Schola 坂本龍一音楽の学校 JAZZ 第1回
2018年5月号PART4「日本大学」はこちら。
「養護教諭は地方公務員特例法による初任者研修・10年経験者研修の枠に入っておらず、各都道府県により研修会の受講に地域差がある」
中教審の「学校における働き方特別部会」における日本学校保健会の弓倉整事務理事の発言。まったくだ。指摘はそれだけではなく、養護教諭の仕事が思いっきり多様化している現状をきっちり指摘している。
だよなあ。わたしは学校事務職員だから、わたしたちの仕事の変化についていつも考えているけれど、養護教諭ほどその仕事の内容が変化した職種を知らない。
英語ではschool nurseと称されることが一般的だけど、いま彼女たちがやっている仕事はむしろカウンセラーに近いんじゃないか。そしてまわりもそう期待して、というか甘えていないか。
教員に次ぐ休職率なのはもっともだと思う。バーンアウトは看護師に多いと言われている。その部分だけナース並みなのは理不尽だ。この業界で誰よりも献身的な姿勢なのはけっこうだけれど、もっと声を上げてほしい。わたしは昔、養護教員部の交渉に出席して「なんでそこまで我慢してるの?!」と驚愕したおぼえがあります。
本日は坂本龍一が“教授”らしさ全開の「音楽の学校」を。山下洋輔とのやりとりは絶妙。知らないことっていっぱいあったんだなあ。
PART2「邪悪」につづく。