三川イオンシネマで「猿の惑星/創世記」が終わるのが11時56分。そのまま11時55分開始の「モテキ」にそぉーっと向かう。
なんでそぉーっとかというと、やっぱりちょっと中年向けのネタじゃないじゃないですか。館内でうかないといいなあ……でえええええ若い観客で満杯ですっ!朝イチでチケットを買っていなかったらギブしてました確実に。
テレビ東京のドラマは(山形ではTUYが深夜にやってました)見てなくて、原作のマンガも読んでいない。マン好きを自称していたわたしが、ちかごろまったくマンガを読んでいないのはちょっと反省。
「世界の中心で、愛を叫ぶ」も観ていないので、森山未來と長澤まさみの再会に期待したわけじゃない。っていうか見終わってから「そういえば」と気づいたぐらい。そんなわたしがなぜこの映画を無理しても見たかというと、なーんか面白そうな匂いがプンプンしませんか(笑)。
なんつうかなあ、童貞の悪戦苦闘ぶりが「芸になっている」という評判は無視できない。オタクという、要するに単性生殖できる、異性がいなくても自足できるはずの存在が、セックスをどう成就するのか……なんか他人事じゃないような気もして(^o^)
モテキに入ったオタクが、しかし頭の中はフェスティバル状態なのに現実の行動がともなわないあたりに中年は苦笑。お前そんなことだから童貞なんだよ……とこれは上司役のリリー・フランキーが絶妙に演じていて納得。若手のおこぼれをサクサクいただいちゃうあたりも納得。中年はこうでなくっちゃ。
しかしあふれるほどの80~90年代ソングがそんな中年の落ち着きを吹き飛ばす。B’zメドレーをひとりカラオケする女性(麻生久美子)においおい、と突っこんでいるうちはよかったが、以下のモテ曲には、お前が若いときだってそうだったろやと。
「あの娘ぼくがロングシュートを決めたらどんな顔するだろう」「カルーアミルク」岡村靖幸
「失格」橘いずみ
「ヤード」TOKYO No.1 SOUL SET
「今夜はブギー・バック (smooth rap)」スチャダラパー featuring 小沢健二
……頭悪いふりして誰よりも屹立している仲里依紗と、よくこの役うけたよなあ麻生久美子がかわいい。真木よう子はあんなアクションして妊娠してたんじゃなかったっけ?そして、どんだけ足長いんだ、どんだけ巨乳なんだ長澤まさみ!と中年なりに楽しんだのでした。どうもすみませんでしたっ!