第5回「兄との約束」はこちら。
何度も言うようだけれどもこの大河でわたしが知りたいのは二つ。
・圧倒的な経済力を持っていた平家が、なぜ貧乏な源氏に圧倒されたのか
・平家を倒したアイドルである源氏が、なぜ北条家に実権をすぐに奪われたのか
……かましてましたねー。今回。
梶原景時(中村獅童)が、なぜひな鳥のように始末できる頼朝(大泉洋)を救ったのか。そのあたりに意識的。
これはあれでしょ?
「平家にあらずんば人にあらず」
的な忖度政治にうんざりしていた、あるいは実利的にきつかった関東の“武士”の台頭ってことなのかしら。にしても地力の差は圧倒的。
逆に言うと、それをひっくり返すくらい平家の政治は横暴だった?そのあたりを考えるには松山ケンイチの「平清盛」や仲代達矢の「新平家物語」を見なければいけないのかしら。
問題は北条義時の父を演じた坂東彌十郎で、この人のことをわたしはまったく知らなかったのに、大河ドラマを見た途端に「MIU104」にゲスト出演しているのを見てびっくり。身長183㎝っておれよりでっかいじゃん。どうやらこれから味のある(ダークな意味でも)役をやってくれるらしいので楽しみです。今日もある意味ダークでした。
世評では今ごろ小池栄子の評価が上がっている。あんだよー。こんなにうまい役者はなかなかいないぞ。今ごろ気づいたのかよ。
第7回「敵か、あるいは」につづく。
中川大志君が「平清盛」で青年頼朝をカッコよく演じてたので、今作品の頼朝はイメージがかなり異なるのですが、三谷さんはこういうイメージから王レスののりともさんの役柄を書いたのかなと思いながら観てました。
べきだったんでした。
確実に三谷幸喜は意識してるはずだし。