青春出版社(考えてみればすごい名前)の本を読むのって久しぶりだなあ。
わたしの世代にとってこの出版社は文句なく「試験に出る英単語」の発行元。アルファベット順ではなく、とにかく試験に出る頻度が高い順に並べたあたりがすごかった。
確か最初はintellectじゃなかったかなあ。赤尾の豆単と……いやいやそういう話ではなかった。青春出版社というのが、そういう“世間の裏”を狙うのが伝統の出版社だってことを言いたかったわけ。
それにしたってBig Tomorrowって雑誌はすごかったですよ。タイトルもすごいけど、若者を啓発しようとこちらは真っ正面から上昇志向を煽ってるのが広告からもうかがえましたから。いいよおれはビッグになんなくてよ、というひねくれものだったので読んだことはないんですけど。
それはともかくこの本は、裏ネタ、隠しネタを大公開するという、やっぱり若者啓発っぽい性格。わたしもいい年齢なので、そんなもんたいがいわかっとるわ、と思ったら出てくる出てくる意外な事実。おれはものを知らなかったんだなあ。ということでいくつか紹介。
・巫女は、男女雇用機会均等法の対象外。「本職巫女」「助勤巫女」「神事・祭りの巫女」の3種類に分類される。バイトは「助勤」
……はー、あの商売にもランクがあったのか。確かに、男の巫女というのは想像もできない。しかしうちの読者にもいたけど、“経験済み”の女性も本来はなれないものではないの?いや確実にこれはセクハラ発言です。すみません。
・タクシーの運転手の言う「0番地」とは、火葬場や斎場、あるいは病院の霊安室をさす。「よろしくどうぞ~方面へ進行中」は危険を知らせるサイン。
……知りませんでした。っていうかこれ全国共通なのだろうか。ネットではいわゆる符牒がもっとバンバン紹介されている。面白くなってきた。以下次号。
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