第二戦はこちら。
今日の敗因ははっきりしている。打線の問題だ。いやはや巨人は打てないですねえ。いったいどうしてなんだろう。阿部、高橋、ロペスの不調(なのか?)は何に起因しているのか。
打線の不調は投手陣にも影響している。点をとられてはいけないと窮屈なピッチングになってしまっているのだ。杉内にしても、あの人は序盤の失点は(ベンチは怒るだろうけれども)ある程度しかたがないと考える投手なのに。
これって杉内と和田毅がソフトバンクのチームメイトだった時代の対談本「サウスポー論」で知りました。常に最悪の事態を想定する和田は将来の評論家として有望。でも杉内は「絶対に怒られたくない」「怒られると一日中沈んでしまう」という体質(笑)。
自由に対戦する相手を選ぶとすればという問いに、杉内はこう答えた。
「自分と対戦してみたい」
それはつまり、自分のチェンジアップに打者がどうしてクルクル三振するかわからないからだと。へー。これはびっくり。球数が多くなるのは、打球が前に飛んでくれず、ファールになってしまうからだと冷静に分析している。なるほど。これほどクレバーなピッチャーに、もう一度登板の機会はあるだろうか。あってほしい。
さて、日本シリーズはなによりも「4勝することで決着」なのであり、楽天にとっては則本と田中をどの時点でもってくるかだけれど、6戦目まで則本を温存する余裕はないはず。となれば2勝2敗になってからがガチの勝負か。あ、でも明日も巨人は打てないのかしら……
第4戦につづく。
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