365日の紙飛行機 - AKB48(フル)
2022年3月号PART2「消費財としての五輪」はこちら。
「日本は石油のような天然資源が少なく、先進国で海に囲まれ、侵略される危険は他国に比べ低く(相手からすれば、経済で共倒れし、膨大な戦費を使い、かつ猛反撃をされてまで征服するメリットがない)、そうであるから、実際に米国は日本のために一度も戦闘をしなくて済んでいる。この平和憲法との兼ね合いの状態は曖昧で葛藤の中にあるが、この曖昧と葛藤の弾力性によって、平和が保たれてきた歴史がある。問題をはっきりさせようとすると、そこに気持ちよさは生まれるが、後戻りのできない軋轢を生む。テレビ等で気持ちのいい言論をばらまく人たちには注意した方がいい。尖閣諸島を日本が国有化した時も、賛否は置いても強烈な軋轢は発生した。あの問題は、日本ではあまり報道されないが、日中が国交を正常化する前から既についてまわっていたことだ。」
作家の中村文則の現状分析。この人は若いのに冷静だなあ。威勢のいい発言を繰り返す人間のうさん臭さに徹底して意識的だ。
メディアの分断もどんどん進み(多様化はけっこうなことだが)、保守的なメディアの論調は、すでに戦時のものになっているのが怖い。いや実際にウクライナ情勢を見れば戦時だが、こんなときこそロシアの暴虐への対抗策には、冷静さが絶対に必要だ。
本日の1曲はなんとAKB48の「365日の紙飛行機」
いろんな事情があったけど、“歌を歌った”のって何年ぶりだろう。カラオケ行ってねーなあ。
PART4「外国語指導助手」につづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます