製作リドリー・スコット。監督は「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ。脚本は「身代金」も書いたリチャード・プライス。そして原作はあのトム・ロブ・スミスの傑作ミステリ「チャイルド44」である。面白くならないわけがない。
しかしなにしろあの悲惨な話だからなあ。スターリン治世下のソ連という、恐怖政治が蔓延し、国民が絶望していた時代に、のちのKGBとなる国家組織に勤務する主人公は、ある奸計のために左遷される。
しかし新任地でもモスクワと同じような少年の“事故死”(楽園=社会主義国=には殺人は存在しないという建前だから)が続いていた。しかもその数は44人にも及ぶ。
いやもうほんとに暗いお話。これをいったいどうやって一発大逆転のハッピーエンドにもっていくか……そう来たか(笑)。
「マッドマックス怒りのデスロード」のトム・ハーディとスウェーデン版「ミレニアム」でリスベットを演じたノオミ・ラパスが主役夫婦なので実現できたことだろう。田舎でくすぶっている上官役のゲイリー・オールドマンもいい。前半の暗さを補ってあまりある快感です。
でもやっぱり題材の暗さが影響したか、興行は大コケ。ま、わからないではないですが。
ラストは、ちゃんと成るようになって、意外と良かったなぁと思えました^^
今、ちょっと4月のおまとめ日記を書いていて、見たきっかけとして、この記事をリンクさせていただいたのですが、ダメなようでしたらお知らせください。
事後報告ですみません。
という覚悟はありますよ(笑)
ガンガン使ってください。