落語 知れば知るほど 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2007-05-31 |
特に明治期における落語の伸長、そしてラジオによる落語家人気の爆発などの歴史がお勉強になる。ずーっと昔から落語家たちは勢力争いを続けていたということも再確認(笑)。
定番のネタを、誰が十八番にしているかなどはこの書がなければ知ることなしに終わったかもしれない。師弟系図はまことに味わい深い。
著者の橘左近は「笑点」の文字でおなじみの寄席文字の書家。なるほど、なるほど。
それにしても、関西の落語については誰も語らないのかなあ……ということで怒濤の読書が始まってしまいました。これまでも、丹波哲郎、いかりや長介、笠原和夫など、藝に対峙する本の面白さを特集してきたけれど、もう止まらない。次回は桂米朝です。