし実際UMA案件思いっきり突っ込んでくけどなw
いやまあ本作も思いっきりUMA案件なんですがー、なんだろうこの独特の小粒感と言うのか^^;
いやだがしかし、自分でも書いたけど「作風がシャマラン風味」なのでシャマランがツボるタイプの人なら絶対に楽しめる事請け合いです!実際自分、シャマランがかなり好きなので本作もなんやかんやで相当ツボりましたよw
「ちょっと何言ってんのかわかんない(サンド富澤風)」ネタが映画冒頭ちょこっと&中盤に出て来る。
牧場のご近所にあるウエスタン系テーマパークの支配人?の男性(アジア系)は子役上がりで、子供の頃に出演していたTVドラマ番組がチンパンジーの「ゴーディ」を家族で可愛がるという体のファミリードラマだったのだが、ある日ゴーディが撮影中に突然発狂してドラマの出演者を次々に襲い出して最終的にゴーディは射殺されて番組は終了してしまった、というエピソードなんだけど…で?っていう(苦笑)
何かこのチンパンジーがオチに絡んでくるのか?とも思いながら観ていたが特に何もなく、ただ兄妹と支配人の間で「こんな事もあったんですよねー」みたいな会話の一つとして終わっちゃってるんだけど、いやいやいやコレ何かの暗喩という事ですよね???…と映画終わってからしばらく考えてたんですが、自分の中で考えたこのネタの落としどころ
1. 意思の疎通の出来ない生き物への圧倒的恐怖感、相手が何を考えてるか分からない状況下で相手が暴力的な行動に出たら…という(映画の展開に掛けてる?)
2. 当時子供だった支配人はゴーディが暴れている間テーブルの下に隠れていた。ひとしきり暴れた後でゴーディに見つかってしまうんだけど、ゴーディからゆっくりとグータッチを求められるんですね。それでビビりつつもおずおずとグータッチしようとしたトコロでゴーディが射殺されてそのシーンが終わる。
ここから導き出したのは「もしかしてBLMネタに絡ませてる?」という事。本作の主人公ファミリーは黒人なんですね。妹は撮影現場で馬の扱いの注意事項を説明する際に「ハリウッドで一番最初に馬の貸出牧場を始めたのは黒人の我々だった!だからハリウッドで最初に出演した役者は黒人だったのだー!」みたいな大見得を切るんですが、その子役だった支配人が出演していたドラマも白人ファミリーの中に何故か1人支配人だけがアジア系子役で異質な存在だったし、その中にあってゴーディはチンパンジーという事で皆から見下される異端な役回りをさせられていた訳で。アジア系&チンパンジー=黒人と同格、そしてゴーディ発狂=BLM狂乱という暗喩なのかな?と考えてみたんですが。
まあ、途中若干グダグダするものの、UMAの発生する条件だったりUMAの苦手案件等もちゃっかりリサーチ出来てきていよいよ「金になる映像」撮る!というトコロまで来るとワクドキ度が格段に上がっていって、クライマックス結構自分の中では盛り上がったわさー!
ところでどーしてあのドキュメンタリーカメラマンのおっさんは食べられると分かっていてわざわざ自ら身を投げ出しに行ったんだろう?
もう興奮が収まらなくて「コイツを撮りたい!」熱が高まり過ぎて頭パンクしちゃったのかな?でも後でフィルム吐き出してくれてたよね?アレ使えたのかな?^^;
…等々、UMAの最終形態のお粗末感とか色々ツッコミたいトコロ沢山あるんだけど、そーゆーのも含めてなんだかんだで結構面白かったですね!
ただしコレは明らかに人を選ぶ作品ではあります。だから何度も書いてるけどシャマラン系が苦手な人はもう絶対に受け入れられないと思われ。
今でもまだ「シャマラン=シックスセンス」って思ってる人、結構居ますよね。もういい加減忘れてやって下さい。シャマランは「トンデモ面白スリラー系」の人です!
って、何でシャマランと全く関係ない作品でシャマランを熱く語ってんだか自分!(滝汗)…でもきっとジョーダン・ピール監督もコッチ系の人。いい人見つけたなー♪^^